投稿日:2023.9.16
歯科矯正のゴムかけが痛いのはなぜ?痛みを和らげる方法も解説
池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「歯科矯正のゴムかけしているけれど、痛みが気になる…」
「なんとか痛みを和らげる方法はない?」
歯科矯正のゴムかけで、上記のように悩んでいませんか?
今回は、歯科矯正のゴムかけで痛む理由と期間を解説します。
また、放置するとどうなるのか、痛みを和らげる方法も合わせて紹介するので、ぜひご覧ください。
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目次
矯正のゴムかけが痛い理由
歯科矯正でのゴムかけによる痛みの理由は、以下のように多岐にわたります。
- ・歯が移動するから
- ・歯に圧力がかかるから
- ・矯正ゴムの摩擦が起きるから
それぞれの理由が深掘りできるように、詳しくみていきましょう。
歯が移動するから
矯正のゴムかけで歯が移動すると、痛みが出てくることがあります。
ゴムによる力が歯に加わることで歯が動き始めますが、歯はもとの位置にしっかりと固定されているため、その動きに対して抵抗が生じます。
この抵抗が原因で、歯が動くときに痛みを感じることがあるのです。
歯に圧力がかかるから
ゴムかけを行うことで、歯に圧力がかかり「痛い」と感じるケースもあります。
矯正ゴムによって歯に圧力がかかると、周囲の組織(歯槽骨・歯根膜)が刺激されることによっての痛みです。
さらに、この刺激が炎症反応を引き起こし、痛みを強く感じることもあります。
矯正ゴムの摩擦がおきるから
矯正ゴムが歯にぴったりフィットすることで、摩擦が発生します。
この摩擦が歯の表面や周りの組織を刺激し、痛みを感じるケースがあります。
特に初回のゴムをかけや、新しいゴムへの交換時に、摩擦による痛みが強く感じやすいです。
歯科矯正のゴムかけが痛いのはいつまで続く?
歯科矯正ゴムによる痛みがいつまで続くのかは個人差があり、治療の進行具合でも変わります。
一般的に、初回のゴムかけやゴムの交換などで痛みが強くなり、その後は徐々に軽くなります。
通常痛みが続くのは数日から数週間程度で、最初の数日は特に強く感じることがありますが、その後は楽になることが多いです。
治療の進行・ゴムの種類・体質によって痛みの期間が変わります。
歯科医師の指示を守り、定期的に通院することで痛みの期間を短くできる可能性があります。
歯科矯正のゴムかけをやらずにいるとどうなる?
歯科矯正のゴムかけをやらずにいると、以下のようなリスクを引き起こす可能性があります。
- ・せっかくきれいに並んだ歯並びが後戻りする
- ・治療期間が延びる可能性がある
- ・噛み合わせに不具合が生じる
ゴムかけは、歯の移動や上下の歯の噛み合わせを整えるのに効果的ですが、さぼると歯の動きが悪くなり、治療期間が延びたり、仕上がりに影響が出ることがあります。
せっかくきれいに並んだ歯が元の位置に戻ってしまい、再調整に追加費用がかかる場合もあります。
またゴムかけは、噛み合わせの調整でも大切な役割を担っており、怠ると噛み合わせのバランスが崩れる可能性があるため、歯科医師の指示通りにしっかり装着することが大切です。
歯科矯正のゴムかけによる痛みを和らげる方法
ゴムかけでの歯の移動や圧力によって痛みが出るケースがありますが、以下の対策をとることで、痛みが和らぐ可能性があります。
- アイスパックで冷やす
- 柔らかい食事を摂る
- 鎮痛剤を服用する
- 歯科医師に相談する
それぞれ詳しく解説していきます。
アイスパックで冷やす
ゴムかけによる痛みを和らげる方法の一つ目が、アイスパックで冷やすことです。
歯科矯正のゴムかけに痛みがでている場合、その場所に炎症が起きている可能性があります。
アイスパックを当てると、腫れや炎症が和らぎ、痛みも軽減されます。肌に直接当てず、時間をおきながら使うようにしましょう。
鎮痛剤を服用する
歯科矯正のゴムかけによる痛みがどうしても気になる場合、鎮痛剤を服用するのも一つの手です。
歯科医師に相談すると、痛み止めや炎症を処方してもらえます。
痛み止めの薬は歯科医師の指示に従って服用してください。
柔らかい食事を摂る
柔らかい食事を摂ることで、痛みが軽減できる可能性があります。
硬い食べ物は、噛む際に歯や歯周組織に強い力が加わります。そのような硬い食べ物や強く噛む必要のある食品は避けたほうが無難です。
スープやヨーグルトなどの柔らかい食事に変えて、歯への負担を減らすことがおすすめです。
歯科医師に相談する
ゴムかけの痛みが続く場合は、歯科医師に相談しましょう。
歯科医師が痛みの原因を調べ、適切な対処方法を教えてくれます。
また、治療の進み具合や調整が必要かどうかを確認するためにも、定期的に歯科医師の診察を受けることも大切です。
歯科矯正でゴムかけが必要な理由
そもそもなぜ歯科矯正でゴムかけが必要なのか気になりますよね。
ゴムかけが必要なのは、以下のような理由があるためです。
- ・歯を移動させるため
- ・歯の移動速度を早めるため
- ・歯並びを安定させるため
- ・正しい噛み合わせにするため
歯を移動させるため
ゴムかけが必要な理由の一つ目が、歯を移動させるためです。
歯科矯正で使うゴムかけは、歯の位置を移動させたり修正したりするのに効果的です。ゴムを上下の歯や斜めにかけて使用します。
そのようなゴムかけによって歯のすき間を埋めたり、前に出た前歯を後ろに引っ込めたりとさまざまな移動ができます。
歯の移動速度を早めるため
歯の移動速度を早めるためにゴムかけを行うケースもあります。
ゴムかけは、1日3回ほど自分でゴムを交換し、1日20時間以上使うことで効果が出ます。
調整日に装着したままのゴムは2週間ほどで徐々に効き目が弱くなりますが、自分で交換することでゴムの力が弱まらず、強い効果が持続可能です。
そのため、効率よく歯を矯正でき、治療のスピードも上がります。
歯並びを安定させるため
ゴムかけを行うことで、歯並びを安定させることができます。
ゴムかけで歯が正しい位置に動いた後も、元に戻らないように一定期間ゴムかけを続けることがあります。
歯は元の位置に戻ろうとする力が強く、特に動かした直後は後戻りしやすいです。
例えば歯の中心を合わせた場合、元に戻りやすい傾向があるため、少し余分に動かすこともあります。
これは、中心が揃った時点で終わらせず、後戻りを防ぐための対策です。
正しい嚙み合わせにするため
正しい噛み合わせにすることも、ゴムかけを行う理由の一つです。
矯正治療では、ゴムかけをすることで噛み合わせがよくなり、今まで噛めていなかった部分もしっかり噛めるようになります。
特にマウスピース型矯正では、マウスピースの厚みによって噛み合わせが弱くなることがあります。
そのため、ゴムの力を使って歯を上下に動かし、しっかり噛める状態に調整することが可能です。
歯科矯正のゴムかけの装着時間や期間はどれくらい?
ゴムかけを行う時間や期間については、症状や治療内容に応じて歯科医師が個別に指示します。基本的には、歯や顎に負担をかけない程度の弱い力を長時間かけ続けることが大切です。
そのため、食事や歯磨きの時間を除いて、ほぼ一日中のあいだゴムかけを行うように指導されることが多いでしょう。
ただし、ゴムかけは矯正治療全体の期間ずっと必要なわけではなく、治療の一環として数か月間だけ行われることが一般的です。
歯科矯正のゴムかけの重要性を理解して治療を進めよう
今回は歯科矯正のゴムかけが痛い理由を解説しました。
ゴムかけは、歯が計画どおりに正しい位置に移動して、安定させるために必要な処置です。
また痛みが出るのは、それだけ歯が動いている証拠です。
ゴムかけの痛みが気になる場合は、今回解説した痛みを和らげる方法を実践してみましょう。
それでも解決しにくいと感じた場合は、一度当医院へご相談ください。
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