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ブログ

投稿日:2022.4.30

矯正中もタバコを吸えるの?

こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。

いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

タバコは百害あって一利なしとも言われているように、「身体に悪い」というのは知っていることでしょう。
一見、歯列矯正とタバコは無関係に思えますが、矯正中の喫煙はトラブルの元になります。
そこで、本記事では歯列矯正中に喫煙はできるのか、喫煙はお口の中にはどんな影響があるのかについてお話をします。

矯正中もタバコを吸える?

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もし、矯正中にタバコを吸っても大丈夫なのか気になっているなら、答えは「基本的には可能ではありますが、おすすめしません」。

タバコを吸うこと自体が歯や歯茎に多くの悪影響を及ぼすことは周知されていますが、矯正中は特に注意が必要です。
なぜなら、タバコには歯周病のリスクを高めたり、矯正の効果を低下させたりする有害物質が含まれているからです。
矯正中にタバコを吸うと、治療期間が延びる可能性があります。

そのため、一部の歯科医院では喫煙者への矯正治療を制限していることも珍しくありません。
また、副流煙も歯や歯茎の健康を害する可能性があるため、他人の健康を守る意味でも注意が必要です。
矯正治療を始める前に、できれば禁煙を考えてみることをおすすめします。

矯正中のタバコが原因で起こり得るデメリット

矯正中のタバコは、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

歯が動きにくくなる

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矯正治療は歯をゆっくりと動かして、理想の位置に並べます。
具体的には、適切な力を歯に加えると、その力の方向に合わせて歯を支える骨が破壊され、作り変えられて少しずつ変化するのです。
この現象は、傷が治る仕組みと似ています。

しかし、タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させ、歯茎や歯を支える骨への血流を減少させます。
十分な血流がないと歯や骨は必要な栄養を受け取れず、健康を維持することが難しくなることも。
その結果、骨の再生が遅れるため、矯正治療の期間が予想よりも長くなってしまうことがあります。

歯と装置が変色する

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タバコの煙に含まれるニコチンとタールは、歯の表面に黄色や茶色の汚れを残します。
矯正治療では、ブラケットやマウスピースなどの装置が使用されますが、これらの装置も同様に変色のリスクがあります。

特に、透明なマウスピースを使用している場合、タバコの煙による変色は目立ちやすく、見た目にも影響を及ぼします。
ブラケットの場合は、矯正後に外したら装置が付いていたところだけ白く跡が残ってしまう、なんてことも。

変色してしまった歯は歯磨きでは落とせません。
歯科医院でのクリーニングが必要になるため注意しましょう。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

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タバコを吸うと唾液の分泌が減少し、口が乾燥しやすくなります。
唾液には口の中の細菌や食べかすを洗い流す役割があります。
唾液が不足すると細菌が繁殖し、虫歯や歯周病の原因となるのです。
特に、ワイヤー矯正の場合は、ブラケット周りに歯垢が溜まりやすく、歯磨きも困難になるため、さらにリスクは高まります。

また、タバコに含まれる一酸化炭素やニコチンには血管収縮作用があり、血流を悪化させます。
血流が悪いと歯茎への栄養の供給が妨げられ歯周病のリスクが高まります。

喫煙によって虫歯や歯周病が悪化する可能性が高いため、矯正治療中はもちろんのことお口の健康を守るためにも喫煙は避けるべきです。

加熱式タバコや電子タバコはどうなの?

近年では従来のタバコに替わり、加熱式タバコや電子タバコを吸っている方が増えています。
これらの製品は、煙を出さずにニコチンを摂取することができるため、「健康リスクが低い」と考えられがちです。
しかし、製品によっては矯正治療への悪影響を及ぼすため注意が必要です。

加熱式タバコ(iQOS、プルームテック等)

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加熱式タバコは、たばこ葉を低温で加熱してニコチンを含む蒸気を発生させる製品です。
iQOSやプルームテックなどのブランドがあります。
これらの製品はニコチンが含まれていますが、タールや一酸化炭素の排出は従来の紙巻きタバコに比べると少ないです。

しかし、矯正治療中にこれらを使用すると、ニコチンによる血管収縮効果が歯茎の健康に悪影響を及ぼし、歯の移動や治癒を遅らせる可能性があります。
また、タールが少ないからといって装置や歯へ着色しないわけではないため注意しましょう。

電子タバコ(VAPE等)

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電子タバコは、リキッドと呼ばれる液体を加熱して蒸気を発生させる製品です。
ニコチンやタールが入っていないため、歯の動きに影響が出たり、装置への着色もしないと思われます。

しかし、電子タバコの蒸気には、プロピレングリコールやグリセリンなどの化学物質が含まれており、これらがお口の中の乾燥を引き起こし、歯肉炎や歯周病の原因となる可能性があります。

加熱式タバコや電子タバコは「健康リスクが低い」と考えられがちです。
しかし、矯正治療中は、お口の健康を最優先に考え、加熱式タバコや電子タバコの使用も控えることをおすすめします。

矯正治療開始までに禁煙するコツ

禁煙することは簡単なことではありませんが、矯正治療を成功させるためには禁煙が重要です。
ここでは、矯正開始までに禁煙するコツを3つ紹介します。

禁煙の目的を明確にする

まず、禁煙の目的を明確にすることが重要です。
禁煙を決意した具体的な理由を書き出してみる方法もおすすめです。

また、禁煙することで得られるメリットを思い描くことがモチベーションの維持につながります。
たとえば、禁煙に成功した後の健康なお口の状態や、整った歯並びと白い歯を想像してみましょう。
それを常に意識することで禁煙への意志を強く保つことができます。

禁煙外来を受診する

自分の意志では禁煙が難しい場合は、禁煙外来を受診しましょう。
ニコチン補充療法や禁煙補助薬の処方、カウンセリングを通じて、禁煙に向けたサポートを受けられます。
専門家の助けを借りることで禁煙への道がスムーズになり、成功率が高まります。

代替手段を見つける

ストレスやタバコを吸いたくなる瞬間を乗り越えるための代替手段を見つけることも重要です。

たとえば、ストレスや不安を感じたときにタバコに頼る代わりに、運動や深呼吸などを試してみましょう。
また、手を忙しく保つために趣味や手作業に没頭するのも良い方法です。
飴やガムを噛むことでお口の中を忙しくさせることも、欲求をやわらげられます。

まとめ

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矯正治療のタバコは、歯が動きにくくなる、装置や歯の変色、虫歯や歯周病のリスク増加など、お口の中に及ぼす悪影響は多岐にわたります。
ただ、矯正中にタバコを吸ったからといって、全く歯が動かなくなるということはありません。
しかし、治療が長引く原因になることがあるので注意が必要です。

また、加熱式タバコや電子タバコも同様のリスクがあるため、矯正治療中の喫煙はおすすめできません。
健康な歯並びと美しい笑顔を目指すためにも、矯正治療開始前の禁煙が理想的です。
矯正治療を禁煙のきっかけにしていただけると、とても嬉しいです(^^)

当院では、矯正治療に関する相談を受け付けております。
喫煙の習慣がある方でも、矯正治療を受けることができるのか、その影響についての疑問や不安にスタッフが丁寧にお答えします。
気軽にお越しください。

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