menu
close

ブログ

投稿日:2021.11.27

唾液にはどんな効果がある?矯正中に唾液が増える理由も解説

皆さんこんにちは。池袋駅前歯科・矯正歯科です。
「唾液には虫歯予防の効果があるって聞いたけれど、本当?」
「矯正を始めて、唾液がたくさん出るようになった気がする」
上記のように考えている方もいるでしょう。
本記事では、唾液に期待できる6つの効果を解説します。
また、ドライマウスになる原因を紹介したうえで、唾液の分泌を促す方法も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

唾液の作用とは?6つのうれしい効果

唾液と口

まずは、唾液にどのような作用があるのかを見ていきましょう。

  1. お口の中の粘膜を潤して保護してくれる
  2. 食べかすやプラークを洗い流してくれる
  3. 歯を強くしてくれる
  4. お口の中を中性に戻してくれる
  5. 最近の増殖を抑えてくれる
  6. 消化を助けてくれる

1.お口の中の粘膜を潤して保護してくれる(保湿作用)

唾液には、お口の中の粘膜を潤して保護してくれる保湿作用があります。
また食べ物を湿らせてまとめてくれるため、 飲み込みやすくなる効果も。
食事の際に飲み込みづらいと感じている場合は、食事の前に唾液を出すように意識してみましょう。
さらにお口の中が潤うため、舌の動きが滑らかになり、会話もしやすくなります。

2.食べかすやプラークを洗い流してくれる(自浄作用)

食べかすやプラークを洗い流してくれることも、唾液の作用の中の一つです。
唾液は健康な大人で1日に1~1.5リットルほど、たくさん分泌されます。
お口の中の細菌や食べかすを洗い流す効果があり、これを自浄作用と呼びます。
この自浄作用が落ちると細菌が繁殖し、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、口臭がきつくなったりするため、注意が必要です。

3.歯を強くしてくれる(再石灰化作用)

歯を強くしてくれる石灰化作用も、唾液の効果の一つです。
普段の食事で食べ物が分解される過程で、酸が発生します。
この酸は、エナメル質・カルシウム・リンなどのミネラルを溶かし出す、「脱灰」という現象を引き起こします。
脱灰が進行すると虫歯になるのですが、唾液による再石灰化作用が働き、虫歯の進行を防いでくれるのです。
ただし歯磨きが不十分だったり、甘いものを頻繁に摂取したりすると、再石灰化がうまく働かず虫歯のリスクが上がるため、注意しましょう。

4.お口の中を中性に戻してくれる(緩衝作用)

唾液にはお口の中を中性に戻してくれる、緩衝作用があります。
お口の中は基本的に中性の状態です。
食事をすると唾液の緩衝がうまく働かなくなり、酸性に傾きます。
pHが5.5以下の酸性に傾くと脱灰が起こりやすく、 虫歯のリスクが高まります。
この酸性に傾いた状態を、唾液が中和して元に戻してくれるのです。

5.細菌の増殖を抑えてくれる(抗菌作用)

細菌の繁殖を抑えてくれる抗菌作用があるのも、唾液の効果の一つです。
通常お口の中には、常にたくさんの細菌が存在しています。
その細菌の中には、虫歯や歯周病を引き起こす悪い菌も存在するのです。
唾液には細菌の繁殖を抑えたり、殺菌したりする効果があります。

6.消化を助けてくれる(消化作用)

消化を助けてくれる消化作用があるのも、唾液の効果の中の一つです。
唾液の中にはデンプンを分解する、酵素成分のβアミラーゼが含まれています。
この酵素成分によって炭水化物が消化されるため、よく噛んで唾液の分泌を促すと、胃や腸の負担を軽減できるのです。

自分がドライマウスかわからない!セルフチェックの方法

女性の閉じた口

お口の中が乾燥することを、ドライマウスと呼びます。
「自分のお口の中がドライマウスかわからない」という場合は、以下の項目をチェックしてみましょう!

  • 口の中が3ヶ月以上乾燥している気がする
  • 口の中がネバネバする
  • 口が乾いて会話がしにくい
  • 食べ物を飲み込みにくい
  • 水分をかなりこまめにとる
  • 口の中が乾いて痛い気がする

これらに当てはまる項目が多いほど、ドライマウスになっている可能性が高くなります。

ドライマウスになる原因

緑のハテナマーク

ドライマウスの原因には、身近なもので以下の4つが挙げられます。

  • 飲み薬による副作用
  • ストレス
  • 食事の時に あまり噛まない
  • 口呼吸

人は緊張すると交感神経が優位になり、唾液の分泌が落ちることがあります。
唾液は食事などで顎を動かすと分泌されます。
食事であまり噛まないでいると、ドライマウスになる傾向があるのです。
また、口呼吸を繰り返すとお口の中の水分が奪われてしまい、ドライマウスになることがあります。
さらに上記で挙げた項目以外にも、糖尿病や高血圧などの全身疾患によってドライマウスを引き起こすことがあるため、注意が必要です。

唾液の分泌を増やすには?

茶髪の女の子

唾液の分泌を増やす方法には、以下のようなものがあります。

  • よく噛む
  • こまめに水分を摂る
  • 食事を工夫する
  • 唾液腺マッサージをする

よく噛む

唾液の分泌を増やすためには、よく噛むことがとても大切です。
噛む回数の目安としては、「一口で30回」を目標にして噛むとよいでしょう。
特にスルメ・ガムなどの噛み応えのある食品は、唾液腺が刺激され分泌量がアップするため おすすめです。

こまめに水分を摂る

こまめに水分を取ることも、唾液の分泌を増やす方法の一つです。
身体の水分が不足してしまうと、唾液の分泌量も減ってしまいます。
1日1.5~2リットルを目安として、こまめに水分を摂るように心がけましょう。

食事を工夫する

唾液の分泌を促すために、 食事の工夫も行いましょう。
食事の内容によって、唾液の分泌を促す効果が期待できます。
例えばレモン・ 梅干しなどの酸っぱいものには、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す効果があります。
また、フランスパンやスルメなどの噛み応えがあるものも、唾液腺が刺激されるため、おすすめです。

唾液腺マッサージをする

唾液腺マッサージをすると、唾液の分泌がより促されます。
唾液腺マッサージは以下のような流れで行っていきましょう。

  1. 上の奥歯あたりを指で前にゆっくり回し唾液腺を刺激する
  2. 両手の親指で顎の下を押して、下顎の骨の内側に指を当てて数秒押す
  3. 下顎のくぼみ部分(舌下腺)を、両親指の腹で軽く圧迫する

唾液腺マッサージを行うことでお口の自浄作用が機能して、飲食や会話がしやすくなる効果が期待できます。

矯正中はもっと唾液が増える?

矯正中の下顎

矯正治療を始めたばかりの方で、「唾液の量が増えた気がする」と感じることがあります。
このように感じるのは決して気のせいではなく、矯正治療によって唾液の分泌量が増加するケースはよく報告されているのです。
私たちの体には口の中に異物が入ると、その異物を洗い流そうとして、唾液の分泌量を増やす機能が備わっています。
ワイヤー・マウスピースなどの矯正装置は、お口の中の粘膜を刺激するため、唾液腺がより刺激されて、多く分泌されるようになるのです。
特にワイヤー表側矯正は、 装置によって虫歯のリスクが高くなる傾向にありますが、 唾液が多く分泌することによって再石灰化作用が働き、 虫歯のリスクを減らす効果が期待できます。

表側矯正の治療内容はこちら>>>
当院の治療内容についてはこちら>>>

まとめ

歯と歯ブラシ

唾液には、再石灰化作用・抗菌作用などの、虫歯のリスクを下げてくれる効果があります。
上記で解説したように、矯正中は唾液の分泌が増える傾向にありますが、ワイヤー矯正は歯磨きがしにくいため、注意が必要です。
そこでおすすめしたいのが、以下のタブレットです。

ロイテリ タブレット

 

プロデンティス MUM

プロデンティス MUM

プロテクティス ビタミン D3入り

プロテクティスビタミン D3入り

近年歯科業界で注目されている、ロイテリ菌を生きたまま摂取できるタブレットです。
ロイテリ菌とは、 1980年代にロイテリ博士によって、アンデス山脈で暮らすペルー人女性の母乳から発見された、ヒト由来の乳酸菌のことを言います。
お口の中の善玉菌抑制に力を発揮して、アレルギーを抑制する効果も期待できます。

夜になめるだけで、寝ているあいだに口内フローラ(1000億個以上の細菌の集まり)の異常を改善し、虫歯予防や口臭予防の効果も期待できるのです。
今回ご紹介した唾液の分泌を増やす対策を実践したり、タブレットを活用したりするなどして、トラブルのない口内環境を目指していきましょう!

歯並びでお悩みの方はぜひ当院のカウンセリングでご相談くださいね。
当院の治療費用について詳しくはこちら>>>
カウンセリングについて詳しくはこちら>>>
カウンセリングの予約はこちらから>>>

関連ページ

患者様の満足度調査を実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。患者様の率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。

NPO法人 日本⻭科医療評価機構の調査結果は以下バナーよりご確認ください。


日本⻭科医療評価機構がおすすめする東京都豊島区・池袋駅の⻭医者・池袋駅前歯科・矯正歯科の口コミ・評判

※日本⻭科医療評価機構とは日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。