投稿日:2024.12.4
矯正治療ができない人はいるの?
目次
矯正治療ができない人はいるの?
皆さんこんにちは池袋駅前歯科・矯正治療です( ◠‿◠ )
矯正治療を考える方の中で、自分は矯正治療ができるのかな?
と思っている方はいらっしゃいますか??
私自身過去に、矯正治療を行う際に外科的な手術を併用して矯正治療を行いました。
その際に、単純に矯正治療だけで治す以外にも方法があること、
そして、矯正治療ができない人もいるのかな?と疑問に感じました。
皆さんもこれから、矯正治療を考える上で一つ指標になっていただければと思います。
ですので今回は矯正治療ができない人がいるのか、ということをお話していきます( *´艸`)
そもそも、歯列矯正とは何か?
歯列矯正は見た目を改善するというのが皆様が求めていることかなと思います。
しかし、見た目だけではなく、嚙み合わせも改善していきます(^_-)-☆
嚙み合わせが悪いとどのような弊害があるのかと言いますと、
発音が上手くできなかったり、頭痛、肩こり、顎関節症などの口腔内の以外の問題が起きます。
そうなってしまうと、、日常生活様々な点で支障が起きてきます。
歯並びを綺麗にすることで、全体の嚙み合わせを改善することにも繋がっていき
口腔内以外のお悩み改善へのメリットがあります(*’ω’*)
大前提に、お口元が気になっている、コンプレックスに感じている方はそこの改善もできますので
とっても魅力的な治療となります(^_-)-☆
その他にも口腔内のお掃除のしやすさが上がり、将来的に歯の健康を維持することができます。
歯と歯が重なっていたり、凸凹が強すぎる場合には口腔内のケアが行き届かない場合があります。
歯磨き(ブラッシング)をしても汚れを落としきることができず、
フロス、歯間ブラシが上手に使えないなど、日ごろの口腔内のケアが
しにくくなってしまい、汚れが溜まってしまうことになります。
歯列矯正を行うことで歯並びが正しく整い、毎日のケアもしやすくなっていきます( ^)o(^ )
将来的な口腔内の健康という観点から見ても、大きなメリットがあります☆彡
歯列矯正ができない人は?
上記にも記したように、たくさんの良いメリットがあります。
しかし、表題にもなっているとおり、歯列矯正ができない場合があります。
当院でも、他院では治療が難しいと言われた患者様が相談にいらしたり、
矯正治療を検討している方でも行う前に、
一般歯科にかかって処置を行っていただくという患者様もいます。
それがどういった場合なのかお話していきます( ^)o(^ )
①重度の歯周病や虫歯がある場合
重度の虫歯がある場合には、矯正治療を行う前に治療を行っていただきます。
当院では虫歯の治療を行っていないため、まずは一般歯科にかかっていただきます。
むし歯はひどく、抜歯、かぶせものになるとその後の治療計画が変わってきますので
相談を行いながら進めていくことになります(..)(..)(..)
重度の歯周病の場合には、矯正治療を行うことが難しい場合あります。
歯周病が進行すると、歯茎や歯を支える骨が溶けていきます。
矯正治療で歯が動いていく際に、骨を再生しながら治療を進めていきます。
歯周病の患者様がそのまま矯正治療を進めてしまうと、
本来、骨が再生するはずだった場所に、歯周病の菌が入り込んでしまい、
健康な部分まで、菌に侵されてしまいます。
そうなってしまうと、治療が進めば進むほど歯周病も進行してしまうことになります(‘_’)
②骨と歯の根が癒着している。(アンキローシス)
アンキローシス(骨性癒着)は何らかの原因で歯根膜が失われてしまい、
歯を支えている骨と歯の根の部分が直接繋がってしまっている状態の事を指します。
原因として見られるものは、スポーツをする際に顔面に人、ボールなどがぶつかったり、
転倒した際に地面などに強打した場合に歯にとても強い衝撃がかかり、
歯根膜がダメージを受けて破壊されてしまい、骨と歯の根っこがくっついてしまいます((+_+))
アンキローシス(骨性癒着)になってしまった場合、痛みや違和感もほとんどない為気がつかないことが多いです。
アンキローシス(骨性癒着)を事前に発見する方法は、
レントゲンにて歯根膜の線が見えるかを確認し、見えない場合にはアンキローシス(骨性癒着)の可能性を疑います。
しかしながら、100%の診断ではないため、矯正治療開始前に絶対わかるものではありません。
もし、矯正治療中にアンキローシス(骨性癒着)が確認された歯を
抜くような力をかけ、脱臼させ再度矯正の力をかけて移動を行っていきます。
しかしながら、移動ができても神経が死んでしまう場合もあります。
また、骨と歯根が再度癒着してしまい動かない場合ももちろんあります。
そのような場合には、動かすことはやめて、被せもので治したり、
アンキローシス(骨性癒着)の歯を抜歯して、インプラントやブリッジにしていただく場合もあります( ;∀;)
※歯根膜とは、歯の根の部分の周りを覆っています。
歯の靭帯とも呼ばれており、コラーゲン繊維がおおよそ半分の厚さ(0.3㎜)程の組織の事を指します。
③骨格要因がある場合
歯並びが乱れてしまう原因の一つとして骨格の要因があります。
これに関しては、矯正ができないというよりは、
矯正治療単体での治療の完結が難しいということになります。
検査時に、精密的に骨格だったりを調べさせてもらい判断していく形になります。
当院では保険適用の外科手術は行っておらず、
自費の外科手術(サージェリーファースト)を行っております( ^)o(^ )
矯正治療ができないと言われたら??
歯科医師から矯正治療ができないと言われてしまったら、、、
自分は矯正治療を行いたい、でも歯科医師にはしない方がいいと言われたという方も
これを読んでいる方の中にもいるかもしれません。
そういった方がまずはセカンドオピニオンを受けてみてください。
別の矯正歯科専門クリニックではできると言われる可能性もあります。
そのクリニックの先生の方針だったり、得意、不得意などで、治療方針も変わってきます。
万が一、同じ診断でできないと言われても、
その診断、治療が間違っていないのだと納得する材料になるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、矯正治療ができない人がいるのか?という点についてお話していきました。
いかがでしたか??
全くできないというのは、重度の歯周病で歯槽骨が溶けてしまっている場合かなと感じます。
今回は、ご来院される方の、口腔内の状況で難しい点についてお話していきましたが
継続的に通院が難しい場合、本人が矯正治療を望んでいない場合には
当院としても矯正治療を進めていくことができません。
よくあることですと、親御様がお子様に矯正をさせたい、
お子様はそこまでやる気がない、となると、
通院するのはお子様ですので、定期的に通院ができない場合があります。
そうなると望んだ仕上がりにならなかったり、想定よりも動かない場合があります。
そういう場合は、お子様が矯正治療を望むまで、矯正をしないという
選択も持っていただく必要があります。
口腔内の状況のできるできないの他に
患者様自身の通院ができるできないも入ってきますので、
これから矯正治療を考えている方は2年以上通院ができるのか
改めて、考えてみてくださいね( ^)o(^ )
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