投稿日:2023.9.11
歯並びが悪化するのはなぜ?放置のリスクと悪化を防止するための対策を解説
皆さん、こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「歯並びが最近悪化してきた気がする…」
「悪化する原因や対策法を知りたい!」
ご自身の歯並びに関して、上記のように悩んでいる方もいるでしょう。
歯並びが悪化するのには、歯周病や歯ぎしりなどのさまざまな原因があります。
今回は、歯並びが悪くなる原因と悪い歯並びを放置するリスクを解説します。
また、歯並びの悪化を防止するための方法も合わせて紹介するので、歯並びの悪化でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
歯並びが悪化する6つの原因
歯並びが悪化するのには、主に以下のようなさまざまな原因があります。
- ・歯周病
- ・歯ぎしり・くいしばり
- ・親知らず
- ・口周りの癖
- ・姿勢の悪さ
- ・歯科治療の中断
ご自身にも心当たりがないかを照らし合わせながら、詳しくチェックしていきましょう。
歯周病
歯並びが悪化する原因の一つ目が、歯周病です。
歯周病によって、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて歯の安定が失われる恐れがあります。
さらに歯周病が悪化して重度になると歯が自然に抜け落ちることがあります。
抜けた状態を放置することで、両隣の歯が移動して歯並びが悪くなるケースもあるため、注意が必要です。
歯周病は、軽度の場合は自覚症状が起きにくい病気です。
そのため定期的にメンテナンスを受けて、歯周病の発症・悪化を防げるように意識しておきましょう。
歯ぎしり・くいしばり
歯ぎしり・くいしばりによって、歯並びが悪化することもあります。
歯ぎしりやくいしばりを行うことで、歯に大きく負担がかかります。
特に睡眠中などの無意識の中では、歯におよそ50~100kgほどの力が加わると言われているのです。
一方で、歯科矯正で歯を動かす際にかける力は、300g以下ほどです。
よって歯ぎしりは、矯正の数百倍もの力が歯に加わることになります。
また、歯ぎしりやくいしばりによって歯がすり減ったり、歯の形が変わったりすることで歯が移動するケースもあるため、注意が必要です。
親知らず
親知らずも、歯並びが悪化する原因の一つです。
もともと歯並びが乱れていなくても、後から出現する親知らずによって、歯並びが悪化することがあります。
特に、親知らずが横向きに生えている場合は注意が必要です。
横向きに倒れている親知らずは、一つ前の歯を押す傾向にあるからです。
実際に親知らずが表に出ていなくても、「レントゲンを撮ってみたら歯ぐきの中に埋まっている」というケースもあります。
親知らずがあるか気になる場合は、ドクターに相談してみましょう。
口周りの癖
口周りのさまざまな癖によっても、歯並びが悪化するケースがあります。
特に、以下のような癖には注意が必要です。
- ・舌癖
- ・噛み癖
- ・頬づえ
舌癖とは、舌を前歯に押し付ける癖のことを指します。
この癖によって前歯を押し出して出っ歯や開咬を引き起こす恐れがあります。
また、食事のときに片側だけで噛むような癖があると、顔の輪郭が歪んだり、顎に負担がかかり顎関節症を引き起こすことがあるので注意が必要です。
さらに頬づえでも、顔の歪みや噛み合わせがのズレを引き起こす恐れがあります。
歯並びや噛み合わせが悪化しないように、日頃の癖がないか注意しておくことが大切です。
姿勢の悪さ
歯並びが悪化する原因の一つに、姿勢の悪さもあります。
特に猫背には注意が必要です。
猫背などで姿勢が悪いと、無意識に口呼吸が増えてしまう傾向にあります。
口呼吸が増えると口や舌の筋肉が弱くなり、出っ歯などの歯並びの乱れにつながることがあります。
姿勢が悪い方は、すでに歯並びが悪くなっているか、将来的に悪化するリスクがあるかもしれません。
歯科治療の中断
歯科治療を中断することで、歯並びが悪化することもあります。
例えば歯周治療を中断すると、歯周病が悪化して歯が抜け落ちることがあります。
歯がない状態をそのままにしておくと、スペースを埋めようとして周りの歯が動き始めるのです。
また、虫歯の治療を中断した場合でも、歯並びが悪くなるケースがあります。
虫歯治療で歯を削ったまま放置すると、噛み合わせの歯が突出するように歯が動きます。
このように、虫歯や歯周病の治療を中断することで、歯が動いてしまい歯並びが悪くなるのです。
歯並びの悪化を放置するとどうなる?
歯並びの悪化を放置することで、以下のようなリスクを引き起こす恐れがあります。
- ・虫歯や歯周病のリスクが高くなる
- ・滑舌が悪くなる
- ・顎関節症になりやすくなる
- ・肩こりや頭痛を引き起こすことがある
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくいことで磨き残しが増えて、虫歯や歯周病のリスクが高まる恐れがあります。
また、歯並びが悪いことで噛み合わせにすき間ができて滑舌が悪くなることもあります。
特に受け口・出っ歯・すきっ歯は、話す際に影響が出やすいので注意が必要です。
さらに歯並び・噛み合わせが悪いと顎に負担がかかるため、顎関節症になる恐れもあります。
同時に噛み合わせの悪さは、肩こりや頭痛の原因にもつながることを覚えておきましょう。
歯並びの悪化を予防・改善するためには?
歯並びの悪化には、以下の方法で対処する必要があります。
- ・歯科矯正の治療を受ける
- ・親知らずの抜歯をしてもらう
- ・虫歯・歯周病の治療を受ける
歯科矯正の治療を受ける
歯科矯正を行うことで、ご自身の歯並びの悪化を防げます。
主に歯科矯正の方法には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正などがあります。
矯正で噛み合わせが良くなると、歯・歯ぐき・顎にかかる力が均等に分散されるため、見た目だけでなく歯の機能も改善します。
当院の歯科矯正も、さまざまな種類をご用意しています。
気になる方は、ぜひ当院までご相談ください。
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親知らずの抜歯をしてもらう
親知らずが原因で歯並びが悪化している場合、歯科医院で抜歯をしてもらいましょう。
親知らずが他の歯と同じように真っすぐ萌出している場合は、そのままでも大丈夫ですが、横向きに生えている場合は、歯並びに悪影響を及ぼす恐れがあります。
横向きに生えている親知らずが、手前の歯を押すことで歯が動き、歯並びが悪くなってしまうのです。
親知らずの抜歯は、歯の位置によっては一般歯科で受けられない可能性があります。
そうなった場合は、大学病院などの医療機関を紹介するケースもあるので、一度歯科医院に相談してみましょう。
虫歯・歯周病の治療を受ける
虫歯や歯周病は歯並びや噛み合わせに大きく影響を与えるため、早めに治療を受けましょう。
治療を受けないでいると、歯を失ってしまい周りの歯が動いて歯並びが悪化することがあります。
「手遅れ」とならないように、虫歯も歯周病も軽度のうちに治療を受けてご自身の歯を守り、正常な歯並びや噛み合わせを維持するようにしましょう。
自分でできる歯並び悪化の予防対策
歯並びの悪化は、日頃の悪い癖によっても起こる可能性があるため、ご自身でも注意しておく必要があります。
以下のことを意識して、歯並びの悪化を防ぎましょう。
- ・悪習癖に気をつける
- ・食生活に気をつける
- ・ストレスに注意する
前途で解説した、舌癖・頬づえは、ご自身でも気づかないうちに行っていることがあります。
そのため常にそのような悪い癖をしていないか、意識しておくことが大切です。
また柔らかい食べ物だけでなく、噛み応えのあるお肉や食物繊維が豊富な野菜も意識して摂りましょう。
無理な食事制限や、柔らかい食べ物の摂取だと、噛む回数が減りがちです。
顎を鍛えるためにも しっかり食事をとりましょう。
また、ストレスが原因で歯ぎしりをしている場合は、そのストレスを取り除く必要があります。
ストレスを溜めやすい人は、くいしばりの癖があるケースが多いため、ご自身の生活を見直して必要な対策を取ることが大切です。
歯並びの悪化に悩んでいる方へ
もともとの歯並びが悪くなくても、親知らずや悪習癖、治療の中断などの後天的なことが原因で、歯並びが悪化することがあります。
歯ぎしりや癖、姿勢に関しては、ご自身でも無意識のうちに行っているケースが多いです。
今回解説した対策を参考にして、歯並びの悪化を防ぐように日頃から意識しておきましょう。
「自分の悪化した歯並びはどうしたらいい?」とお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
スタッフ一同、お待ちしております。
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