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ブログ

投稿日:2022.7.16

矯正期間が短縮できる器具があるって本当??

皆さんこんにちは☺池袋駅前歯科・矯正歯科です。
皆さんが矯正治療を考える際に気にしている事とは何でしょうか?

「金額」「仕上がり」「矯正中の見た目」 etc…

気になる事は人それぞれかと思いますが、今回は「矯正期間」に注目していきます。

矯正期間が長ければ長いほど矯正装置や通院のストレスがついてきたり、矯正が終わった後の保定装置(リテーナー)の期間が延びたりしてしまいます。
そんな事もあるので、「できる限り矯正期間を短くしたい」そう考える方は多くいらっしゃいます。

今回のブログでは、期間短縮ができる可能性のある補助装置をご紹介していきます。

カリエール

カリエールとは、ワイヤー矯正やマウスピース矯正治療の前に使用していく装置です。
犬歯と大臼歯に装置をつけ、犬歯から奥歯を後方に動かす働きをします。
動きにくい臼歯部分をまとめて後方に動かすことができる装置ですが、適応条件として、「歯槽骨の厚みが十分にあること」「歯列叢生(凸凹)が軽度~中度であること」が挙げられます。
歯槽骨に歯が接触するとそれ以上は動かすことができません。その為、歯槽骨の厚みが不充分の場合には不適応となります。

適応するケースでカリエールを使用した場合は、矯正装置だけの治療に比べて約30%以上の期間短縮をはかることができる装置です。
また、従来は抜歯が必要だった歯並びでもカリエールを使用することで抜歯しないで歯並びを綺麗にすることができる可能性があります。(抜歯症例と仕上がりは異なる)

どんな場合に使用するの?

・抜歯をしたくない/1度抜歯矯正済だがもう少し歯列を後方に牽引したい
・正常な臼歯のかみ合わせにしたい

いつからつけるの?どんな流れ??

ご契約後、通常の矯正装置は届くまで2か月程の期間を有します。
対して、カリエールは1か月程でご用意ができる為、矯正装置の待ち期間からスタートできます。
大体2ヶ月~6ヶ月かけて少しずつスペースを作っていきます。(毎月チェックあり)
スペースが確保でき、矯正装置のみで並べられるようになれば装置を外し、矯正装置へ移行します。
カリエール単体では動きをかけられない為、牽引する基軸となる部分にアンカースクリュー(矯正用インプラント)を埋入し、アンカースクリューとカリエールの前方部分でセルフタイプのゴムをかけます。
カリエール治療は、このゴムをかける時間によって動きが変動します。
推奨時間は1日20時間となっている為、食事以外は常時ご使用頂きます。

 

症例写真

 


このように犬歯と大臼歯に装置をつけて犬歯と上のアンカースクリューでゴムをかけて
臼歯を後退させていきます。
歯並びによってはアンカースクリューではなく、歯にボタンという装置をつけてそこにゴムかけを
していただく場合もございます。

                           ⇩

この様に下の犬歯が後ろに下がったのがわかりますか?
矯正を効率よく進めていくためにも、患者様の協力が大切になります。

アンカースクリュー

アンカースクリューとは、矯正用インプラントとも呼ばれる矯正治療用ネジです。
矯正装置のみだと牽引の力に限界がある為、より大きな力をかけて牽引をしたい場合に使用します。
見た目はかなり痛々しい為抵抗を感じる方が多いのですが、埋入後3日もあれば安定していきます。埋入時には勿論麻酔をしていきますので痛みが強くでるということはありません。
むしろ、「矯正期間の短縮」や「審美性の高い仕上がり」が見込める、メリットの多い器具です。
しかし、カリエール同様に適応条件があります。骨格によっては使用できない場合もあります。

どんな場合に使用するの?

・出っ歯を改善したい
・動きにくい歯がある

いつからつけるの?どんな流れ??

矯正装置装着後、経過を見ながら埋入タイミングを計ります。
出っ歯改善の場合は、前歯の凸凹改善が終わった後に埋入することが多いです。
アンカースクリュー埋入は案外簡単で、通常調整時に併せて行う事がほとんどです。
埋入後は、調整時に牽引用のゴムを交換したりしていきますが、術者が交換を行う為患者様ご自身で行って頂くことはありません。
アンカースクリューは必要がなくなり次第除去をしていきます。除去後、1週間程度で傷口が修復します。

症例写真

矯正 歯並び アンカースクリュー 歯列矯正

一例として、出っ歯を改善する場合、↑写真のように口蓋側にアンカースクリューを埋入し、そこにフックをかけます。そして、フックからワイヤーに向かって牽引用のゴムまたはワイヤーを用いて前歯を後退させます。

矯正 歯列矯正 歯並び アンカースクリュー 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
矯正装置単体では難しいことも、補助装置を使うことでできる可能性が高まります。
骨格や治療計画によっては使用できないこともありますので、詳しくは精密検査をしなくてはわかりません。
こういった装置にご興味がある方は是非一度無料カウンセリングにいらっしゃってください。

 

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