投稿日:2023.10.25
矯正中に着色する食べ物と飲み物って?
こんにちは
池袋駅前歯科・矯正歯科です
今日は矯正中に着色してしまう食べ物や飲み物についてお話いたします。
そもそもなぜ歯には着色が付いてしまうのでしょう
歯が黄ばんでしまう原因‥‥‥
それはずばり【ステイン】です
みなさんステイン言うワードを聞いたことがあるかと思います。
ステインとは、食べ物に含まれているポリフェノールの色素と歯の表面を覆っているペリクルというたんぱく質の膜が
結合した汚れのことです。ステインが歯に付着すると、歯の黄ばみの原因となります。
そもそも‥
食べ物の中には着色性食品と言われる色の濃い食べ物や飲み物があります。
色の濃い食べ物は口腔内に長く留まると、歯にその色が付着しそれが着色となります。
さらに着色補助食品と言われるもの一緒に摂取してしまうと
より歯の着色を強化してしまうと言われています
目次 [hide]
ではどのような食べ物が着色性食品・着色補助食品なのでしょうか‥‥
1 赤ワイン
赤ワインは飲酒量が多いと歯を簡単に着色させてしまうことで知られています。
赤ワインをたくさん飲んだ後に歯を見てみるとお分かりいただけると思うのですが、歯が黒みがかった赤色に着色してしまいます。
これは赤ワインの中の「タンニン」と呼ばれる成分が歯に色を付けてしまうために起こる現象です。
2 コーヒー
コーヒーは強い色素を含んでいて、飲むことで歯に色が残りやすく、着色してしまいます。
飲む回数が多ければ多いほど、歯が茶色くくすんでいってしまいます。
毎日コーヒーを飲む方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、歯を白くしたい方にはおススメできるものではありません。
3 お茶 (緑茶・紅茶・ウーロン茶など)
いつも使っているお茶碗や湯飲みに茶渋が付いているのを見たことがあると思いますが
それと同じように緑茶や紅茶やウーロン茶などのお茶類も歯を着色させてしまいます。
特に紅茶には赤ワインと同様に「タンニン」が入っている飲み物になるため着色しやすいと言われています。
4 カレー
カレーには様々な香辛料が使われていますよね!
スパイスが全体的に黄色い成分のため、カレーを頻繁に食しているとやはり歯が黄ばみやすくなります。
カレーはどの年代にも大人気のメニューになっていますが、
歯への影響を考えるのであれば月に1・2回くらいに抑えておく方が良いでしょう。
5 キムチ
美味しい美味しいキムチですが、こちらも歯を着色させてしまう食べ物になります。
キムチの入っているプラスチック容器も食べきった後に見てみるとすごく色が着色していますよね。
白い歯を目指すのであれば少し量を調整したほうが良いと言えます。
他にもケチャップやビーツ、コーラ、ブルーベリーや赤ブドウなど様々なものがあります。
食べ物以外にもタバコや濃い色をしたうがい薬なども挙げられます。
続いては先ほど少しお話をした着色補助食品についてです。
着色補助食品とは、単体での着色作用はないのですが
先ほどご紹介した「着色性食品」とあわせて摂取すると歯の着色をより強化させてしまう食品のことです。
具体的には‥‥
・アルコール飲料
・炭酸飲料
・スポーツ飲料
・柑橘類
・クエン酸
・ほうれん草
などがあげられます。
では、なぜこのような食べ物が着色補助食品と呼ばれているのでしょうか
「着色補助食品」とは口の中を酸性にさせる作用が強い食品で、これが歯の表面のエナメル質を溶け出しやすくしてしまいます。
この状態で先ほど紹介した、歯に着色しやすいと言われている着色性食品(赤ワインやカレーなど)を摂取してしまうと
本来以上に歯の表面の着色作用を高めてしまうのです。
矯正装置の着色は大丈夫
矯正中は歯に矯正装置(ブラケット)が付いていると思います。
裏側であれば見えませんが、表側となると装置への着色も気になるかと思います。。
ですが当院の表側矯正のブラケットは
セラミックブラケットを使用しているため、飲食による着色はしません
これは朗報ですね
しかし、ブラケット歯に着けるための接着剤(レジン)は
セラミックではないので歯と同様に着色性食品を食べるとその色に染まってきてしまいます。
マウスピース矯正も同じで、マウスピースはプラスチックでできているため
はめながらコーヒーやお茶などの着色性食品を飲んでしまうと
マウスピースがどんどん着色していき変色してきてしまいます。
気になさらない方であれば、さほど問題はないのですが
気になる方は日ごろのお食事を注意してみるといいと思います。
着色性食品を取った後は、時間をおかずにすぐ歯磨きをすることが重要です。
歯磨きをして口腔内を綺麗に保ちましょう~
ここまで読んでいただきありがとうございました
何かありましたらいつでもスタッフにお尋ねください。