おとなの歯列矯正 何歳まで?
こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科の大野と申します。
歯列矯正って、何歳までできますか?という質問をされたことがあります。
若者が矯正をするというイメージをお持ちの方は少なくないと思います。
実際、何歳まで矯正治療ができるのか、高齢者の矯正治療のメリットやリスクをご紹介いたします!
矯正は何歳までできる?
本当は歯並びが気になるけど、もう50歳だし…
と歯列矯正をあきらめたことはありませんか?
実は、
『歯列矯正に年齢制限はございません』
そのため、歯の健康状態が良く、支えている顎の骨がしっかりとしていればいつでも矯正治療を始められます。
矯正治療が受けられるかどうかは歯の状態次第
50代や60代で矯正治療を行うことは可能ですが、歯が失われていたり、問題があったりする場合は、まずは治療を進めて頂く必要があったり、歯周病の程度によっては矯正治療を行うのが困難な場合があります。
歯列矯正を受けられるかは、歯の健康状態が良い状態に保たれているかが鍵となります。
高齢者の矯正・メリット
●コンプレックスを解消、笑顔に自信がもてる
歯並びやかみ合わせが整うとお口元も綺麗に整います。長い間コンプレックスで口元を隠していた方も笑顔に自信が持てると思います。
●虫歯や歯周病のリスクが減る
歯並びやかみ合わせが整うと、歯磨きがしやすくなります。嚙む力も均一になるため、歯や顎へのダメージも減ります。
●かみ合わせが良くなり、体全体が健康になる
自分の歯で噛むことにより、認知症を予防、健康的な生活を送ることができます。
高齢者の矯正・デメリット
●矯正中は虫歯や歯周病になりやすい
矯正治療は歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります。しっかり磨くためにブラシの種類を使い分けて頂いたり、定期的にクリーニングを受けることがおすすめです。
●歯や歯茎にダメージが出ることがある
加齢によって誰でも歯茎は少しずつ下がってきますが、矯正治療により歯を動かすことで、歯ぐきが下がる現象が促進される場合があります。
●治療期間が長くなりやすい
歯科矯正が歯のまわりの組織による新陳代謝に関わっているためです。歯は、歯のまわりの骨を溶かして作る、これを繰り返すことで歯を動かすことができます。そのため個人差はございますが新陳代謝は、一般的に年齢を重ねるほど落ちる傾向にあるため、矯正にかかる治療期間が長くなりやすいです。
まとめ
歯列矯正に年齢は関係ありません。そのため、歯の健康状態が良く、支えている顎の骨がしっかりとしていればいつでも矯正治療を始められます。
ご紹介したように、メリットデメリットがございますが、「今からでも矯正できる」とプラスに考えて頂ければと思います。
当院でも、40代・50代から治療を初められる患者様も多くいらっしゃいます。もし、歯並び治療に興味がありましたら、お気軽にご相談下さい。