投稿日:2022.8.12
マウスピース矯正ができないケースとは?
こんにちは院長の内橋です。
毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近ではいろんな場面でマウスピース矯正を目にすることが多いと思います。
手軽に始めれれるマウスピース矯正ですが、
中にはマウスピース矯正では治療が難しい場合があります。
今日はどんなときにマウスピース矯正がでいないのかお話したいと思います。
目次
マウスピース矯正ができない4つのケース
①咬み合わせが深い方
正しい咬み合わせとは上下の歯が2~3mm被っているのが良い状態です。
自分でできる簡単なチェックとしては、奥歯で咬んだ状態で正面から見たときに
上下の歯が見えているのが正常です。
このときに上の歯しか見えていない方は咬みあわせが深いです。
咬みあわせが深い方はマウスピース矯正では治療する事が難しいことがあります。
対応策
咬みあわせが深い原因は様々あります。
中にはマウスピース矯正でも適応可能な場合があるので、
精密な検査の上で診断が必要です。
場合によってはワイヤー矯正を検討したほうが良いことがあります。
②デコボコが大きい方
マウスピース矯正はきれいな歯並びになるようにまずシュミレーションを作成し、
必要なマウスピースを最初に作成して、それを自分で交換して歯を動かします。
マウスピースを進めていくと実際の歯の動きとずれてくることがあり、
その都度シュミレーションを作成し、追加でマウスピースの作成をする必要があります。
歯のデコボコが強い方は歯の動きのずれが出ることが多いので、
追加のマウスピースを何度も作成することになります。
そのため当初の予定より時間がかかってしまうことがあります。
対応策
デコボコを治すにはワイヤー矯正がおすすめです!
ワイヤー矯正の方が歯を動かすスピードが早く確実に歯が動いてくるため、期間も早く仕上がりもきれいです。
③歯を抜く治療の方
歯を抜いて治療する場合、歯を大きく動かす必要があります。
マウスピース矯正では取り外しができるため、歯に継続的に力をかけることができません。
そのためマウスピース矯正だと歯を抜いた隙間を閉じるのに時間がかかったり、隙間が閉じられない、
なかには歯が傾いてしまい咬みあわせがずれてきてしまうことがあります。
対応策
歯を抜く場合はワイヤー矯正がおすすめです!
ワイヤー矯正の場合、歯をしっかりと動かすように力をかけることができます。
もしくはワイヤー矯正で大きく動かし、最後の微調整をマウスピース矯正で行うこともできます。
④歯周病が進行している方
歯周病とは歯を支えている骨や歯茎がすくなった状態の事をいいます。
進行度は人によって違いますが、重度に進行した状態では矯正治療ができない場合があります。
マウスピース矯正の場合狙ったところに一気に力がかかるため、
支えが少ない歯周病の方の場合、矯正力によって歯をダメにしてしまうことがあります。
対応策
歯周病が心配な方は、まずは歯周病の治療を行いましょう!
また歯周病の状態によってはワイヤー矯正がおすすめです。
ワイヤー矯正は力を分散することができ、弱い力を継続的にかけていくことができます。
このため歯周病の方にはワイヤー矯正がおすすめです。
最後に
手軽に始められるマウスピース矯正ですが、
中には始めたのになかなか終わらないということがあります。
そうならないように、当院では皆様お一ずつに合わせた
最良の治療方法をお話させていただいております。
また今回ご紹介した歯並びの方も状態は一人一人違いますので、
マウスピース矯正でもできることもあります。
できるかどうかは精密な検査を行い、分析が必要ですので
ぜひ一度ご相談にいらっしゃってください!