投稿日:2022.10.22
部分矯正と全体矯正について
こんにちは!気づけば10月の下旬、おでんやお鍋などが食べたくなる季節に突入しましたね(^^)
食欲の秋を体現化するかのように箸が止まらなくなってきた今日この頃ですが、太って制服がきつくならないように気を付けていきたいと思います(笑)
さて、今回はカウンセリング時に質問の多い『部分矯正』と『全体矯正』の特徴についてお話をしていきたいと思います。
矯正治療を始めようかな~と意識し始めたときに気になることの1つに、『全体矯正、部分矯正のどちらが自分に適しているのか』ということがあげられると思います。
是非、こちらのブログを参考にしていただければ幸いです(*^-^*)
目次
部分矯正
まずはじめに、クリニックによって用意している部分矯正の種類は若干異なりますので、今回は当院でご用意している種類でご説明いたします。
部分矯正の種類と、どんな方に向いているのかザっと書き記すとこうなります↓↓
①[上もしくは下]右犬歯~左犬歯までの計6本
→前歯の凸凹が気になる方向け
②[上下]右犬歯~左犬歯までの計12本
→前歯の凸凹が気になる方向け
③[上もしくは下]すべての歯(14本)
→上、もしくは下の前歯あるいは全体的に凸凹が気になる方向け
これら3つの共通点はお分かりの通り、『動かす歯の数が決まっている』ということです。
動かす歯の数が決まっているということは、『決められた空間の中で歯を動かす』ということになります。
そうした時に、空間が一番限られているのは犬歯~犬歯までを動かす部分矯正です。
「前歯だけ気になるから、前歯だけ動かして治したい」という方が沢山いらっしゃいます。
もちろん、気になるところを治したいと思うのは当然なので間違っていませんが、部分矯正ができるかどうかのポイントは【歯が動けるスペースがある、もしくは作れるかどうか】です。
スペース作りの方法として、【抜歯】のほかに【歯を削る】というものもあり、①や②の部分矯正の場合は【歯を削る】方法を使っていきます。
一本だけ前や後ろに大きく飛び出ていたり、凸凹している部分が隣の歯と重なっているといった窮屈な状態だと【歯を削る】方法で十分なスペースを作ることが難しい場合があります。
①の部分矯正が難しい場合、③のパターンで考えていくことになります。
奥歯まで動かせば、それだけ空間を確保できるので歯並びが改善する可能性が高まります。
また、【抜歯】をして矯正をすることができます。
(※②の部分矯正が難しい場合は全体矯正)
しかし、欠点もあります。それは、
【奥歯の嚙み合わせが悪化してしまうかもしれない】
ということです。
上か下しか動かさない為、片方は一切触りません。
上下の歯が最良のところでかみ合うことで食事が難なくできたりしますが、部分矯正の場合は嚙み合わせを考慮しながら治療することができない為悪化してしまう可能性が高いのです。
噛み合わせが悪くなることで起こる弊害として、【部分的にかみ切ったりすり切ったりできなくなる】【左右どちらかでしか食事をとらなくなることで咬筋のバランスが崩れて顔面に歪みがでてくる】【肩こりや頭痛などが起こる】などがあげられます。
全体矯正
全体矯正となると金額的にも矯正期間的にも部分矯正に比べて負担がかかりますが、上記であげてきたトラブルを改善し、医学的観点・審美的観点どちらをとっても綺麗な仕上がりとなるのが全体矯正です。
もし、少しでも視野を広げられそうであれば、ご自身の理想に寄り添った最適な治療をご提案することができるかと思います。
精密検査の重要性
部分矯正・全体矯正どちらが良いのか、その判断は精密検査をした後でないとわかりません。
検査を受けていただくことで、骨の厚みや、歯根の向きなど総合的にチェックができるので正確な判断をすることができます。
部分矯正と全体矯正についてざっくりとお話させていただきましたが、いかがでしょうか。
詳しくは無料カウンセリングにてお答えいたします!
また、症例写真をインスタグラムに投稿しておりますので、是非参考にしてみてください!!
https://www.instagram.com/ikebukuro_kyousei/?hl=ja