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投稿日:2022.12.10

【矯正治療をお得にできる?!】医療費控除って??

突然ですが、皆さんは【医療費控除】という制度をご存じですか?

 

知っていても難しそうで利用したことがない、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、医療費控除について簡単にご説明いたします!

医療費控除

医療費控除とは?

医療費控除とは、1年間のうちに本人または扶養家族の為に支払った医療費合計が一定金額を超えたとき、確定申告で申請すると所得控除が受けられる制度のことです。

年間医療費が10万円を超える場合は申請対象となります。

 

 

医療費控除の条件

〇納税者が自分または扶養家族の為に支払った医療費であること

〇総所得金額が200万円以上の場合において、実際に支払った医療費の年間合計金額が10万円以上であること

〇総所得金額が200万円未満の場合において、実際に支払った医療費の年間合計金額が、[総所得金額×5%]以上であること

〇医療費控除の限度額は200万円まで

〇セルフメディケーション制度との併用は不可

 

※セルフメディケーション制度:定期健康診断を受けている人で年間12,000円以上の医薬品を購入した場合に申請できる制度

 

矯正歯科での医療費控除対象範囲

矯正歯科では、以下が医療費控除の対象となりますので、
矯正を始めた際には領収書を保管しておくことをお勧めします。

〇矯正治療費
〇精密検査費
〇通院費(交通機関利用時に限る)

 

領収書

 

医療費控除の計算方法

 

控除額は収入によって変わります。
算出には、以下の手順をふむとわかりやすいです。

①年間医療費を算出

②医療費控除額の算出

③所得税率の確認

 

【医療費控除額の計算式】

医療費控除額=(年間医療費ー保険金等で補填される額)ー10万円または総所得の5%

(年間医療費ー保険金等で補填される額)=[実際に支払った額]
となり、そこから課税所得に応じて10万円、もしくは総所得の5%の額が引かれたものが医療費控除額になります。

※課税所得200万円未満の場合:[総所得の5%の額]
※課税所得200万円以上の場合:[10万円]

 

 

 

【所得税率の確認方法】

まず、以下の計算式で課税所得税を算出します。

①給与所得控除後の金額ー②所得控除の合計=課税所得税

※①②は源泉徴収票に記載されています。

ここで算出した課税所得税から、国税庁によって決められている所得税率を確認することができます。

 

 

ここまで行ってやっと還付金の額を確認する為の計算式が立てられます。

所得税額ー(医療費控除額×所得税率)=還付金額

 

※実際の還付金額は、【すでに支払った税金から控除される部分を還付する】というものなため、他に控除を受けている場合は上記算出方法での還付金が全額返ってくるわけではありません。
ですので、詳細が知りたい場合はお近くの税務署でご相談される事をお勧めします。

※医療費控除は過去5年間申請可能です。

 

以上、今回はお得に歯列矯正ができる情報をお届けしました!
これから始める方、もう始めている方、どなたも申請可能ですので是非利用してみてはいかがでしょうか!

 

笑顔