投稿日:2022.11.26
矯正したら老け顔になった!?失敗しないためにできること
こんにちは。池袋駅前歯科・矯正歯科です。
きれいにしたくて矯正治療をしたのに、実際にしてみたら「ほうれい線が前よりも目立つようになった」「何だか老け顔になった気がする」という残念な結果になってしまうこともあります。
もしかしたら矯正治療を考えている方の中にも、このような話を聞いたことのある方がいらっしゃるかもしれません。
老け顔になるかもしれないと思ったら、歯並びをきれいにしたくても不安になってしまいますよね。
今回は、歯科矯正をして老け顔になってしまう原因や、それを防ぐコツについてお話していきます。
矯正治療に興味のある方やご検討中の方はぜひご覧ください。
目次
矯正治療で老け顔になるって本当?
矯正治療を行った場合、必ずしも老け顔になるわけではありません。
しかし、ある条件下では老け顔になってしまうケースもあります。
特に抜歯をして矯正治療を行った場合や、大きく前に出ていた出っ歯を内側に移動させた場合など、口元に大きな変化が生じた時に生じやすいでしょう。
具体的には、次のような様子が見られると「老け顔になった」と感じやすいです。
- ・ほうれい線が目立つようになった
- ・頬がこけた
- ・鼻の下が伸びた
- ・唇が薄くなった
- ・歯の間の隙間が目立つようになった
次の項では、老け顔になってしまう原因について具体的にお話していきます。
なぜ矯正治療で老け顔になってしまうの?原因は何?
矯正治療により老け顔になってしまう原因としては、次のような原因が考えられます。
①出っ歯を治したため
出っ歯の場合は、その分口元も外に押されて出ている状態です。
しかし矯正治療をすることによって出ていた歯が内側に入ると、口元も自然と内側に引っ込みます。
これにより今まで外に引っ張られていた唇が薄くなったり、お顔の皮膚が緩んでほうれい線が目立ってしまうこともあります。
②表情筋が衰えたため
矯正治療中は、装置や歯が動いている影響で矯正前と比べると多少食事がしにくくなるものです。
特にワイヤー矯正(表側矯正)や裏側矯正など、取り外しのできない装置をつけている場合は違和感が大きくなります。
また、装置の調整後や新しいマウスピース装置に交換した直後は多少痛みを感じることもあるでしょう。
こうしたことから、矯正治療を始める前と同じようにしっかり噛むことができなくなってしまいやすいです。
しっかり噛まなくなると表情筋が衰えるため、全体的に老けた印象を与えてしまうことがあります。
③頬がこけてしまったため
装置をつけていて食事がしにくいために、矯正中に痩せてしまう方もいらっしゃるようです。
そのため頬が痩せこけてしまい、老け顔になったと感じることもあるでしょう。
④抜歯をしたため
抜歯をして前歯を内側に移動させた場合、ほうれい線が濃くなったように感じたり、鼻の下が伸びて老けた印象を受けることがあります。
元々あまり口元が出ていないのに、抜歯をした際に生じるケースが多いでしょう。
⑤歯を動かすことにより隙間ができたため
元々の歯や歯ぐきの状態により、歯と歯の間にある三角形の歯ぐきの部分に隙間ができてしまうことがあります。
これを「ブラックトライアングル」といいます。
特に歯周病の方や歯ぐきの弱い方がなりやすいです。
一般的に歳を重ねると歯ぐきは痩せる傾向があるため、この部分に隙間があると老けたと感じやすくなります。
老け顔にならないためにできること
老け顔になって嬉しいという方はほとんどいらっしゃらないと思います。
せっかく矯正治療をするのですから、少しでも「きれいになりたい!」と誰もが望むのではないでしょうか。
ここでは、老け顔にならないためにできる対策をご紹介します。
ぜひご覧になってみてください。
・矯正治療を受ける歯科医院を良く検討する
以前はワイヤー矯正が主流だった歯列矯正ですが、マウスピース矯正も一般的に行われるようになりました。
ワイヤー矯正の場合は歯科矯正専門医が行いますが、マウスピース矯正は矯正専門医でなくても行うことが可能です。
歯並びや噛み合わせは一人ひとり異なるため、もちろん矯正治療の進み方も人それぞれです。
稀ではありますが、予定通りに歯が動かないといったトラブルが生じるケースもあります。
そのような時に、十分な対応ができる体制が整っている歯科医院かどうかも1つのポイントだと思います。
事前カウンセリングなどを活用し、ご自分が信頼できる医院を選びましょう。
・歯並びや自分の理想の口元について事前にしっかり伝える
歯並びを整える際には、抜歯が必要なケースとそうではないケースがあります。
とはいえ歯並びの乱れが大きい場合、それを治すためには抜歯が必要になることがほとんどです。
抜歯をしたら必ず老け顔になってしまうというわけではありませんが、皆様に覚えておいていただきたいことがあります。
それは「自分の理想とする口元がどのようなものか、事前に歯科医師に伝えておく」ことが非常に大切だということです。
つい歯にばかり意識が向いてしまいがちだと思いますが、歯並びが変わるということは同時に「口元やお顔の印象も変わる」ということです。
口元のイメージも忘れずに伝えるようにしてください。
口元や顔のイメージも伝えた方がいいのはなぜ?
あまりお顔の印象を変えたくない場合とお顔の印象まで変えたい場合では、治療計画が異なることもあります。
つまり抜歯をするかしないかという判断も、患者様がどのような口元を求めているかにより変わる可能性があるということです。
例えば、口元が出ていて気になる方であれば抜歯をして歯を内側に引っ込める治療が適しているかもしれません。
しかし印象を変えたくない場合や一部分の歯並びだけ整えたい場合には、抜歯をすることで口元の印象を大きく変えてしまうことになるからです。
反対に、抜歯が必要なケースで抜歯せずに無理に歯を並べようとすると、歯が前に出てしまうこともあります。
ご自分の理想の口元に近づけるために、矯正治療でどうなりたいかや抜歯が必要かどうかについても確認しておくようにしましょう。
・表情筋を鍛えるトレーニングをする
矯正治療中に多少噛みにくくなってしまうことは仕方のないことです。
しかし、だからといって表情筋が衰えることは致し方ないことではありません。
私たちは毎日食事をすることによって、表情筋を使っていますが、それ以外にも表情筋を鍛える方法は色々あるからです。
特に舌を動かす運動や上下の唇、表情筋全体を動かすトレーニングがおすすめですよ。
「表情筋 トレーニング」と検索すると、たくさんのトレーニング方法が出てきますので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
・指示通りに治療を進める
矯正治療中は、歯科医師から指示のあった通りに治療を進めるようにしましょう。
歯科医院に通院するタイミングや、装置を交換するタイミングなど、日常生活を送りながらの矯正治療は決して楽なものではありません。
しかし、理想の歯並びに近づけるためのプランは細かく計算された上で作られたものです。
途中で中断してしまったり予定通りに進めることができないと、失敗の原因にもなります。
最悪の場合は、やり直しとなってしまう場合もありますので気をつけましょう。
当院は患者様のご要望をじっくりお伺いすることを大切にしています
今回は、歯科矯正をして老け顔になってしまう原因やそれを防ぐコツについてお伝えしました。
矯正治療は決して安いものではありませんし、経験のないことを始めるのは誰でも不安を感じるものです。
歯並びにお悩みの方は、まずは歯科医院でカウンセリングを受けてみてくださいね。
当院でもカウンセリングを行っておりますので、もしご心配なことがあれば何でもおっしゃっていただけたらと思います。