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投稿日:2023.2.18

裏側矯正で口内炎が! いつまでできる?できたらどうする?

裏側矯正で口内炎が!いつまでできる?できたらどうする?

「裏側矯正をして口内炎ができるようになった」とお困りではありませんか?

ワイヤー矯正は、マウスピース矯正にくらべて口内炎ができやすい傾向にあります。前向きに治療を行うには、負担を軽くするための正しい対処法や予防法を知っておくことが大切です。

こちらのページでは、裏側矯正で口内炎ができやすい理由や変化、対処法などについて分かりやすくまとめました。現在裏側矯正を行っている方はもちろんご検討中の方も、もしものときに備えてぜひご参考ください。

裏側矯正は口内炎ができやすい?その理由とは

ワイヤー矯正の一種である裏側矯正は、舌に口内炎ができやすい傾向にあります。その理由を以下でくわしくみていきましょう。

装置が舌にあたりやすい

裏側矯正は歯の裏面に装置がつくため、舌があたって外傷性の口内炎ができることがあります。舌が大きい方や位置に問題がある方は、とくに注意しなくてはいけません。

舌の位置が定まらずに巻き込んで噛んでしまう

舌が正しい位置にないと、食事や会話時に巻き込んで噛んでしまう可能性があります。装置が舌にあたるケースと同じように、外傷性の口内炎につながりやすいのが特徴です。

栄養不足

矯正治療中は、痛みや装置の脱離やワイヤーの破折といったトラブルを避けるために、柔らかめのものを食べる傾向にあります。柔らかめのものでも栄養バランスを考えた食事をとらないと、栄養不足が原因で口内炎ができる場合があるため注意が必要です。

裏側矯正で口内炎ができると変わること

矯正治療中に口内炎ができると、以下のような変化がおこります。生活に支障をきたすケースも少なくないため、口内炎ができないための予防や対策を心がけるようにしましょう。

滑舌が悪くなる

装置や歯と接触しやすい部分に口内炎があると、無意識に舌の動きを抑えて話すため人によっては滑舌が悪くなることがあります。とくに舌の先あたりに口内炎がある方は、うまく話せないケースが多い印象です。

食事や会話、お手入れ時に痛みを感じる

食事や会話、お手入れ時に口内炎が歯に触れると、強い痛みを感じる傾向にあります。頻繁に刺激が加わることで治りも悪くなるため、注意しなくてはいけません。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

お手入れをするときに口内炎が歯や歯ブラシの毛先にあたると、強い痛みを感じます。
とくに歯ブラシは、無意識に口内炎がある部位を避けるようになるため、磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
お口のなかが不衛生になると、口内炎の治りも悪くなることから工夫をして汚れをしっかり落とさなくてはいけません。

治療に対するモチベーションの低下

矯正治療中は歯が動く痛みがあり、口内炎ができるとその分痛みが増えるためモチベーションが低下しやすい傾向にあります。
とくに舌が装置に触れることでできる外傷性の口内炎は、矯正治療をしていなければできなかった可能性が高いため、治療そのものが嫌になる方も少なくありません。
治療に対するモチベーションを維持するためにも、口内炎ができにくい環境作りを心がけることが大切です。

裏側矯正をしている間は口内炎がずっとできるの?

口内炎ができやすいタイミングとして「矯正治療をはじめたばかりで装置の感覚に慣れていない時期」と「歯が動いて噛み合わせが不安定になる時期」の2つが挙げられます。それ以外の時期は、そこまで口内炎ができるリスクは高くありません。2つの時期の特徴を以下でくわしくみていきましょう。

矯正治療をはじめたばかりで装置の感覚に慣れていない時期

歯の裏面に装置がつく裏側矯正は、舌が装置に触れる感覚に慣れるまで時間がかかります。気になってつい触ってしまうという方も少なくありません。装置による外傷性の口内炎は、感覚に慣れればそのぶんできにくくなります。

歯が動いて噛み合わせが不安定になる時期

歯が動いて噛み合わせが変わると、舌を巻き込んで噛んでしまう傾向にあります。
舌が大きい方や舌が正しい位置にない方はとくに注意が必要です。話すスピードが速い方も気をつけたほうがいいでしょう。

裏側矯正で口内炎ができたときの正しい対処法

口内炎は一度できると治るまでに約1週間かかります。できるだけ痛みを和らげたい方は、ぜひ以下の方法をお試しください。

矯正治療用のワックスを使用する

矯正治療用のワックスで装置を覆うことで、舌へのあたりを弱くできます。食事やお手入れをするときは、ワックスを取る必要があるので忘れないようにしましょう。また、装置に汚れが付着しているとワックスが取れやすいため、事前のお手入れは必須です。

歯科医院によっては、矯正治療をする方全員にワックスを渡していない(希望する方のみに渡す)場合もあります。装置が舌にあたって痛みがある方は、早めにもらっておくといいでしょう。

痛み止めを服用する

口内炎の痛みは、市販の痛み止めで痛みを和らげることが可能です。頻繁に飲みすぎると胃が荒れる可能性があるのでご注意ください。1回服用したら次服用するまでに4時間はあけるようにしましょう。1日の使用制限や使用方法については、商品の裏面や中に入っている説明書で確認できますので、使用前にかならずチェックしておきましょう。

温度差・刺激に強い食事に注意する

熱すぎたり刺激が強すぎるものを口にすると、口内炎の痛みが強くなるだけでなく、治りも悪くなる傾向にあります。
温度はできるだけ常温に近いほうがいいでしょう。
刺激の強い食事は避けて、刺激が弱いものやないものを選んで食べるようにしてください。

お口のなかを清潔に保つ

お口の衛生管理レベルによって、口内炎の治癒スピードは異なります。
磨き残しがたくさんあると、その分細菌が多くなるため口内炎の治りが悪くなってしまいます。
歯や歯ブラシの毛先が当たらないよう注意しながら丁寧にお手入れをしましょう。
うがい薬も口内炎や粘膜の炎症を抑えるのに役立つので、お手入れの仕上げにぜひお使いください。

正しい磨き方や商品の使い方が分からない方は、ご相談いただければ分かりやすくご説明いたします。

軟膏やレーザー治療で治癒を早める

一般歯科では、口内炎の治療として軟膏の処方やレーザー治療を行っている医院もあります。治癒を早める効果があるため、口内炎の痛みが苦手な方やお辛い思いをしている方におすすめです。
歯科医院によってはレーザー治療を行っていない場合もありますので、HPで確認すると良いでしょう。

口内炎は、通常1週間程度で痛みが落ち着いてきます。強い痛みが1週間以上長引いたり、範囲が広がったりするようなら、別の病気(口腔がんなど)の可能性も考えられるため、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

裏側矯正で口内炎ができたら適切に対処して悪化を防ごう

裏側矯正は、舌に外傷性の口内炎ができやすい治療法です。装置や歯に口内炎があたらないようにと動きを制限していると、滑舌が悪くなったり食事や会話時に舌を巻き込んで噛んでしまう可能性があるため注意しましょう。

口内炎の痛みを和らげたり予防したりするには、矯正用のワックスの使用や、痛み止めの服用、食事に気をつける、お口のなかを清潔に保つことが大切です。
強い痛みが1週間以上長引いたり、口内炎の範囲が広がったりするようであれば、我慢せずにご相談ください。

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