投稿日:2023.9.23
受け口は「どもり」になりやすい?受け口が発音に与える影響を解説
皆さん、こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「受け口が気になる」
「話すときに言葉がスムーズに発せない気がするけれど、関係あるの?」
受け口とどもりに関して、上記のようにお悩みではないでしょうか。
どもりにはさまざまな原因があり、受け口にも関係しています。
今回は、受け口が発音に与える影響を解説します。
また受け口を治す方法や、治すことで得られるメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
どもりって何のこと?
どもりは医学的には吃音(きつおん)と呼ばれ、言葉を円滑に話せない状態を指します。
例えば、特定の音や単語の発音がうまくいかず詰まってしまったり、音を長く引き延ばしたり、同じ音を繰り返したりすることが一般的な特徴です。
吃音は主に小さな子どもによく見られますが、成長するにつれて自然に治ることもあれば、大人になっても残ることもあります。
どもりの主な原因
どもりの主な原因は、以下の4つです。
- ・神経生物学的要因
- ・心理的要因
- ・環境要因
- ・遺伝的要因
脳の言語処理に関わる部位に機能異常があると、どもりにつながることがあるとされています。
自信の喪失や不安といった心理的な要因によってどもりを引き起こすこともあるため、注意が必要です。
そしてストレスやプレッシャー、急な環境の変化などの外的な影響も、どもりを引き起こすことがあります。
また家族にどもりの人がいる場合、遺伝的にどもりが発症しやすい傾向があります。
受け口とは?
受け口とは、反対咬合や下顎前突とも呼ばれており、下顎が上顎よりも前に出ている状態のことです。
一般的に、顎の成長バランスが崩れたり、歯の位置がずれたりすることで起こります。
受け口の場合は、発音に重要な舌が十分に動かせないことで、どもる可能性が高まるのです。
受け口が発音に与える影響
受け口は、上顎の歯が下顎の歯よりも内側に位置するため、舌の動きが制限され、発話に影響が出ることが多い噛み合わせです。
舌が十分に動かせないことで、どもりが生じやすくなる可能性があります。
受け口が発音に与える影響は、以下の2つです。
- ・発音が困難になる
- ・自信が低下しがちになる
発音が困難になる
受け口が発音に与える影響の一つ目が、発音が困難になることです。
受け口の人は噛み合わせが正常でないため、特定の音をはっきり発音しにくいことがあります。
特に「さ行」「た行」「な行」「ら行」などの音は、舌の位置や歯の形が影響しやすく、受け口だとこれらの音が正確に発音しにくくなります。
こうした発音のしづらさが、どもりの原因の一つになることがあるのです。
自信が低下しがちになる
受け口があることで、自信が低下することもあります。
受け口があると見た目に自信が持てなくなり、人と話すときに不安を感じやすくなることがあります。
特に幼少期や思春期には、外見や発音の問題が心理的なストレスとなり、どもりを引き起こしたり悪化させたりすることがあるでしょう。
受け口を治す方法
受け口は、歯科医院で矯正治療を行うことで根本的に治せます。
矯正治療は主に以下の3つに分けられます。
- ・ワイヤー矯正
- ・マウスピース型矯正
- ・裏側矯正(舌側矯正)
それぞれの治療法を詳しく見ていきましょう。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯並びを整えるために金属のブラケットとワイヤーを使う矯正方法です。
歯にブラケットという装置を接着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていきます。
この矯正方法は幅広い歯並びの問題に対応できるため、一般的に多くの患者さまに利用されています。
ただしワイヤー矯正は固定式の装置で、ご自身では外せません。
装置の見た目が気になる場合は、ブラケットやワイヤーを白・クリアなものに変更する選択肢となるでしょう。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明のプラスチックでできたマウスピースで歯並びを整える矯正方法です。
患者さまの歯型をもとに、カスタムメイドのマウスピースを作成して、このマウスピース装置を一定期間ごとに交換していきます。
異なる形のマウスピースを装着していくことで、歯が段階的に移動して理想の位置へと近づけられます。
ご自身で装置の取り外しが可能なので、食事や歯磨きがしやすく、見た目が目立たないため、「日常生活に支障が少ない」と人気の矯正方法です。
当院のマウスピース型矯正について詳しくはこちら>>>
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着して、歯並びを矯正する方法です。
通常のワイヤー矯正では歯の表側に装置をつけますが、裏側矯正(舌側矯正)では内側に装着するため、他人から矯正装置が見えにくいです。
ただし通常のワイヤー矯正と比較すると歯の裏側に器具をつけるぶん、装着直後は発音や舌の動きに慣れるまで時間がかかる場合があります。
また、裏側矯正(舌側矯正)は特殊なオーダーメイドの装置のため、通常のワイヤー矯正よりも費用がかかることがあります。
当院の裏側矯正について詳しくはこちら>>>
受け口を矯正することで得られるメリット
受け口を矯正することで、どもりの改善だけでなく以下のメリットが得られます。
- ・噛み合わせが改善する
- ・歯磨きがしやすくなる
- ・見た目のコンプレックスから解放される
噛み合わせが改善する
受け口を矯正することで得られるメリットの一つに、「噛み合わせの改善」があります。
受け口では、下顎が上顎より前に出ているため、上下の歯がうまく噛み合わないことが多いです。
この状態を改善することで、上顎と下顎の歯が正しく噛み合うようになり、噛む力が均等に分散されます。
正しい噛み合わせは、食べ物を効率的に噛むために重要で、歯にかかる負担が減ることで歯や顎の健康を守ることができます。
また、噛み合わせが改善されることで、顎関節にかかる負担も減り、顎関節症や歯の摩耗、痛みなどを予防できます。
歯磨きがしやすくなる
受け口を矯正して歯並びを整えると、歯磨きがしやすくなるメリットも得られます。
受け口は上下の歯がうまく噛み合わず、歯並びが乱れていることが多いため、歯ブラシが届きにくい場所が増えるため注意が必要です。
受け口を改善して歯並びが整うと、歯間部や歯の表裏にブラシが届きやすくなり、効率的に歯磨きができるようになります。
また、歯磨きがしやすくなることで、歯垢や食べかすが残りにくくなり、口臭の予防にもつながるでしょう。
見た目のコンプレックスから解放される
見た目のコンプレックスから解放されるのも、受け口の矯正で得られるメリットの一つです。
受け口を改善すると、下顎の位置が整い、顔全体のバランスが良くなります。
見た目の改善は自己肯定感を高め、他人とのコミュニケーションにも自信を持てるようになります。
特に思春期や成人期は、外見が心理的な安心感を与え、日常生活での不安を減らせるでしょう。
どもりの改善には矯正に加えて言語療法もおすすめ
どもりの改善には、前途で解説した矯正治療に加えて、専門の言語療法士による言語療法も効果的です。
言語療法士は、発音をスムーズにするための練習や呼吸法、リラックス法を指導し、どもりによる心理的なストレスや不安感に対してもサポートを行います。
歯並びや噛み合わせの問題が関連している場合、矯正治療との相乗効果が期待できます。
矯正によって歯並びや噛み合わせが改善されることで、発話がしやすくなり、言語療法と合わせてより、どもりの改善が期待できるでしょう。
個別の症状に合わせた治療を通じて、日常生活でのコミュニケーションがスムーズになり、自信を持てるようになります。
受け口とどもりでお悩みならぜひご相談ください
今回は受け口とどもりの関係性を解説しました。
受け口が原因でどもりに悩む方もいますが、すべての受け口の方にどもりが現れるわけではありません。
ただし、受け口によって舌の動きが制限され、滑舌や発音が悪くなることはあります。
その場合は、矯正治療で噛み合わせを改善することで、どもりの改善が期待できます。
どもりを含めた発音に困難を感じる方は、ぜひ一度当医院へご相談ください。
受け口の状態や発音の状況に合わせて、患者さまにマッチした矯正プランをご提案させていただきます。
歯並びでお悩みの方はぜひ当院のカウンセリングでご相談くださいね。
当院の治療費用について詳しくはこちら>>>
当院のカウンセリングについて詳しくはこちら>>>
池袋駅前歯科・矯正歯科はどんな歯科医院ですか?
池袋駅前歯科・矯正歯科は歯列矯正専門の歯科医院です!
また、池袋駅東口徒歩3分、地下39番出口すぐとアクセスも良い立地となっています。
各路線・各地域からもアクセスの良い当院へぜひお越しくださいませ。
SNSの更新もしてますのでチェックお願いします。