投稿日:2024.4.13
良い噛み合わせを保つ方法とは?
目次
良い噛み合わせを保つ方法とは?
こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
見た目がきれいに整っていても、良い噛み合わせとは限りません。
歯並びと噛み合わせのバランスの両方が良い場合に良い噛み合わせになります。
お口の中は少しずつ変化をしていて、歯並びも全く同じわけではありません。
生活習慣が関係して、お子さんのころは歯並びが良かったのに、大人になってから歯並びや噛み合わせが悪くなってしまうケースも。
そこで今回は、良い噛み合わせを保つ方法について詳しくご紹介します。
良い噛み合わせとは?
歯の正しい位置
全ての歯には役割があり、きちんとバランスよく噛み合っていることが大切です。
歯が正しい位置に並んでおり、前歯の真ん中の位置が合っているのも理想的とされています。
上下の歯の正しい接触
噛み合わせのバランスが良いのは、一部が強く当たっているのではなく、全体的に適度な強さで正しく接触している状態です。
この状態であれば、顎の負担もかかりにくく、全身の不具合を引き起こすこともありません。
きちんと咀嚼もできるので、消化に負担もかかりにくいです。
顎のバランス
片方ばかりで食べる習慣は、片側に負担がかかりやすく、顎に負担がかかってしまいます。
筋肉のバランスも崩れやすくなってしまうため、首こりや肩こりを引き起こしてしまうことも少なくありません。
左右バランスよく噛むことができる顎のバランスがよいでしょう。
審美的なバランス
歯が歯列に沿って並んでおり、歯の長さもバランスがよいことが大切です。
口角を上げて笑った時に見える、歯の先端のラインのことをスマイルラインといいます。
このラインが、下唇に沿って緩やかなカーブを描いていると、女性的な印象になるといわれています。
また、一直線になっていると男性らしさが出るといわれており、周囲の方に与えたい印象のスマイルラインが整っていることも審美的なバランスの1つのポイントでしょう。
自然に口を閉じることができる
理想的なかみ合わせの場合には、自然にお口を閉じることができます。
一方、出っ歯や受け口などの歯並びの不正の場合には、口を閉じようと意識しても口が閉じにくい場合があります。
そうすると、口の中が乾燥して、唾液の働きが弱まってしまい、むし歯や歯周病のリスクが増えてしまいます。
また、口が開いたままになっていると、唇の圧が歯にかからず、歯並びがさらに悪くなってしまう可能性も。
口呼吸になることも増えてしまうため、自然に口を閉じることができる歯並びに治療しましょう。
噛み合わせを保つための5つの方法とは
歯の位置を矯正で整える
歯並びが悪い場合には、生まれつきや生活習慣が原因になど考えられますが、自然によくなることはほとんどありません。
そのため、矯正で正しい位置に動かすと噛み合わせも改善が見込めます。
歯の矯正は、スタンダードは「ワイヤー矯正の表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」などがありますが、整った歯並びや噛み合わせを作るゴールは変わりません。
それぞれの矯正には、特徴があり、メリット・デメリットを比較した上でご自分に合った矯正方法を選びましょう。
当院では、カウンセリングを行って気になることや不安なことを解消してから矯正治療をスタートしています。
矯正治療について気になることはある方はお気軽にご相談ください。
被せ物や詰め物の高さを調整する
今までかみ合わせに問題がなかったのに、急に噛み合わせのバランスが悪くなった方は被せ物の高さが合っていない可能性があります。
新しい被せ物や詰め物が入る際に、高さの調整を行いますが、実際に食事をすると気になる場合もあります。
お口の中は髪の毛が一本入っても、不快に感じる敏感な場所です。
被せ物やかみ合わせに少しでも違和感を覚えたら、クリニックに相談しましょう。
かみ合わせが悪くなる悪習癖を改善する
普段何気なく行っている悪習癖が歯並びや噛み合わせを悪化させている可能性があります。
・頬杖
・口呼吸
・爪かみ
・片方ばかりで食事をする
・舌で歯を押すくせ
・歯ぎしり・食いしばり
これらは、日常的にくせになることも少なくないのですが、歯並びやかみ合わせが悪くなる悪習癖です。
改善できるものは、すぐに改善しましょう。
口呼吸は、出っ歯や受け口などが原因で、口が閉じにくくなっている場合には改善が難しいことがあります。
その場合には、歯並びを改善して口呼吸を治していきましょう。
歯ぎしりや食いしばりは、寝ている時に気づかずにしている場合も多くなります。
また、日中は口を閉じた時に少し空間がある状態が望ましいのですが、ストレスなどで無意識に食いしばりをしていることがあります。
1日の中で食事の際に当たっているぐらいが理想的なのですが、それ以上当たっている場合には食いしばりが強い可能性があります。
食いしばりは、意識することで改善されることも多い悪習癖です。
日中の時間に食いしばりをしていないか注意して改善していきましょう。
また、寝ている時は無意識なので、歯ぎしりは改善が難しいです。
ただし、そのまま放置してしまうと、無意識なこともあり、体重以上の負担が歯にかかってしまうことも。
そのため、ナイトガードというマウスピースを製作して就寝中につけて、歯ぎしりの負担から歯や顎を守りましょう。
歯科医院で定期的にチェックを受ける
かみ合わせは加齢や日常のくせなどで日々少しずつ変化をしています。
定期的にお口の中をチェックすると、むし歯や歯周病などの予防ができるだけでなく、かみ合わせのバランスが少し変わってきた段階で対処ができます。
定期検診を受けることで、自覚症状が出る前に、早期の発見・早期治療が可能になります。
ストレスを軽減・発散する
日常生活の中でストレスを無くすことは難しいので、ストレスを軽減するために、ストレスを発散できる方法を見つけましょう。
ストレスの発散方法は「適度な運動」「ゆったりとお風呂に入る」「読書をする」などがあります。
ご自分に合った物を定期的に行うことで、ストレスを発散して、歯ぎしりや食いしばりを予防していきましょう。
かみ合わせは何で決まるの?
かみ合わせは上下の歯の位置だけでなく、顎関節や口周りの筋肉も関係してきます。
お口の中は繊細な部分なので、むし歯の治療の際に被せ物の高さが少し高い場合でもかみ合わせが変わってしまいます。
また、悪習癖の頬杖で頬から力がかかったり、舌を出すくせなどで歯を押してしまったりする場合、歯並びが変わって、かみ合わせのバランスが崩れてしまうことがあります。
どうしてかみ合わせが大切なの?
かみ合わせが悪い状態で放置していると、顎関節に負担がかかってしまったり、口周り負担がかかることで肩こりや首こりなどにもつながってしまったりすることがあります。
また、かみ合わせのバランスが悪いと、しっかり噛むことができず、長年に渡ってその状態が続くと消化が悪くなってしまうことも。
理想的なかみ合わせを維持することは、お口の中だけでなく、全身の健康を維持することにもつながります。
・口周りや顎関節の健康を保つ
・消化しやすい
・話しやすい
【まとめ】
良い噛み合わせを保つためには、まずは矯正で歯並びを整えて、悪習癖を改善することが大切です。
また、虫歯の治療などで新しくいれた被せ物や詰め物が合っていない場合には、そのまま放置せずかみ合わせを調整しましょう。
そのほかには、かみ合わせのバランスが崩れていることは自覚症状が少なくこと多いです。
そのため、定期的に検診してかみ合わせのバランスを確認しましょう。
当院では、かみ合わせのバランスが悪い場合に矯正治療を行うことができます。
いくつかの種類の中から、患者さまのお口の状況とご希望に合った矯正方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。