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ブログ

投稿日:2022.11.19

舌磨きについて 舌苔がつく原因と正しい舌の磨き方

皆さんこんにちは。

池袋駅前歯科・矯正歯科です。

だんだん肌寒くなってきましたね。いかがお過ごしでしょうか?

また、この時期は乾燥も気になってくるかと思います。

手や唇が乾燥で割れてしまわないように保湿を心がけるようにしましょう。

 

さて、今回は舌苔(ぜったい)についてお話しします。

 

舌苔ってなに?

まずは、舌苔とはなにかご存知でしょうか?

簡単にご説明しますと、舌の表面に付着した汚れで、基本的には白いものが多いです。

この舌苔が、歯周病や口腔由来の口臭の原因の大部分を占めています。

ちなみに口臭の発生源で代表的なものは、この舌苔に含まれている揮発性硫化物(VSC)ですので、もしも口臭を気にされている方は鏡をご覧になって、舌の状態を確かめてみてください。

 

どうして舌苔がつくの?

口臭の原因になりやすい舌苔ですが、付着してしまう原因としてはまだ解明されていませんが、考えられることとしては以下のようなものがあげられます。

①口呼吸

②睡眠不足

③唾液分泌障害

④脱水

⑤タバコ、アルコール

等になります。

舌清掃の目的

それでは、舌の清掃についてお話します。

舌苔が付着することによって口臭の原因になりうるとお伝えしましたが、舌を清掃することに関しては次のような目的があります。

①口腔内の清潔状態の維持・向上 

→口臭の軽減と予防。

→口腔内の細菌数の減少による間接的な歯周病・虫歯・誤嚥性肺炎の予防。

②口腔内の維持・向上、リハビリテーション

→唾液の分泌を促進。

→舌の機能回復。

→味覚の保持・回復。

舌清掃のやりかた

それでは今までお伝えしたこともふまえて、舌の清掃方法をご説明します。

 

①まずは舌を湿らせてください。

②舌ブラシを舌の上に軽く当て、鏡を見ながら舌の奥から前方へ引いてください。

強く引くと舌を傷つけてしまうので、優しく引いてください。

なかなか舌苔が取れなかったとしても、2~3回のブラッシングにとどめてください。

何度もこすると舌が傷ついてしまいます。

(※嘔吐反射が起こらないように、ブラシを奥に入れすぎないようにして下さい!!)

③ブラシで磨いた後に可能ならばお水でうがいをして下さい。

How to clean your tongue vector illustration (Halitosis prevention)

舌ブラシの商品により、使用頻度は様々ですが、週に2~3回程度の実施で差し支えありません。

 

舌清掃の注意点

舌清掃を行う上で以下のことに注意して下さい。

・自分自身で行う場合は、必ず鏡を見ながら行って下さい。

・嘔吐反射を起こさないように、また舌の奥にある舌扁桃を傷つけないようにブラシを奥に入れすぎないで下さい。

・舌表面を傷つけないように、強くこすらないで下さい。

・もしも舌に炎症や痛みが現れた場合は使用を中止し歯科医師の診察を受け指示に従ってください。

 

いかがでしたか?

マスク生活が続くなか、口呼吸になりやすく口腔内が乾燥しやすくなると思います。

現在歯科矯正を行っている方は口腔内のブラッシングも大変だとは思いますが、歯だけではなく舌にもこの機会に注目してみてください!

ご清聴ありがとうございました。