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ブログ

投稿日:2023.3.13

出っ歯は健康にも影響を及ぼすって本当?

みなさん、こんにちは!池袋駅前歯科・矯正歯科です。
3月もいよいよ折り返し地点です。
新生活の準備もされている方もいらっしゃるかと思います。
皆様は春から新たに始めようとしていることはありますか?
私は、暖かくなってきましたので、最近さぼりがちであった運動をまた再開したいと考えております!
運動、食いしばり、歯並び、矯正
重たいものを持ち上げるときに、無意識に歯を食いしばるかと思います。
少しでも負担がなく運動ができるようにするには、お口の中のかみ合わせも大切です!
それでは今回は出っ歯についてお話します!

出っ歯とは?

出っ歯は専門用語で「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」とよび、前歯が前方に突出した状態のことです。
日本人の不正咬合(歯並びが悪い状態)の12.9%を占めており、叢生(歯が重なりデコボコに生えている状態)についで2番目に多いです。
出っ歯
この出っ歯の人にみられる症状としては以下のものがあげられます。
・口を閉じづらい。
・口で呼吸をしてしまいやすい。
・口輪筋(唇の周りにある筋肉)が弛緩しやすく、無意識に唇が開いた状態になってしまう。
・発音がしづらい。
・転倒により前歯の外傷が起こりやすい。
等があります。

出っ歯のままだとどうなるの?

出っ歯の人は、唇を閉じにくく、口で呼吸をしていることが多いと思われます。口呼吸の人の口腔内は乾燥している状態です。このような状態の方に起こりうる影響をお伝えしますね。

理想的な口元の状態は?

唇は食事や会話の時を除いて、安静にしているときは常に閉じているのが理想です。お口を閉じているため、口腔内は唾液で潤っています。
また、呼吸は鼻呼吸が理想的です。鼻から息を吸うことによりホコリなどが取り除かれ、湿度が保たれた状態になり、温度調節もしています。
通常、口呼吸が行われる場合は、激しい運動などで一時的に大量の酸素が必要なときです。

口呼吸を続けているとどうなる?

長時間口呼吸をしている人は、口腔内は乾燥傾向になります。唾液による潤いがないため、自浄作用が低下している状態です。
唾液には、口腔内の細菌に抵抗したり、汚れを洗い流したりするなどの様々な働きがあります。
口腔内には唾液が常に満たされ潤っている状態が正常ですが、常に口呼吸をしていると、お口の中は乾燥し、唾液がうまく行き渡りません。
この状態ではむし歯や歯周病の原因菌も繁殖し、むし歯や歯周病にもなりやすくなります。そして歯ぐきの抵抗力も弱くなり、炎症を促進しやすいです。
また、お口の中が乾燥することにより、歯に汚れがつきやすく、歯の黄ばみの原因となります。
また乾燥した空気にさらされるため喉も乾燥し、痛みが出現しやすいです。そして直接体内に外気を取り込むことになりますので健康への影響も大きいかと思います。

口の中以外ではどんな影響があるの?

口腔内の環境が悪くなることはご理解いただけたかと思いますが、それだけではなくお顔の形態的な変化を引き起こすことがあります。
成長の発育過程にあるお子様にもみられますが、成長発育がとまった成人以降の人も長年の習慣からお顔への影響はあります。
よく出っ歯でカウンセリングにいらっしゃる方のご相談で多いのは、口元がでている、横顔が気になるですが、それ以外でも以下のような状態の方がいらっしゃいます。
たとえば出っ歯の状態でがんばって唇を閉じようとすると、口元の筋肉が緊張しオトガイ部分に梅干状の皺がよってしまう人です。おそらくこのような人は意識的に唇を閉じている状態ですので、無意識のときは唇をぽかんと開いている状態の人がいらっしゃるとおもいます。

結局出っ歯は放置しない方がいいの?

結論からいわせて頂きますと、出っ歯は口呼吸を誘発しやすく、鼻腔でろ過できないままの空気を直接体内に取り込むことになり健康への影響もありますので、改善をした方がいいです!!

もしもご自身の出っ歯を気にされているかたがいらっしゃいましたら、いちど当院のカウンセリングにお越し下さい!
お待ちしております!!