投稿日:2022.11.5
見た目だけじゃない!歯並びをきれいにして良くなる事とは?
目次
見た目だけじゃない!歯並びをきれいにして良くなる事とは?
見た目を美しくできるのは矯正治療の大きな強みです。
しかし、得られるメリットはそれだけではありません。
そのほかのメリットを知ることで、より治療に対するモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
こちらのページでは、矯正治療のメリットやデメリット、ベストなタイミングなどについて分かりやすくまとめました。
治療をご検討中の方はぜひご参考ください。
歯並びをきれいにする「歯の見た目以外」の9つのメリット
歯並びをきれいにすることで得られる「見た目以外のメリット」は以下のとおりです。
虫歯や歯周病、口臭のリスク低下
歯並びが良くなることで歯ブラシの毛先が歯面にあたりやすくなり、磨き残しが減少します。
磨き残しは、虫歯や歯周病、口臭といったお口トラブルの根本的な原因であり、いくら時間をかけて磨いても歯ブラシの毛先がしっかり汚れに当たっていなければ、落とすことができません。
とくに歯が重なって生えている叢生の場合は、磨き残しが多い傾向にあるため注意が必要です。
全身疾患や妊娠トラブルのリスク低下
歯並びが原因で磨き残しが多い状態が続き、その結果歯周病になると、全身疾患や妊娠トラブルのリスクが上がります。
歯周病と糖尿病は相互関係にあり、一方が悪化するともう一方も悪化する傾向にあるため、とくに注意が必要です。
現在歯周病になっていない方でも糖尿病を患っている場合は、歯科の定期検診をおすすめします。
歯周病菌が血液を介して全身にまわると、血管壁に炎症が起きて、動脈硬化につながり、さらに血栓を引き起こします。
脳卒中や心疾患を発症して、命を落とす方も少なくありません。
また、歯周病によって炎症物質が発生すると、陣痛が促進されることがわかっており、その結果早産や低体重時出産につながる恐れがあります。
妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で妊娠前よりも歯周病のリスクが高いため、お手入れの工夫と定期検診が重要です。
滑舌の改善・予防
重度の出っ歯や受け口、すきっ歯、噛み合わせに異常がみられる状態は、内側の空気が外側に流れやすいため、滑舌が悪くなる傾向にあります。
舌や唇の癖がなければ、矯正治療だけで改善が期待できますが、癖がある場合は矯正治療と同時進行で専用のトレーニングを行う必要があるので忘れないようにしましょう。
滑舌はその人の印象を左右する要素の一つであることから、できるだけ早めの改善がおすすめです。
とくに就職活動や結婚式を控えている方は、その前に歯並びを治しておくといいでしょう。
顔の歪み改善・予防
全体矯正の場合、歯の見た目だけでなく噛み合わせも整えることが可能です。
噛んでいない部位が一箇所でもあると、噛んでいる部位に必要以上の負担がかかりヒビや破折といったリスクが上がるだけでなく、顔の歪みにもつながるため注意しましょう。
全体でバランスよく噛めるようになると、噛むときに使用する筋肉の負担が均等になり、顔の歪みの改善や予防に役立ちます。
顎関節症のリスク低下
全体でバランスよく噛めるようになるもう一つのメリットとして、顎関節症のリスク低下が挙げられます。
偏った噛み方や噛み合わせに問題がある状態の放置は、顎関節症につながる可能性が高めです。
歯が顎関節に負担がかかると、ストレスが蓄積されて食いしばりや歯ぎしりを引き起こし、その結果さらに歯や顎関節の負担が増えるため、注意しなくてはいけません。
顎関節症は、一度発症すると治るまでに時間がかかる傾向にあります。悪化すると食事やお手入れ、歯科治療が難しくなるため、お口の環境が今より悪くなる可能性は高いといえるでしょう。
また、治すために手術が必要になることもあるため、早めの治療や予防をおすすめします。
首や肩のこりや痛みの改善・予防
口周りの筋肉の負担は、首や肩の筋肉にも影響します。
噛み合わせに問題があり口周りの筋肉に必要以上の負担がかかると、首や肩の慢性的なこりや痛みにつながるだけでなく、さらに頭痛となって現れるケースも少なくありません。
整体やマッサージなどで首や肩のメンテナンスをしているのに不調が長く続く場合は、一度噛み癖の有無や、噛み合わせをチェックしてみるのをおすすめします。
姿勢の歪み改善・予防
口周りの筋肉のアンバランスな負担が原因で、首や肩の筋肉の負担が増えると、さらにつながりのある筋肉に影響し、全体のバランスが崩れてしまいます。
姿勢の歪みは、関節の負担が増加するほか、肥満の原因でもあるため結果的に全身疾患のリスクが高まります。
胃や腸の負担改善・予防
噛めない部位があったり、口周りの筋肉にアンバランスな負担がかかっていると、噛むこと自体に疲れを感じやすくなります。
その結果咀嚼回数が減り、胃や腸の負担増加につながるため注意しましょう。栄養を吸収しにくくなり、栄養不足となるケースも珍しくありません。
精神的ストレスの軽減
歯並びの見た目にコンプレックスを持っている方は少なくありません。
人前で自信を持って笑えるようになることで、精神的ストレスも軽減されます。
歯並びをきれいにするデメリットはあるの?
矯正治療をする場合、メリットだけでなくデメリットも事前に把握しておくことで納得のいく治療につながりやすくなります。
主なデメリットは以下のとおりです。
費用がかかる
矯正治療は保険が適用されないため、費用がかかります。
歯科医院によって設定金額が異なりますが、安さよりも実績を重視したほうがトラブルが少なく、理想の仕上がりになりやすいのでおすすめです。
多少の痛みをともなう
歯を動かす以上、多少の痛みは発生します。
痛みに弱い方にとっては継続が難しいように感じると思いますが、痛みを緩和するための対処法が存在し、歯科医院でもアドバイスしていますのでご安心ください。
痛みとうまく付き合いながら治療を続けることが大切です。
自己管理が必要不可欠
矯正治療中は、装置がつくことで矯正治療前よりも虫歯や歯周病のリスクが上がります。
マウスピース矯正の場合は、装置が取り外し式なため、患者様の意思で装置をつけなくてはいけません。
また、ワイヤー矯正と同様丁寧なお手入れが必須です。
治療ごとに管理方法やルールが異なるため、事前にしっかり把握しておくようにしましょう。
歯並びをきれいにするベストなタイミング
小児矯正の場合は、基本的に「乳歯から永久歯に生え変わる時期」がベストです。
永久歯が生えそろったあとに治療をする場合は、小児矯正ではなく成人矯正の対象となるのでご注意ください。
生え変わりの時期よりも前に治療を開始する歯科医院もあるため、お子様の歯並びが気になる方は歯科医院へのご相談をおすすめします。
成人矯正の場合は、永久歯が生えそろっていて、かつ虫歯や歯周病といったお口トラブルがなければ何歳からでも始められます。
最適な治療法をみつけるには、まずは歯並びや顎骨の状態を知ることが大切ですので、矯正治療をご検討中の方はカウンセリングはもちろん精密検査もご検討ください。
精密検査の内容について
歯や顎骨の状態を調べるにはレントゲン検査が必須です。
精密検査では、レントゲン検査のほかにお口全体を模型上で表すための型取りや、お顔と口腔内写真の撮影などを行います。
痛みをともなう検査はありませんのでご安心ください。
★矯正治療の流れについては▷▷コチラ
歯並びをきれいにして健康な身体づくりを
歯並びをきれいにするメリットは、見た目の変化だけではありません。
機能性が向上し、全身の健康にもいい影響を与えます。
矯正治療は多少の痛みをともないますが、きちんと対処法はありますのでご安心ください。
まずはお口のなかの状態を正確に把握することが大切ですので、矯正治療をご検討中の方にはカウンセリングと精密検査をおすすめします。
歯並びを整えて健康な身体を目指しましょう。
当院では、成人矯正のみ承っております。
成人矯正をご希望の方は是非カウンセリングへお越しください。