投稿日:2023.7.12
裏側矯正が高いのには理由がある!?
『目立たない矯正装置が良いけど、裏側矯正ってなんで高いの、、、』
矯正治療を検討されたことのある方は一度は考えたことはあるのではないでしょうか。
カウンセリングで矯正相談に来た方でも、
同じように、高いですね、、、
と言われる方もいます。
今回はなぜ、裏側矯正(リンガル矯正)が表側矯正(ラビアル矯正)に比べて高価になってしまう理由を紹介します。
目次
裏側矯正とは??
そもそも裏側矯正ってなんのこと?という方もいると思いますので
本日はそちらから説明していきます。
裏側矯正はリンガル矯正とも言われます。
歯の裏側に装置(ブラケット)が装着され、表には基本装置がつかないので審美性が高い治療法です。
裏側矯正のメリット
①目立ちにくい
裏側矯正のメリットとしてまず最初にあげられるのが、「目立ちにくさ」です。
従来の表側矯正は、装置が全て表面についてしまいます。ファッションや個性として捉える方がいる一方で、それを嫌う方も多くいらっしゃいました。
裏側矯正は、「目立ちたくない」「矯正をしている事をばれたくない」といった思いがある方に人気の装置です。
②口元の後退に最適
表側矯正、裏側矯正ともにワイヤーの得意とする動きがあります。
表側矯正の場合は、歯を外側に引っ張るという力が働き、裏側矯正の場合は、歯を内側に引っ張るという力が働きます。
同じ治療計画でスタートしたとしても、表側矯正は歯列が膨らみを帯びたような並びで完成し、裏側矯正はきゅっと引き締まったような並びで完成するという違いがあります。
その為、出っ歯、口ゴボなど「できる限り口元を下げたい」というお悩みをお持ちの方は裏側矯正を選択した方が変化を大きく感じやすくなります。
③矯正中もホワイトニングができる
歯面に器具がついていると薬液をまんべんなく塗布することが困難な為、基本矯正中はホワイトニングができません。
しかし、裏側矯正に限っては、装置が全て裏についているので「オフィスホワイトニング」というクリニックで行うホワイトニングを受けることができます。
この方法は、薬液を歯面に塗布し、光を照射することで化学反応を起こして白くしていきます。
ホワイトニングの方法には、「ホームホワイトニング」というものも存在します。この方法は自宅でマウスピースを用いてゆっくり内側から白くしていくというものです。
マウスピースを使うという点で、ワイヤーがついているとマウスピースをはめることができないのでホームホワイトニングは矯正中はできません。
また、オフィスホワイトニングについても、前歯に凸凹が残っている状態では光が全面に均等に照射されず、まだらな仕上がりになる可能性があります。一度まだらになった部分を均一にするということは極めて難しいので、綺麗に仕上げたいという方は前歯の凸凹が改善されてから行うことをお薦め致します。
裏側矯正のデメリット
①滑舌が悪くなる期間がある
装置が裏側に着くことで、「さ行」「た行」「な行」「ら行」など舌を上顎前歯付近に触れて発音する言葉の滑舌が若干悪くなる可能性があります。
個人差があるものなので、全員が物凄く喋りにくくなるといったことはありません。まったく変わらない方もいらっしゃいます。
また、滑舌に影響がある可能性が高いのは装置を着けてから1~2週間です。慣れてしまえば喋りにくさは軽減します。
②歯磨きが大変
ワイヤー矯正は、装置周りの歯磨きが大変です。
細かい部分が多く、通常のブラシでは汚れを取り切ることができません。矯正中は「タフトブラシ」という筆のようなタイプのブラシを使用頂きます。
表側矯正も裏側矯正も、今までとは違う習慣を身に着ける必要がある為、大変と感じることには変わりありません。
しかし、裏側矯正の場合は前歯付近が鏡で見てもなかなか見えない為、見ながら歯磨きをするということが難しく、より磨き残しに注意をはらう必要があります。
デメリットであげられるものは、「矯正にはつきもの」な内容が多いです。
今まで、口腔内がまっさらだった所に異物(装置)がつくのですから、感覚や生活スタイルが変わらないわけがありません。
ストレスを乗り越えた先には綺麗な歯列が待っていますので、それを糧に慣れる努力をしましょう。
ワイヤー矯正中のデメリットとして挙げられやすいものに「口内炎」もあります。口内炎については別途ブログを書いていますので
こちらも合わせてご覧ください。
後は、本日の表題である、
表側矯正に比べ、裏側矯正のほうが価格が高いということです><
余談ですが、メリットがたくさんあって、デメリットが一切ない
ということは、この世の中にはないのかも、、、しれないと感じる最近です。
裏側矯正の費用が高い理由3選
では、本題の裏側矯正の費用が高い理由です!
大きく分けて3つの理由がございますので
そちらを説明していきます。
①専門性の高さ
まず一つは、専門性の高さです。
裏側の矯正装置は、表側に比べて歯の状態が確認しづらく技術も専門性の高い治療になります。
つるっとした歯の表側に比べて裏面(特に前歯)は窪みがあるので装置自体の構造が複雑になります。
そのため、裏側矯正を行うためには技術力・経験がとても重要です。そういった、専門性の高い治療を施すことになるので専門的技術料が発生します。
②オーダーメイドの装置
2つ目はオーダーメイドの装置です。
表側矯正に使用する装置は、既製の装置でも対応が出来ることがあります。
しかし裏側矯正の装置は、歯型を取ってから患者様の歯に一本一本合うようにオーダーメイドの装置を作製します。
装置だけでなく一人ひとりの歯の並び合わせたワイヤーも準備しなければなりません。
このようにオーダーメイドの矯正装置を作製する費用・時間がかかります。
そのためご負担いただく治療費が表側に比べて高くなります。
③治療に時間がかかる場合がある
3つ目は治療に時間がかかる場合があります。
表側矯正に比べると、裏側矯正は処置の時間が、長くなることがあります。
裏側に装着するオーダーメイドの装置を作製する期間もそのうちのひとつです。
装置を装着するにも裏側で見えにくいので時間がかかってしまうことが多いです。
さらに万が一装置が外れた場合、再度装着する際の位置決めなども厳密に行うため、処置に時間がかかってしまいます。
処置時間が長くなるほど、1日に治療できる患者様の数が少なくなってしまいます。
そのためお一人あたりの治療費が高くなる傾向にあります。
ただ、当院では裏側矯正の症例をたくさん積んでいるスタッフばかりですので、
裏側矯正を選んだからといって、表側の方より期間がかなり変わるか?
と言われたらそんなことはないです。
結局患者様によって、歯がどれくらいで動くのかというのは変わってくるので、
具体的に何年何か月何日かかります。とご案内するのは難しいです。
それに加えて、
どのくらい仕上がりを求めるか?により
期間は変わってきますので、
大まかな期間のご案内となることをお許しいただければと思います。
まとめ
本日は、裏側矯正って何故費用が高いのか、というところに着目してブログを書きました。
裏側矯正(リンガル矯正)が表側矯正(ラビアル矯正)に比べて高価な理由はわかりましたか?
金額は表側矯正より高価になってしまいますが、裏側矯正のメリットはたくさんあります。
ぜひご自身にあった矯正方法はどれなのか、一度ご相談しにいらしてください。
当院では、その方に合った装置を勧めさせていただく場合もあります。
裏側矯正希望でも場合によっては、
表側矯正のほうがリスクが少ないと言った場合もありますので、
当院では、
精密検査(¥38,500税込)でしていただくと詳しい情報までお話できますので、
矯正を考えている方は、ただ相談で、、、、
というよりも、
精密検査までした方がイメージはつきやすいかもしれないです!(^^)!
ただ、その前に不安なことだったり、知りたいこともあると思うので
無料でそういったことのカウンセリングは行っております。
(当院では、矯正専門のカウンセラーが行っております)
ご予約はHPからお願いします!(^^)!
また、セカンドオピニオンの場合は有料(30分 55,000)となっております。
該当される方は予約される際に、ボタンを間違わないようお願いします。
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