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ブログ

投稿日:2021.11.13

私の矯正体験談~舌側矯正編~

皆さん、こんにちは。
池袋駅前歯科・矯正歯科 歯科衛生士の浦木です。

前回の自己紹介ブログ『歯科衛生士になったきっかけ』は読んで頂けましたでしょうか。
そちらのブログでもお伝えしましたが、私は歯の矯正治療を受けた経験があります。
舌側矯正(ぜっそくきょうせい:裏側矯正)マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正治療です。
そこで今回は、私が矯正を始めたきっかけから、舌側矯正中に苦労した事食事のアドバイスなどをお伝えしたいと思います。歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談 

歯列矯正を始めたきっかけ

私が歯並びを気にし始めたきっかけは、二十歳の時に撮影した1枚の写真でした。
私は唇を閉じて微笑んでいるつもりでした。
しかし、実際は、上顎左側側切歯(じょうがくさそくそくせっし:左上の前から2番目の歯)だけ唇から顔を覗かせていました。
(その写真は実家にあると思うので、探してみます!)
いつもそんな顔で笑っていたのか・・・と恥ずかしくなり、歯列矯正をしたいと思うようになりました。
歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談 

しかし、前回のブログでもお伝えしたように、

側に矯正装置を付けると

  • 装置の厚さ分、唇が盛り上がる
  • 食事中、装置に食べ物が絡まっているのを周囲の人に見られたら恥ずかしい

という心配があり、なかなか治療に踏み切ることが出来ずにいました。

しかし、歯科衛生士になって3年目、『側矯正』に出逢い、矯正を始める決心が着きました。

舌側矯正で苦労した事

私が舌側矯正中に一番苦労した事は、❝発音❞です。
上顎の前歯の裏側に装置を付けると、「サ(゛)行」「タ(゛)行」「ナ行」「ラ行」が発音しづらくなることが多いです。
私の場合は、装置を付けてから2~3週間程で発音に慣れ、装置を付ける前とほぼ同じように発音できるようになりました。
しかし、「サ(゛)行」は装置が付いている期間中ずっと発音しづらい感覚がありました。
正中離開(せいちゅうりかい:上顎前歯のすきっ歯)だと、息が隙間から漏れて特に「サ(゛)行」の発音に問題が出る事が多いです。
それと同じような現象が、ワイヤーと歯との間の空間で起こっているように感じました。

歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談 
このように舌側矯正中は発音が難しく、
「舌足らずな話し方だな。」
「音が抜けているな。」
と自分の発音に不安を感じていました。
しかしながら、周囲の人から「聞き取りづらい」などと指摘された事は一度もありませんでした。
また、何度も聞き返されることもほぼありませんでした。
自分が思うほど、周りは気にならなかったのかもしれません。
※発音のしづらさは個人差がかなり大きいので、私の体験談はご参考程度にして頂ければ幸いです。

舌側矯正中の食事について

ワイヤーでの矯正中は、食事面で以下の2つの点に気をつける必要があります。

 

  1. ワイヤー調整後の数日間は、硬いもの、弾力の強いものは、痛くて噛めない事がある
  2. 硬いもの、弾力の強いもの、前歯で噛み切るもの、粘着性の高いものを食べると、装置が外れたり、変形・破損する恐れがある

実際私が舌側矯正中に何を食べていたのかというと…

矯正中の痛みで噛めない時の食事

歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談矯正中の痛みで噛めない時は、噛まなくても飲み込めるものを食べていました。
例えば・・・
お粥、お豆腐、お味噌汁(具…お豆腐、とろろ昆布)、具無し茶碗蒸し、ヨーグルト、スープ、プリン、ゼリー

舌側矯正中、お肉を食べたいとき

歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談大きなかたまりのお肉を食べると装置が外れたり、変形・破損のリスクが高くなります。
お肉を食べたい時は、ひき肉を使った料理か、やわらかい薄切り肉を使った料理を食べていました。

ひき肉を使った料理・・・ハンバーグ、餃子、鶏そぼろ丼、麻婆豆腐など
薄切り肉を使った料理・・・しゃぶしゃぶ、すき焼き、牛丼など

舌側矯正中、前歯で噛み切るものを食べたい時

歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談前歯で噛み切ると、装置が変形・破損する恐れがあります。

リンゴやハンバーガーは、一口サイズにカット、
トウモロコシや骨付き肉は、かぶり付かずに、実やお肉を切り外して食べていました。

舌側矯正中、粘着性の高いものを食べる代わりに

歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談舌側矯正中、粘着性が高いキャラメルやソフトキャンディーなどは、装置の変形や破損を招きます。
それだけではなく、虫歯のリスクも高いです。
そのため、私は矯正前からキャラメルやソフトキャンディーなど食べないようにしていました。
しかし、キシリトールガムは虫歯予防のために噛んでいたので、代わりにキシリトールタブレットを舐めるようにしました。
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このように食事には細心の注意を払っていました。
その甲斐あって、一度だけ装置が外れるトラブルはあったものの、治療はスムーズに進んでいきました。
2年半ほどで動的治療(歯を動かす治療)が終了し、保定(後戻り防止の動かさない治療)に入りました。歯科衛生士 舌側矯正 矯正体験談 
その後、インビザラインでの矯正をすることになるのですが、そのお話は こちら>>>