投稿日:2023.7.5
唇を噛む癖があると歯並びが悪くなる?
皆さんこんにちは。池袋駅前歯科・矯正歯科です。
日常生活の中で、口の中に意識する時間というのはほとんどない人が多いのではないでしょうか?
ふと気が付いたら唇を噛んでいる方はいらっしゃいませんか???
実は、、、、
唇を噛む癖は歯並びのの乱れを起こしてしまうのです。
無意識のうちに噛んでしまっている方もいるかもしれません。
今回は、唇を噛む癖からくる歯列への影響についてお話致します。
目次
唇を噛むと歯並びはどのように悪くなる?
一般成人の咬む力は、思いっきり噛みしめると約70kgも力がかかります。
また、日常生活の中でも、男性であれば60kg、女性であれば40kg程の力が生じています。
そのような力で唇を長時間噛み続けてしまうと、歯に永続的に力が加わるので、歯が動きやすくなってしまいます。
そして、上唇と下唇を噛む癖の違いで影響は異なります。
上唇を噛む癖がある場合
つまり、下の歯を突き出して上唇を噛んでいる状態となります。
この状態の場合、下の歯で上唇と上の歯を同時に噛みこんでいることになり、噛みこむ力は上の歯に加わります。
その結果、上の歯が口腔内側に傾斜し、逆に下の歯は唇側に傾斜し、最悪の場合は受け口のような歯列になる可能性があります。
下唇を嚙む癖がある場合
下唇を下の歯を包み込むように丸め、上の歯で噛みしめている状態となります。
この場合は、上の歯が唇側に傾斜し、下の歯が口腔内側へ傾斜するリスクがあります。
その結果、出っ歯のような歯列になる可能性があります。
上記のことが、上下どちらも噛んでしまう癖がある場合にも言えるため、上下とも噛む癖がある場合には上下の歯が口腔内側に傾斜し、前歯部が窮屈になることで歯列が凸凹になる可能性があります。
唇を噛む癖はストレスのサイン?
もちろん、一概にストレスとは言い切れないのですが
唇だけでなく舌などを噛んでしまう癖の原因の一つとしてストレスがあげられます。
日頃から頑張りすぎちゃう方、自己犠牲が強い方などは
ほっ と一息つける時間を大切にしてみてくださいね。
その他にも寂しさや自分の感情を抑える際に無意識に噛んでしまっている場合もあります。
これもストレスと言ってもいいのかなと思います。
感情の抑制は、いつかの爆発につながってしまうので、
運動や気兼ねなく話せる仲間と、大切な時間を過ごして下さいね。
余談ですが、、、
ストレスが原因で唇の荒れが起きてしまうこともあります。
ストレスにより自律神経が乱れ血液の循環が悪くなってしまい
唇まで必要な栄養が届かなくなってしまい、荒れてしまうなんてことが起きてしまうようです。
そうなると唇だけじゃなくお肌も荒れてしまいそうですね、、、。
現代はストレス社会ですので、ストレスを感じずに生きていくのは難しいと思いますが、なにか発散できる方法を見つけてくださいね(^_^)
他にも歯並びが悪くなる癖はあるのか?
上記の唇を噛むこと以外にも歯並びが悪くなってしまう癖が
大きく言うと4つあります。
①口呼吸②舌の位置③頬杖をつく④寝相です。
それぞれどんな影響があるかお話していきます(^_^)
①口呼吸
口呼吸をしていると唇を閉じている時間が短く、舌が前へ押す力の方が強い状態になるため
歯が前に押し出されやすくなりいわゆる「出っ歯」になってしまいます。
その他にも、上下の前歯の間に隙間が開く「開咬」などの原因にもなります。
朝起きると口や喉が乾燥してる、唇が乾燥している、いびきをかく、口臭が気になる
など負の連鎖です。
上記に当てはまるかたは口呼吸している可能性が高いので要注意です!!!
②舌の位置
舌の位置が正常な位置になかったり、舌突出癖があると「出っ歯」になったり
口呼吸と同じように「開咬」になってしまいます。
開咬になると前歯でものが咬めないため、奥歯への負担が大きくなり
奥歯の寿命にも影響が出てきてしまいます。
舌の正しい位置は、舌が上顎に触れていて舌の先端は上の前歯の少し後ろにある状態です
舌の先端が前歯に触れていないことが大切です!!
③頬杖を突く
頬杖をつくと頬杖をついている側の歯に頭の重さ分の大きな負担がかかります。
例えば左で頬杖をついた場合左側に負担がかかり、負担のかかった左下の歯が内側に倒れてきてしまいます。
酷くなると下顎自体が歪んできてしまい、噛み合わせにも影響が出てきます。
④寝相
いつも左を向いて寝る癖がある場合、左側に負担がかかり左上の歯が内側に倒れてきてしまいます。
酷くなると上顎自体が歪んできてしまい噛み合わせや顔立ちが歪んでしまう可能性も..
必ずしもなってしまうわけではありませんが注意が必要です!!
歯列矯正で歯並びを改善するタイミングは早ければ早いほうがお得?!
「昔から気になっていたけどなかなか時間が取れなかった」「勇気が出なかった」
「放置してたら数年前からひどく乱れ始めたので・・・」
というようなお悩みをカウンセリングで聞くことがあります。
確かに、「凸凹がそんなひどくないから今はいいかな」という気持ちもわかります。しかし、ほんの少しの歯列の乱れでも、乱れてしまう原因が潜んでいるということです。
少しでも乱れると、噛んだ時にかかる力の分散がうまくいかなくなる為、乱れた歯を中心に悪化する可能性が十分にあります。
癖を改善するということを大前提にする必要がありますが、+αで乱れが少ないうちに整えておくと以下のようなメリットがあります。
- 部分矯正ができる可能性がある
- 非抜歯でできる可能性がある
- 費用が抑えられる可能性がある
- 期間が1年前後の短期で終わる可能性がある
元々の骨格、歯根、歯列の状態、お悩みの内容にもよって変わりますが、多くを望まない場合、手を打つタイミングが早ければ早いほど、軽度の症状として治療することができる可能性があります。
「そんなに口元気になってなかったけど、歯列がちょっと乱れてきてる気がする・・・」という方は上記の可能性があるので、悪化して重度の矯正治療となる前に前向きに考えてみましょう。
日常の癖は矯正治療が終わった後にも影響がある!
仮に、今回お話した癖を改善しないまま歯列矯正を行った場合、矯正終了直後は勿論綺麗な歯列になります。
しかし、上記の癖が原因で歯列の後戻りを起こしてしまう可能性が非常に高いです。
これは、生涯において常にリスクとしてついてきます。
その中でも、矯正終了直後2年以内が特に影響を受けやすくあります。
癖を治すというのは、無意識下のことであればあるほど難しいものですが、せっかく時間と資金を割いて綺麗にした歯列をまた乱すことがないよう、矯正治療を始めると決めた場合には癖の改善を心がけるようにしましょう。
まとめ
今回は、唇を嚙むと歯並びへの影響が出ることから
歯並びに影響する癖についてお話していきました。
このようにちょっとした癖により歯並びに影響してくることがあります!
矯正をしたけど戻ってきた気がする..
もしかしたら無意識のうちにしてしまっていることがあるかもしれません!!
無意識の動作改善しないと歯列矯正をしても後戻りしてしまうことがほとんどです。
これから矯正治療を考えている方や、後戻り感じている方などは細かく自分の癖に着目してみてくださいね( ◠‿◠ )
後は日常のストレスが少しでも少なくなるように、
うまく息抜きをして生活して下さいね( *´艸`)
自分自身が一番、自分を大切にしてあげてください(^^)/
池袋駅前歯科・矯正歯科では無料カウンセリングを毎日行っております。
気になる事があればお気軽にご相談ください!!
ネットで予約承っておりますのでよろしくお願いします!
また自分の歯ってどうなんだろう、、、という方はこちらのセルフチェックも合わせてご覧ください(^^)/
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