投稿日:2023.7.1
過蓋咬合を治したい!放置するリスクと治し方を解説
皆さん、こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「過蓋咬合のおすすめの治療法を知りたい」
「このまま放置してたらどうなる?」
上記のように過蓋咬合で悩んでいませんか?
この記事では、過蓋咬合がどういった状態なのかを解説したうえで、放置すると起こりうるリスクを紹介します。
また過蓋咬合を治すメリットと、おすすめの治療法も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
過蓋咬合の症状と特徴とは?
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、「咬み合わせが深く下の歯が見えにくい状態」のことです。
このように噛み合わせが深いと、下の前歯によって上顎の粘膜を傷つけることがあります。
過蓋咬合は、他の不正咬合(悪い噛み合わせ)の中では、見た目はそこまで気にならないでしょう。
ただし「下の前歯が見えにくくなる」、「ガミースマイル(笑ったときに歯ぐきが露出する)を併発する」ことがあります。
また過蓋咬合は、歯ぎしり・食いしばりが強い傾向にあるため、歯がすり減ったり割れたり、かけたりするリスクも懸念されます。
このような奥歯への負担により、歯を失うリスクが高くなってしまうのです。
過蓋咬合の原因
過蓋咬合の原因には、以下のような生まれつきのもの・後天的な日常の悪い癖などによって、引き起こされることが多いです。
- ・上下の顎のバランスが合っていない
- ・指しゃぶりや頬杖づえなどの悪い癖がある
- ・歯ぎしり・食いしばりの癖がある
それぞれ詳しく解説します。
上下の顎のバランスが合っていない
上下の顎のバランスが合っていないと、過蓋咬合になるケースがあります。
例えば下顎が後方にある場合、嚙み合わせの位置もズレるので、過蓋咬合になりやすいです。
また、下顎のラインが上顎のラインに対して小さくなっている場合でも、噛み合わせが深くなることで過蓋咬合になる恐れがあります。
指しゃぶりや頬づえなどの悪い癖がある
指しゃぶりや頬づえなどの悪い癖で、過蓋咬合になるケースもあります。
これらの悪い癖は、過蓋咬合だけでなく他の不正咬合の原因にもなりえます。
そのため、できるだけ早めにやめることが大切です。
歯ぎしり・食いしばりの癖がある
歯ぎしり・食いしばりによって、過蓋咬合になる恐れもあります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯にとても大きな力がかかるため、奥歯がすり減ってしまう恐れがあるのです。
奥歯がすり減ると、歯が低くなることで噛み合わせが深くなります。
歯ぎしり・食いしばりがある方は、歯と歯の接触を防ぐマウスピース治療がおすすめです。
過蓋咬合を放置すると起こりうるリスク
過蓋咬合を放置すると、以下のリスクを引き起こす恐れがあります。
- ・前歯や奥歯にダメージがかかる
- ・顎関節症になりやすくなる
- ・被せ物や詰め物が割れる恐れがある
それぞれのリスクが理解できるように、詳しくチェックしていきましょう。
前歯や奥歯にダメージがかかる
過蓋咬合を放置すると、歯にダメージがかかる傾向にあります。
過蓋咬合は上顎が下顎に覆いかぶさっている状態です。
このような状態で歯ぎしりや食いしばりなどの悪い癖がつくと、前歯や奥歯に強いダメージがかかります。
ダメージが長く続くと、歯が少しずつ削れて短くなってしまいます。
歯が削れることで、知覚過敏を起こしたり、 最悪の場合歯根破折(歯の根が割れる)を引き起こしたりする恐れもあるのです。
歯根が破折した場合は、抜歯になるケースが多いことも覚えておきましょう。
顎関節症になりやすくなる
顎関節症も、過蓋咬合を放置すると起こるかもしれません。
過蓋咬合は上下奥歯の接触が強くなるため、下顎を動かしづらくなります。
そうなると顎に負担がかかり、顎関節症になりやすいといわれています。
さらに顎の不調によって、首や肩こりの原因になるケースが多いです。
過蓋咬合を含めた不正咬合は、 口だけでなく全身のいたるところに影響を及ぼしてしまいます。
被せ物や詰め物が割れる恐れがある
過蓋咬合を放置することで、被せ物や詰め物が破損する恐れがあります。
過蓋咬合は噛み合わせが深く、奥歯に強い力が加わることで詰め物・被せ物が破損するのです。
過蓋咬合を治すことで得られるメリット
ここからは過蓋咬合を治すメリットを解説します。
- ・奥歯へのダメージを抑えられる
- ・全体でバランスよく噛めるようになる
- ・見た目に自信がつく
- ・顎関節症を予防できる
奥歯へのダメージを抑えられる
過蓋咬合を治すことで、奥歯へのダメージを抑える効果が期待できます。
奥歯は食べ物を噛むうえで大事な部位です。
力がかかりすぎないように、矯正治療で噛み合わせ全体のバランスを整えられます。
全体でバランスよく咬めるようになる
過蓋咬合を治すと、全体でバランスよく咬めるようになるでしょう。
過蓋咬合は噛み合わせが深いため、効率よく食べ物を噛みにくい傾向にあります。
矯正治療で噛み合わせを正常な状態に持っていくことで、食べ物が噛みやすくなります。
見た目に自信がつく
過蓋咬合を治療することで、見た目に自信がつくでしょう。
過蓋咬合の見た目は、顔の下の部分が少し短くなる傾向にあります。
この状態は年配の方にも多く見られ、老けた印象を与えることがあります。
矯正治療によって噛み合わせを改善することで、顔全体のバランスを整える効果が期待できるのです。
顎関節症の予防ができる
顎関節症の予防ができることも、過蓋咬合を治すメリットの一つです。
過蓋咬合を含む不正咬合は、顎の関節に大きな負担を与える恐れがあります。
矯正治療で噛み合わせを改善し顎への負担を減らすことで、顎関節症を予防できるのです。
過蓋咬合を治すなら歯列矯正がおすすめ
過蓋咬合を治すなら、歯科医院で矯正治療を受けるのがおすすめです。
ここからは、それぞれの矯正法について解説します。
ワイヤー矯正
過蓋咬合を治す矯正方法の一つ目が、ワイヤー矯正です。
ブラケット装置を歯に貼りつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。
定期的に歯科医院に受診してワイヤーの調整交換を行いながら、少しずつ歯並びを整えていきます。
基本的にワイヤー矯正は金属でできており固定式のため、自身で装置を取り外せません。
装置の見た目が気になる場合は、 装置を目立ちにくい素材に変えることも可能です。
どのような素材の装置を取り扱っているかはクリニックによって異なるため、装置の見た目が気になる場合は、クリニックに相談してみましょう。
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マウスピース型矯正
マウスピース矯正も、おすすめの治療法です。
使用する装置は透明な色で目立ちにくく、 自身で着脱できます。
ただし着脱できるぶん、自己管理がとても大切になります。
マウスピース装置のお手入れを行うことに加え、一日の装着時間を守る必要があるのです。
装着時間を守らないと、歯が予定通りに並ばなくなる恐れがあります。
またもともとの歯並びの状態によっては、 マウスピース矯正で対応できないケースがあります。
そのため精密に検査診断を行い、診断結果に見合った適切な治療法を選択することが大切です。
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過蓋咬合で悩んでいる方へ
過蓋咬合は生まれつきの先天性や、頬づえなどの後天的なものが原因で、引き起こされます。
過蓋咬合を放置すると、奥歯に強い力がかかるため歯がすり減ったり、 顎関節症を引き起こしたりと、様々なトラブルを招く恐れがあるのです。
このようなトラブルは不正咬合によって引き起こされるため、矯正治療で正しい噛み合わせに導くことをおすすめします。
どのような矯正方法が向いているかは、 精密検査を行う必要があります。
なお精密検査を受けたからと言って、必ず矯正治療を受けなければいけないわけではありません。
カウンセリングを受けて治療計画の内容に同意していただけたら、治療を進めていく流れとなります。
「自分の歯並びはどの矯正が向いているの?」とお悩みの方も、ぜひ一度当クリニックへご相談ください。
歯並びでお悩みの方はぜひ当院のカウンセリングでご相談くださいね。
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