投稿日:2023.9.16
歯科矯正でのゴムかけは痛い?
「ゴムをかける治療法は痛いの?」と不安に感じていませんか?
ゴムかけは矯正治療のなかでも痛みがでやすく、まったく何も感じないという方は残念ながらいません。しかし、理想の歯並びに仕上げるためには必要な処置であり、痛みを和らげる方法も存在します。
こちらのページでは、ゴムかけの特徴や対処法について分かりやすくまとめました。ぜひご参考ください。
目次
歯科矯正で行うゴムかけは当日から1週間程度痛みが続く
矯正治療では、噛み合わせの微調整などを行うために、一時的に専用のゴムをかける場合があります。
理想の歯並びに仕上げるには必要なことですが、強い痛みがでやすいため苦手とする方が少なくありません。痛みはゴムをかけた当日から1週間程度続きます。
歯科矯正でのゴムかけで痛みが発生する2つの理由
歯科矯正でのゴムかけで痛みが発生する理由として、以下の2つが挙げられます。
歯が動くことで周囲の組織が圧迫される
歯の周囲には歯根膜や歯槽骨があり、歯に力がかかることで周囲の組織が圧迫され、痛みが発生します。
ゴムをかけていない状態でも歯が動けば同じ現象がおこりますが、ゴムの場合は通常より強い力がかかるため、痛みがでやすいのが特徴です。
血管や神経が収縮する
歯根膜や歯槽骨が圧迫されると、そこに存在する血管や神経が収縮します。すると、血行が悪くなり痛みを感じやすくなります。
ゴムかけをやらずにいるとどうなる?
歯が計画通りに動かないことで治療期間が延びたり、場合によっては後戻りがおこったりします。痛みは1週間程度でおさまるため、我慢して続けることが大切です。
ゴムかけの痛みを和らげる3つの方法
ゴムかけの強い痛みは、以下の方法で和らげることが可能です。どれもすぐにできる簡単なものばかりですので、お困りの方はぜひ今日からお試しください。
お口のなかを温める
お口のなかを温めると血行がよくなり、痛みが和らぎます。
ゴムを使用しない通常の矯正治療でも効果的な方法ですが、マウスピース矯正の場合は、装置が変形する恐れがあるため、かならず外してから行う必要があります。
鎮痛剤(痛み止め)を服用する
歯科医院で処方されたものはもちろん、市販の鎮痛剤も効果があります。頻繁に服用すると胃腸障害を引き起こす場合があるため注意が必要です。
ほかの方法を試して効果を得られない場合に行うといいでしょう。
柔らかめのものを食べる
痛みが強いときは、無理に硬いものや歯ごたえのある食材を口にする必要はありません。柔らかいものを選んで食べるようにしましょう。
温かいスープやおかゆなどがおすすめです。
ゴムかけの痛みをコントロールして理想の歯並びを目指そう
痛みがでやすいゴムかけは、できれば避けたいという方が多いと思いますが、美しい歯並びに仕上げるためにどうしても必要になる場合があります。
お口のなかを温めたり柔らかめのものを選んで食べたりなど、日常生活のなかで痛みをコントロールすることでうまく治療と付き合えるでしょう。モチベーションの維持にも役立ちますので、ぜひ今日からお試しください。
今回お伝えした方法を試しても強い痛みが続く場合は、別のトラブルがおこっている可能性がありますので、一度当院までご連絡をお願いします。