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投稿日:2022.7.23

虫歯になりにくい「おやつ」とは?矯正中に避けたいおやつや食べた後のケア方法も解説

こんにちは。
池袋駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

皆さんは、普段どのような「おやつ」を食べていますか?
私はお菓子が大好きで、お家には必ずチョコレートのお菓子とポテトチップスのストックがあります。
お菓子には沢山の種類がありますが、やはり虫歯になりやすいものもあります。
特に矯正中は注意が必要です。
そこで今回は、虫歯になりにくい・なりやすいおやつ、矯正中に避けたいおやつなどを紹介します。

甘いお菓子はなぜ虫歯になるの?

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お口の中には多種多様な細菌が存在しており、その中には糖分をエネルギー源として利用し、活動を活発化させる虫歯菌がいます。
虫歯菌が糖分を分解する過程で酸を生成し、歯の表面のエナメル質を徐々に溶かして小さな穴(虫歯)ができます。
そのため、甘いお菓子を食べた後にすぐに歯を磨かないと糖分が口の中に長く留まり、虫歯菌が繁殖しやすい環境を与えてしまうのです。

エナメル質は人体の中で最も硬い組織ですが、酸に弱い性質があります。
一度溶け始めるとエナメル質の下層にある象牙質にも影響を及ぼし、虫歯の進行を早めることになります。
虫歯予防のためには甘いお菓子の摂取を控えめにし、食べた後はなるべく早く歯磨きをすることが重要です。

虫歯になりにくいおやつとは?

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虫歯になりにくいおやつは以下の条件が該当します。

  • 糖分が少ない
  • お口の中で長く残らない
  • 歯にくっつきにくい

具体的には以下のおやつが挙げられます。

硬い食べ物

特におせんべいは噛むことによって唾液の分泌が促され、お口の中を洗浄する効果があります。ただし、塩分や脂質の摂り過ぎには注意が必要です。

糖分が少ない食品

芋類(煮物や焼き芋など)、スルメ、チーズ、小魚、ナッツ類は加工された糖分が少なく、自然な甘さがあり、虫歯のリスクを抑えられます。特にチーズは、口の中のpHバランスを調整する効果もあるとされています。

砂糖不使用の製品

砂糖を使用していないビスケットやクッキー、またはキシリトールを使用したお菓子やガム、タブレットは糖分による虫歯の危険性が少ないです。
特に、キシリトールは虫歯菌の活動を抑制し、唾液の分泌を促進する効果が期待できます。

果物やゼリー

果物、ゼリー、プリン、アイスクリームなどは、歯にくっつきにくく、すぐに食べ終わるため、適度に楽しむ分には虫歯のリスクが比較的低いとされます。
ただし、これらの食品に含まれる砂糖の量には注意が必要です。

虫歯になりやすいおやつ

虫歯になりやすいおやつは以下の条件が該当します。

  • 糖分が高い
  • 食べるのに時間がかかる
  • 歯にくっつきやすいもの

具体的には以下のようなおやつが挙げられます。

キャラメル・飴

キャラメルは糖分が高い上に、粘着性が非常に高く歯に長時間くっつき続けるため、虫歯のリスクが高いおやつです。
また、飴は長時間お口の中に糖分が存在し続け、細菌にとって理想的な環境を作り出します。
これらのおやつは適度に楽しむ程度に留め、食べた後は必ず歯磨きをするように心がけましょう。

ガム(砂糖入り)

砂糖入りのガムも長時間口の中に留まり、糖分を与え続けるため虫歯を引き起こしやすいです。
砂糖の代わりにキシリトールが使われているものを選びましょう。
なかでも糖分ゼロのキシリトールガムは唾液の分泌を促してくれるので、虫歯予防の効果も期待できます。

チョコレート

粘着性のある種類やミルクチョコレートは、歯に残りやすく虫歯の原因となります。
チョコレートを選ぶ際は、カカオ含有率が70%以上のものがおすすめです。

ケーキ・クッキー

これらは多くの糖分を含む上に、歯に詰まりやすいです。
虫歯のリスクが高いおやつの一つになります。

虫歯になりやすいおやつを完全に避けることは難しいかもしれませんが、摂取した後にはすぐに水を飲む、口をすすぐ、可能であれば歯磨きをすることで虫歯のリスクを軽減できます。

矯正中はおやつの種類に注意が必要

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ワイヤー矯正は歯にワイヤーとブラケットを装着しているため、おやつの種類によっては食べ物が挟まりやすくなったり、矯正装置を損傷させる可能性があります。
ここでは矯正中に避けるべきおやつとおすすめのおやつを紹介します。

避けるべきおやつ

矯正中に避けるべきおやつは以下の通りです。

  • 硬いもの
  • 粘着性のあるもの
  • 糖分が高いもの

ナッツ類や硬いキャンディーなど、硬い食べ物はブラケットが壊れたり、ワイヤーが曲がる原因になります。
また、キャラメルやグミなどの粘着性のあるおやつは、矯正器具にくっつき、取り除くのが困難です。
クッキーやケーキなどの糖分が高いおやつは、虫歯を引き起こしやすくなるため注意しましょう。

おすすめのおやつ

矯正中におすすめのおやつは以下の通りです。

  • ヨーグルト・チーズ
  • りんご
  • アイス
  • プリン

チーズやヨーグルトは、お口の中のpHバランスを整え、虫歯予防に役立つとされています。りんごのような硬めの果物は、自然な甘さがあり、おすすめのおやつです。
食べることで歯の清掃効果も期待できます。
ただし、かじりつきは避け、小さく切って食べるようにしましょう。

アイスやプリンは噛まずに摂取できるので、矯正中におすすめのおやつです。
ただし、糖分が高いため、食べた後のケアを怠らないようにしましょう。

矯正中の食事に関する記事はこちら

おやつを食べた後はしっかりケアを

可能であれば、おやつを食べた後はすぐに歯を磨きましょう。
特に、寝る前には必ず歯を磨き、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間や矯正器具の周りもきれいにすることが重要です。
歯磨きがすぐにできない場合は、水で口をゆすいでください。
軽くすすぐだけでも食べかすを減らすことができます。

また、日常的に水分を摂取することを心がけましょう。
お口の中が潤い、食べかすが口腔内に残りにくくなります。
おやつを食べた後はしっかりとケアを行って、虫歯や歯肉炎のリスクを減らしましょう。

矯正中に虫歯になってしまったら?

おやつを食べた後にしっかりケアをしていても、虫歯になるリスクはゼロではありません。
もし、矯正中に虫歯になってしまっても虫歯の治療は十分可能です。
矯正器具があるため、虫歯治療にはいくつかの配慮が必要になる場合がありますが、適切な治療計画を立てて対応してくれます。

ただし、虫歯が進行し大きな穴があいてしまうと、神経を取り除く治療が必要になります。
この場合、歯を大きく削るため被せ物が必要で、矯正治療を一時中断して虫歯治療を優先することもあります。
矯正治療の期間が延びてしまう可能性があるため、早期発見・早期治療が重要です。
矯正中は摂取するおやつの種類に注意し、定期的に虫歯になっていないかチェックしてもらいましょう。

【矯正中のケアに関する記事はこちら】
2022.3.25『矯正中の口腔ケアの大切さ』
2022.5.29『歯と口の健康週間(6月4日~6月10日)口腔ケアについて』

まとめ

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虫歯になりにくいおやつを選ぶ際は、糖分が少なく、すぐに食べ終われるものがおすすめです。
しかし、矯正している方は硬すぎるものや粘り気のあるものは避ける必要があります。
おやつを食べた後は、できるだけ早く歯を磨くか、水で口をすすぐことが大切です。

もし虫歯になってしまっても、すぐに治療を始めれば矯正治療に影響を与えることなく治せる可能性があります。
少しでも違和感や痛みを感じたら、早めに歯科医師やスタッフに相談しましょう。

当院では、カウンセリングで相談を実施しています。
矯正治療に関する疑問や不安などございましたらお気軽にご相談ください。
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