投稿日:2025.7.8
歯列矯正をするならワイヤー矯正を選んだ方が良い?マウスピース矯正と
こんにちは池袋キュア矯正歯科です。
歯並びを整えたいと考えているものの、自分にはどの方法が合っているのかと悩む方も少なくないでしょう。「ワイヤー矯正が良い」という声も聞きますが、実際のところ見た目や痛み等はどうなのか気になりますよね。
歯並びを改善する方法には大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2つがあります。それぞれの方法にメリットとデメリットがあり、合う方法も人によって異なります。
本記事ではそれぞれの治療法の違いや目立ちにくいワイヤー矯正の方法、自分に合った治療方法を選ぶポイントについて丁寧に解説します。
歯並びを整える治療法に悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
歯列矯正するならワイヤー矯正がいい?マウスピース型矯正と比較!

巷では「歯並びを改善するならワイヤー矯正がいい」という声も聞きますが本当なのでしょうか?
そのように言われる理由や費用、治療期間等のマウスピース型矯正との比較についてご紹介します。
ワイヤー矯正がいいと言われるのはなぜ?
ワイヤー矯正がいいと言われる理由はいくつかありますが、一番は治療可能な範囲が広く、ほぼ全ての歯並びの悩みに対応できるからです。
ワイヤー矯正とは従来から使用されている歴史の長い方法です。歴史がある分、症例数が多く、治療が難しいような重度の歯列不正にも対応が可能です。
ただし、自分に合う治療法は患者様それぞれによって異なります。歯並びの状態はもちろんのこと、ライフスタイルや治療の目的、治療にかけられる期間など希望する条件が人によって違うからです。
それぞれの治療方法の特徴やメリット、デメリットを知ることで、総合的に自分に合った方法を判断していく必要があります。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の違い
治療費の相場や治療にかかる期間など、歯並びを整える治療法には様々な違いがあります。それぞれの特徴を比較することで、自分に合った方法を選びましょう。
<全体矯正の場合の比較>
| ワイヤー矯正 | マウスピース型矯正 | |
| 治療対象とする歯列不正 | 軽度〜重度 | 軽度〜一部中等度 |
| 治療費の相場 | 60~170万円 | 60~120万円 |
| 治療期間 | 2年~2年半 | 2年~4年 |
| 痛み | 痛みを伴うことがある | 痛みが少ない |
| 通院頻度 | 3~6週間毎 | 1~3か月毎 |
治療可能な歯並びは圧倒的にワイヤー矯正の方が多いです。
一般的に治療費についてどちらが安いかは歯並びの状態等によってケースバイケースです。当院の歯列全体を整える治療ではワイヤー矯正のほうが費用は高くなります。しかし、トータルフィー制度(定額制)を採用しているため、治療が長引く等で追加費用がかかることはありません。トータルフィー制度について詳しく知りたい方はコチラをご参考ください。
治療期間は同じ歯並びの場合、ワイヤー矯正の方が短い傾向にあります。歯を動かす力がマウスピース型矯正より強いからです。
一方で痛みについては、歯を動かす力がマイルドなマウスピース型矯正の方が少ないとされています。
通院頻度は装置をまとめて受け取れるマウスピース型矯正の方が少ないです。
歯列矯正におけるワイヤー矯正とは?

そもそもワイヤー矯正とはどのような治療方法なのか、メリットとデメリットを踏まえてご紹介します。
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正とは歯の表面に付けた金属製の装置にワイヤーを通して歯並びを整える方法です。従来からある歴史の長い治療方法で、歯並びや噛み合わせが複雑な症例に対応でき、沢山の方に選ばれています。
ワイヤー矯正のメリットとデメリット
歯にワイヤーを取りつけて整える方法には、さまざまな利点と注意点があります。ここでは、その特徴をわかりやすくご紹介します。
メリット
・症例数が多く、ほぼ全ての歯並びで適応できる
・牽引力が強いため、症例によっては矯正期間が短く終わる
・クリアブラケットやホワイトワイヤーを選ぶことで目立ちにくい
・歯の裏側にワイヤーをつける方法なら、ほぼ装置が見えることがない
デメリット
・歯磨きがしにくい
・装置が壊れるのを防ぐために食事制限がある(繊維質なもの、硬いもの、粘着性のあるもの)
・口腔内の痛み(装置による口内炎、歯の移動に伴う痛み)
・3~6週間毎の通院が必要
目立ちにくいワイヤー矯正もある?歯の裏側にワイヤーを通す方法

「ワイヤーを使った治療は装置が目立つ」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は装置が外から見えにくい方法も存在します。歯の裏側にワイヤーを通して行うスタイルで、人目を気にせず歯並びを整えたい方に注目されています。
ワイヤー矯正のメリットを活かした、目立ちにくい矯正です。
歯の裏側にワイヤーを装着する「裏側矯正(舌側矯正)」とは?
歯の裏側にブラケット装置とワイヤーをつけて歯並びや噛み合わせを改善する方法です。よほど口の中を覗き込まれない限り、ほとんど装置が見えることはありません。また、歯の表面に装置がつかないため、治療後に装置の跡が残りにくいという魅力もあります。さらに歯の裏側は唾液が届きやすいので、表側に比べて歯垢が溜まりにくく、虫歯になりにくいという見方もあります。
対応症例も幅広く、特に前方にある歯の後退に効果的なので出っ歯の治療を得意としています。治療期間は表側に装置を付けるタイプと同程度です。
一方で、狭い歯の裏側に装置を装着するなど技術的な難易度が高く、専門的な知識を必要とすることから費用は表側に装置を付ける方法よりも高い傾向にあります。
コストを抑えるならハーフリンガル矯正がおすすめ!

「裏側矯正を希望したいけれど、費用面が心配で踏み切れない」という方にはハーフリンガル矯正をおすすめします。目立つ上の歯だけ裏側に装置をつけて、下の歯は通常どおり表側に装置を取り付けるスタイルの治療法です。
上下の歯の裏側に装置を取り付ける方法に比べて費用を抑えられます。下の歯はそれほど見えないため、審美性を大きく損なわずに済むのが魅力です。
さらに上下の歯の裏側に装置を付けるよりも発音の違和感や舌への負担が軽減されるため、日常生活への影響も最小限にできます。
ワイヤー矯正以外の方法は?目立ちにくいマウスピース型矯正

目立ちにくく始めやすい方法として近年注目されているマウスピース型矯正です。ここでは、その特徴に加えて、メリット・デメリットについて分かりやすくご紹介します。
マウスピース型矯正とは
透明なマウスピース型の装置を歯に装着し、およそ2週間毎に装置を交換していくことで歯を移動させる方法です。装置は1日20時間以上装着している必要がありますが、食事や歯磨きのときは外せます。
装置が透明で目立ちにくく、手軽さを謳って注目されている方法です。一方で、大きく歯を動かすような症例には向かず、軽度の歯列不正を対象としています。
一般的には治療が長引くことで予定より装置の枚数が増えると、費用が追加でかかることがあります。当院ではトータルフィー制度を採用しているため、予定枚数より増えても追加費用がかかることはありません。また当院の場合、マウスピース型の装置では治療が長くかかりそうな中等度以上の症例には、初めからワイヤーを使用した方法をおすすめすることがあります。
マウスピース型矯正のメリットとデメリット
マウスピース型の装置を利用する方法には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
・装置が目立ちにくい
・ご自身で着脱が可能
・食事や歯磨きがしやすい
・ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない
・通院回数が少ない
デメリット
・歯並びのズレが大きい症例や抜歯が必要な症例には向かず、治療可能な症例が限られる
・装着時間や装置の交換等の自己管理が必須
・装着中は水以外の飲食不可
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正のどっち?自分に合った歯列矯正を選ぶポイント

ご自身に合う治療方法を選ぶには、下記のポイントについて総合的に考える必要があります。
<歯並びを治す方法を選ぶポイント>
- 歯並びの状態に適した方法
- 生活スタイルに合っているか
- 目標とする時期に間に合うか
- 痛みとの向き合い方
治療方法それぞれにメリット、デメリットがあるため、ポイント毎の優先度を決め、全体を踏まえて判断することをおすすめします。
①歯並びの状態に適した方法
まず一番に確認すべきなのは、ご自身の歯並びに対して有効な治療法なのかどうかです。特にマウスピース型矯正を検討している場合には治療可能な歯並びが限られているため、注意しましょう。ワイヤー矯正であれば基本的に全ての症例をカバーできるため問題ありません。
②生活スタイルに合っているか
歯並びを改善する治療は長期間に及ぶため、ご自身の生活スタイルや仕事等に影響が少ない治療法を選ぶことも大切です。
仕事上、人前で話す機会が多い方や治療中も口元の審美性を損ないたくないという方はマウスピース型矯正や歯の裏側にワイヤーを付ける裏側矯正(舌側矯正)が向いているでしょう。
また、生活が不規則で装置のつけ外しを伴う管理が難しいという方ならワイヤー矯正の方が装置の管理は少なくて済みます。
その他、食事が趣味という方なら食事制限のないマウスピース型矯正や、バスケなどの接触競技をする方なら装置が壊れるリスクの低い裏側矯正(舌側矯正)を選ぶなど、プライベートの時間も治療による弊害が少ない方法を選ぶことをおすすめします。
③目標とする時期に間に合うか
明確にこの時期までに治療を終えたいという目標がある方の場合は、治療期間も考慮する必要があります。
よほど軽度の症例でない限りは、どの治療法を選んでも治療に1年以上はかかります。特にマウスピース型矯正はワイヤー矯正に比べると歯を動かすスピードが遅い分、時間もかかります。希望する治療完了時期に間に合う方法を選ぶようにしましょう。
④痛みとの向き合い方
個人差はあるものの治療中に痛みを感じる方は多いです。痛みについてはマウスピース型矯正の方が少ないとされています
ただし、歯並びを改善する中で起こる痛みは痛み止めの服用や装置が粘膜に当たらないようにガードするワックスなどである程度管理することが可能です。
痛みが少ないからというだけで治療方法を選ばずに、他のポイントも踏まえて検討するのが良いでしょう。
歯並びやライフスタイルに合わせてワイヤー矯正かマウスピース型矯正かを決めよう!

人によって適している治療法は異なります。ワイヤー矯正、マウスピース型矯正のそれぞれにメリットとデメリットがありますので、ご自身の歯並びや生活スタイル等の希望を踏まえて総合的に判断することをおすすめします。
歯並びを改善したいとお考えの方はまずはぜひ当院のカウンセリングを受けてみませんか?
治療に関する不安や疑問に丁寧にお答えします。
当院、池袋キュア矯正歯科は池袋駅東口から徒歩3分の仕事や学校帰りにも通いやすい立地ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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