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投稿日:2023.3.15

受け口は放置しても大丈夫?

こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科でございます。

今回は矯正相談でも質問の多い受け口についてです。

これは、上の歯よりも下の歯が前に出ている状態のことで、歯科では専門的に「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼びます。

 

見た目に影響を及ぼすことがありますが、痛みなどの目立った症状がないからと放置してしまう方も少なくありません。そこで本記事では、受け口とはどのような状態なのかを改めて解説しつつ、放置しているとお口の中や体の健康にどのようなリスクがあるのかを説明します。

受け口とは

受け口は不正咬合の一つで、上の前歯より下の前歯が出ている状態、もしくは下顎が上顎より前に出ている状態が「受け口」です。上と下のかみ合わせが逆転していることから「反対咬合」とも呼ばれています。発音がしづらくなったり、食べ物が食べにくいなど日常生活に支障が出る場合も。

 

受け口は歯並びからくる「歯性」のものと、顎自体の成長が起因する「骨格性」の大きく2種類に分けられます。

さらに受け口になる原因は遺伝的なものと、長期間にわたる指しゃぶりや哺乳瓶の使用、舌で歯を押すなど習慣から起こるものがあります。

 

痛みなどの症状を感じていない時には、見た目の影響だけに思われるかもしれませんが、噛み合わせの問題やお口周りの筋肉などにも影響が出てくるので注意が必要です。

 

受け口を放置するとどうなる?

受け口の状態を放置していると下記のような影響が出る可能性があります。

①口元の見た目への影響

成長に伴い顎が前に突き出ることで、顎が長く見え、しゃくれたような印象が強くなる場合があります。このため、口元の見た目に自信を持てなくなり、笑顔を抑えたり、口元を隠したりすることが増えます。ストレスやコンプレックスにつながることも少なくありません。

②発音の支障

「サ行」や「タ行」の発音がはっきりせず、滑舌が悪くなるため、日常生活での会話に支障が出てきます。

③咀嚼機能の低下

噛み合わせのバランスが悪いことから、咀嚼(そしゃく)と嚥下(えんげ)の能力を低下させます。消化器官に負担がかかるため、体の健康を損なうこともあります。

④歯への負担

一部の歯に余計な負担がかかると、噛み合わさっている部分がすり減ったり、歯が破折することがあります。一度このような状態になった歯は元に戻ることはありません。これにより、歯の寿命が短縮するリスクが高まります。

⑤顎への負担

前歯を使わずに噛む習慣があると、顎にも大きな負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症とは、口を開ける際や食事の際に顎の痛みを感じたり、口が十分に開かない開口障害などが現れます。

⑥虫歯や歯周病のリスク

口がうまく閉じないことが原因で、口呼吸のような悪癖が生じやすくなります。これによりお口の中が乾燥し、環境が悪化することで口臭の発生や虫歯、歯周病のリスクが高まります。

受け口の治療のタイミング

受け口の治療タイミングは、症状の程度や年齢、健康状態によって異なります。

子供の場合

早期発見と早期治療が重要です。なぜなら、成長期の子供は、成長に伴い受け口が悪化する可能性があるからです。早めに治療を開始することで、顎の成長をコントロールする治療を受けられ、将来的に外科手術の必要性を減らせます。受け口の兆候が見られたら、3~6歳頃を目安に歯科医師に相談してみましょう。

成人の場合

受け口の治療は可能です。タイミングはライフスタイルや仕事に影響を与えるかどうかによって異なります。しかし、顎の骨の成長が完了しているため、症状の程度によっては外科矯正が必要になる可能性があります。

身体の状態に問題が現れたとき

受け口が原因で咀嚼障害、顎関節症などの症状が現れた場合は、できるだけ早く治療を開始することをおすすめします。

受け口の治療方法

受け口は矯正治療で改善が期待できます。ここでは、主な矯正方法を3つ紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす矯正方法です。受け口治療で最もメジャーな治療方法。

 

受け口の場合は、1年半~2年半程度かかることがあります。また、ワイヤーを調整するために月1回の定期的な通院が必要です。ワイヤー矯正には、歯の裏に装置をつける裏側矯正もあります。表側からは装置が見えないので、目立たずに受け口を改善できます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、理想の歯並びに近づけたマウスピースを1日20時間以上装着し、1~2週間ごとに定期的に交換しながら歯並びを整える矯正方法です。

 

マウスピースは透明で目立ちにくいため、見た目を気にする方に特に人気があります。また、取り外しが可能で、食事や歯磨きの制約が少ないため、日常生活にほとんど支障をきたしません。しかし、ワイヤー矯正に比べて矯正力が弱い為、適用症例は限られます。
よって、軽度の受け口ならマウスピース矯正で改善が期待できます。

外科矯正

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重度の受け口で顎の骨に問題がある場合は、外科矯正が勧められることがあります。これは、顎の骨を手術で切って調整し、その後にワイヤー矯正を併用して細かい位置調整を行う治療方法です。手術を伴うためリスクもありますが、受け口の根本的な原因を解消し、見た目や機能面も改善します。

受け口治療が可能な矯正歯科の選び方

受け口の治療は、歯科医院選びが重要になります。ここでは矯正歯科を選ぶためのポイントを紹介します。

実績が豊富な歯科医師が在籍しているか

受け口の治療は難易度が高いため、矯正歯科医の経験は重要です。ホームページやカウンセリングなどで、歯科医師の実績を確認してみると良いでしょう。

複数の矯正装置を取り扱っているか

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矯正装置の種類が豊富かどうかも選択する際の基準です。ワイヤー矯正、マウスピース矯正、外科矯正など、さまざまな治療を提供しているクリニックを選ぶと自分に合った治療法を選べる可能性が高まります。

評判の良い矯正歯科であるか

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口コミが全てではありませんが、他の患者さんの体験談やレビューは参考になることがあります。ただし、あくまでも個人の感想に過ぎません。最終的には自分自身で歯科医院を訪れ、直接確認することをおすすめします。

先進的な設備や技術を取り入れているか

先進的な設備や技術を使用している歯科医院は、より精密な治療を受けられる可能性が高いです。セファログラムはもちろんのこと、口腔内3Dスキャナー、歯科用CT、シミュレーションソフトなどが利用されているかを確認してください。

丁寧なカウンセリングでしっかりとコミュニケーションが取れるか

カウンセリングを受ける際に、歯科医師とコミュニケーションが取りやすいかどうか確認しましょう。コミュニケーションが取れると、要望を治療計画に取り入れてくれる可能性が高まります。また、信頼関係を築くことで満足度の高い矯正治療を受けられるでしょう。

アクセスと環境が良好であるか

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通いやすい場所にあるか、院内の環境が清潔で快適かも重要です。治療期間中は何度も通院する必要があるため、アクセスの良さや診療時間を必ずチェックしておきましょう。

まとめ

受け口を放置していると生活に支障が出ることなど、さまざまな悪影響を引き起こします。

予防するためには、8〜9才頃からの成長期に治療することが望ましいです。なぜなら、顎の成長にともなって、治療が困難になる場合もあるからです。顎の成長が盛んな成長期に、歯科医院の定期検診で早期発見することや、早めに舌癖や口呼吸などの不良習癖を見直すのも良いでしょう。

 

成人の場合は、できるだけ早期に矯正治療を検討することをおすすめします。当院では無料カウンセリングを実施しています。受け口が気になる方はお気軽にご相談ください。

 

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