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投稿日:2022.9.3

裏側矯正(舌側矯正)とは?メリットとデメリットや難しいと言われる理由も解説

皆さん、こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「裏側矯正って効いたことあるけれど、どんな矯正?」
「矯正で失敗したくないからメリットとデメリットも知りたい!」
歯の裏側につける裏側矯正(舌側矯正)に関して、上記のように悩んでいませんか?
本記事では、裏側矯正(舌側矯正)と表側矯正の違いを解説し、メリットとデメリットを紹介します。
また、裏側矯正(舌側矯正)がなぜ難しいと言われているのかも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
裏側矯正について詳しくはこちら>>>

裏側矯正(舌側矯正)とは?表側矯正との違い

比較する女性

この2つの矯正治療法は、装置を取り付ける位置に違いがあります。
簡単に言うと、 裏側矯正(舌側矯正)は歯の内側に装置を貼り付け、 表側矯正は外側に貼り付けるという仕組みです。
裏側・ 表側ともに、ブラケットという金属でできた装置を歯の表面に貼り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。
一般的にブラケットとワイヤーとともに金属でできているため、 表側にこの装置があると口を開けたり笑ったりしたときに、装置が目立ちやすい傾向にあります。

一方で裏側矯正( 舌側矯正)は、 歯の内側に装置を取り付けるので、 よほど口を大きく開けない限りは目立ちにくいです。
仕事や学校などで「矯正装置を目立たせたくない」という方は、裏側矯正も選択肢に上がるでしょう。

裏側矯正(舌側矯正)のメリット

メリットと書かれたメモ

裏側矯正(舌側矯正)のメリットは、以下の5つです。

  • 外側から 装置が見えにくい
  • 虫歯になりにくい
  • 舌癖の改善が期待できる
  • 口の中の粘膜を傷つけにくい
  • 前歯後ろへ動かしやすい

それぞれのメリットが理解できるように、詳しくチェックしていきましょう。

外側から装置が見えにくい

裏側矯正(舌側矯正)のメリットの1つめが、強制装置が外側から見えにくいことです。
表側矯正の場合は金属の装置が外側にあるため、「他人から見られるのが気になる」 と思う方もいらっしゃいます。
裏側矯正の場合は外側に装置がないため、周りからに気づかれにくく矯正治療を進められます。そのため結婚式や写真撮影などのイベントのなかでも、口元を気にせず自然な表情で振舞えるでしょう。

虫歯になりにくい

模型と歯ブラシ

裏側矯正(舌側矯正)は、表側矯正と比較すると虫歯のリスクが少ないです。
歯の表側に装置をつけると、以下のような現象を招くことがあります。

  • 装置に食べかすが詰まる
  • 装置が邪魔でうまく口が閉じきれずに乾燥する

口の中が乾燥すると、唾液の分泌が正常に行われなくなります。
唾液には、「自浄作用」というお口の中の菌を洗い流してくれる作用があります。
ただし口の中が乾燥することで自浄作用が働かなくなり、虫歯菌が増殖して虫歯のリスクが高まるのです。

一方で、歯の裏側は唾液の分泌が盛んに行われています。
唾液の自浄作用が働くことで食べものが流れていきやすくなるため、虫歯の発生や進行を抑えられます。
とはいえ、唾液によって食べかす汚れが完全に流れるわけではありません。 もちろん裏側矯正でも、しっかり歯磨きを行うことは大切です。

舌癖の改善が期待できる

舌癖とは、舌を前歯に押しつける悪習癖のことです。
この癖が長いあいだ続くことで、出っ歯になることがあります。
舌癖をそのまま放置すると危険です。せっかく矯正が終わったのに、前歯が再度出っぱってしまい、後戻りする可能性が高くなります。
裏側矯正(舌側矯正)は装置を歯の内側につけるため、舌が自然と歯に触れづらくなります。
矯正後にこの舌癖が改善されていれば、 後戻りの心配も少なくなるでしょう。

口の中の粘膜を傷つけにくい

裏側矯正(舌側矯正)には、口の中の粘膜を傷つけにくいというメリットもあります。
歯の外側に矯正装置をつけると、装置が粘膜や口唇に当たって傷つく恐れがあります。
特にスポーツをする方は、転倒したり何かが口に当たったりすると、口の中を傷つけるリスクが高くなるため注意が必要です。
また、矯正装置自体が粘膜を傷つけて口内炎になることもあります。
一方で裏側矯正(舌側矯正)の場合は装置が内側にあるため、外側の粘膜を傷つけるリスクを減らせます。

前歯を後ろへ動かしやすい

前歯を後ろへ動かしやすいということも、裏側矯正(舌側矯正)のメリットの1つです。
例えば、出っ歯が気になっている場合、前歯を後ろへ移動させる治療を行います。
このときに奥歯と前歯が互いに引っ張り合うことにより、固定源となっている奥側が前方へと動いてしまう恐れが。
そうなると前歯を後ろに動かしにくくなる恐れがあります。

一方で裏側矯正(舌側矯正)の場合は、 固定源となっている奥歯を後ろへ動かせるため、前方に引っ張られるリスクが下がります。
よって表側矯正よりも、前歯を後方へ効果的に動かすことができるのです。

裏側矯正(舌側矯正)のデメリット

デメリットの文字と空

裏側矯正(舌側矯正)のデメリットは以下の4つです。

  • 食事がしにくい
  • 発音がしづらい
  • 歯磨きがしにくい
  • 費用が高くなりやすい

失敗や後悔のない矯正治療が進められるように、詳しく見ていきましょう。

食事がしにくい

裏側矯正(舌側矯正)だけでなく、 ワイヤー矯正自体が食べ物が矯正装置に挟まりやすいため、食事がしにくいと感じる方もいらっしゃいます。
特に繊維ものや麺類などは、矯正器具に挟まりやすい傾向にあります。
そのためワイヤー矯正中は、できるだけ繊維ものや麺類は控えた方がよいでしょう。

発音がしづらい

裏側矯正(舌側矯正)は、装置をつけたあとしばらくは舌が矯正装置に当たりやすいため、滑舌が悪くなることがあります。
歯の内側の矯正器具は、異物感を与え舌が動く範囲が制限されてしまいます。
特に「さ行・た行・な行・ら行」は歯の内側に舌を当てるので、しゃべりにくくなるのです。
しかし一般的には内側の矯正装置もすぐに慣れる傾向にあるため、あまり心配はいらないでしょう。

歯磨きがしにくい

歯磨きがしにくいことも、 裏側矯正 (舌側矯正)のデメリットの1つです。
ただし歯磨きがしにくいことは、裏側矯正(舌側矯正)だけに限ったことではありません。
装置のワイヤーやブラケットが邪魔をしてしまい、歯磨きがしにくくなります。
矯正器具の周りには食べ物が詰まりやすいため、時間をかけてていねいにブラッシングすることが大切です。
歯ブラシだけでなくタフトブラシやフロス、歯間ブラシだと、より清掃しやすくなるのでおすすめです。
矯正中の歯磨きについてはこちら>>> 

費用が高くなりやすい

裏側矯正(舌側矯正)は、高度な技術が必要な矯正方法です。
そのため表側矯正と比較すると、費用が高くなりやすい傾向にあります。
裏側矯正(舌側矯正)には、 「見た目が目立ちにくい」「お口の中を傷つけにくい」などのメリットがありますが、 費用も考慮して矯正方法を選ぶようにしましょう。

扱うクリニックが限られている

裏側矯正(舌側矯正)は高度な技術が必要なため、取り扱っているクリニックが限られている傾向にあります。
もしかかりつけのクリニックで裏側矯正(舌側矯正)を扱っていない場合、他のクリニックを探す必要があります。
当院では、裏側矯正(舌側矯正)ももちろん取り扱っております。
歯並びでお悩みの方は、ぜひ当院のカウンセリングをご予約くださいね。
治療内容の詳細はこちら>>>
カウンセリングについて詳しくはこちら>>>
カウンセリング予約フォームはこちら>>>

裏側矯正(舌側矯正)が難しいとされているのはなぜ?

悩む女

裏側(舌側矯正)が難しいとされているのには、以下の理由があります。

  • 歯の内側は少し複雑な形状をしているから
  • 裏側は見えにくいから
  • 力の加え方が異なるから

歯の内側は少し複雑な形状をしているから

表側矯正の場合、装置を貼りつける歯の表面がツルッとしているため、しっかり接着しやすいです。
一方で裏側矯正(舌側矯正)の場合は、歯の裏側がシャベルのような 複雑な形状をしているため、 正しく装置を貼り付けるには 高度な技術が必要となります。

裏側は見えにくいから

ワイヤー矯正は、ブラケットにワイヤーを通して、歯に力をかけて動かしていきます。
表側矯正は装置が外側にあるため、操作しやすいですが、 裏側矯正(舌側矯正)の場合は見えにくいため施術がしにくい傾向にあります。
また、歯の厚みや形を考慮して歯を並べるために、精密なワイヤー調整も必要となります。
そのため熟練したドクターでない限り、操作が難しい傾向にあるでしょう。

力の加え方が異なるから

表側矯正よりも裏側矯正(舌側矯正)のほうがワイヤーの長さが短いため、 力の加え方が変わります。
ワイヤーが短いと強い力がかかりやすくなるため、細心の注意を払う必要があります。
また、力を加える方向や角度が異なるので、操作がより難しくなることもあるのです。
どの矯正治療が合うかは、歯並びや骨格の状態によって変わるため、ぜひ一度当院のカウンセラーにご相談ください。

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スタッフ一同、心よりお待ちしております!

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