投稿日:2023.11.22
お悩みTOP2!歯の凸凹、嚙み合わせ改善の症例をご紹介!!
こんにちは、池袋駅前歯医者・矯正歯科です。
お口の中のお悩みは人それぞれ違い、分類すると10種類くらいに分けられます。
その中でも、矯正治療を考えている皆さんが共通して抱えていることが多いお悩み「歯列のがたつき」「嚙み合わせ」について、今回は触れていきたいと思います。
目次
なぜ歯列が凸凹になってしまうのか?
歯列が乱れてしまう原因には、「先天性」と「後天性」があります。
【先天性】骨格が小さい/歯が大きい
お顔が小さい方というのは比例して上下顎が小さい作りをしています。
上下顎がそもそも小さいと、歯槽骨の範囲も小さくなります。
本数は正常であっても、生えることのできる場所が狭い為、窮屈に並ぶこととなります。
これは、「骨格の大きさは問題なかったとしても、歯が大きい」という場合にも同じことが言えます。
また、稀に両方の原因を持ち合わせている方もいます。
【後天性】親知らずが生えてきたことにより押された
親知らずは、第二大臼歯の奥に生えてくるのですが、生える為の空間が十分にない場合にも無理やり生えてこようと力が働きます。
その結果、奥歯を前へ前へと押しながら強引に生えてくる為、動きやすい前歯部が乱れてしまったり、前突してくる要因となります。
【後天性】日常の癖
日常の些細な癖が散りに積もって歯列を乱すということもあります。
例えば、「食いしばり/歯ぎしり」です。
食いしばりをした時に歯にかかる力は、体重の2~5倍と言われています。
数100kgの力が歯に加わるのですから、歯が乱れる原因になりかねないということは容易に想像できると思います。
また、「爪や唇を噛む癖」等も、上記と同じように自身の噛む力で歯へ負荷をかけてしまいます。
【後天性】虫歯/歯周炎の放置
まず、歯周炎について、汚れがたまって歯茎が腫れてしまうという状態を放置してしまうと、だんだんと歯がぐらついてきます(動揺)。歯周炎が悪化することで歯を支える力が低下し、食事の咀嚼の力で歯が動いてしまうということがあります。
虫歯についても放置してしまい歯を抜く事になった場合、インプラントやブリッジといった治療を施して隙間を埋める必要がありますが、「面倒」や「費用が高いから」と言った理由で歯を抜いたまま数年放置する方が結構いらっしゃいます。
歯を抜いたまま放置してしまうと、徐々に骨が回り吸収されてなくなっていきます。
抜いた部位が深く下がりこむことになるので、隣の歯が抜歯部位に向かって倒れてきてしまったり、そのまま横に移動して全体的にすきっぱのような状態になるということが起こり得ます。
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このように、様々な理由が考えられます。
小さい頃から歯列が変わらないという方は「先天性」、数年前に急に歯列の乱れがひどくなってきた場合は「後天性」の可能性が高いでしょう。
歯列が綺麗になるメリット
歯列が綺麗になることで以下のメリットが見込めます。
- 口腔内ケアがしやすくなる
- 口臭改善
- 第一印象向上(几帳面感、清潔感)
なぜ嚙み合わせは悪くなってしまうのか?
次に、嚙み合わせが悪くなる要因についてお話します。
上下顎の前後左右へのズレ
骨格が前後左右均一という方は滅多にいらっしゃらなく、レントゲンを撮ってみると多少なりともずれていることが多いです。
このズレが一定数値以上の場合は、「顎変形症」と診断され、嚙み合わせを改善する為には外科治療(骨切り)が必要となる場合が多くあります。
歯列の乱れによる咬合不良
嚙み合わせとは、上下の歯が正確な位置で噛むことで成り立ちます。
歯列が乱れていると、当然適切ではない位置で噛んでしまう可能性が出てきます。
その結果、深く噛みこんでしまったり、逆に浅くしか噛めなかったり、左右のどちらかがうまく噛めなかったりという症状がみられます。
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日常の中で、嚙み合わせを意識するということはあまりないかもしれません。
ですが、皆さんが思っているよりも嚙み合わせというものは重要です。
かみ合わせが良くなるメリット
かみ合わせが良くなると、以下のメリットが見込めます。
※個人差あり
- 左右均等に食事が摂れるようになる為、筋肉が偏らない。(筋肉偏りによる顔貌歪み防止)
- 食いしばり/歯ぎしり軽減
- 肩こり軽減
- 歯への負担軽減で、歯列の乱れを防いだり、歯が割れることを防ぐ
実際の症例
では、主訴が「歯列の凸凹、嚙み合わせ」の症例をご紹介します。
初診
この方が一番に気になっていた部分は〈右上の犬歯が出ていること〉でした。
また、前歯~小臼歯部分にうまく嚙めていない箇所がある為、嚙み合わせ改善も強くご希望でした。
歯列が凸凹する要因
今回の要因は、【骨格に対して歯の大きさ・本数が合っていない】ことです。
歯は、歯槽骨というU字の骨の上に並んでいます。そのU字の骨が小さい作りになっていると歯同士が無理やり並ぼうと力をかけ合う為、歯列が乱れてしまいます。
歯の大きさも十人十色あります。
歯の本数は皆さん同じですが、歯槽骨と歯の大きさによって窮屈度合いが変化します。
嚙み合わせが乱れる要因
今回の場合、下顎歯列が通常よりも前に出る(前突)Ⅲ級咬合といわれる状態にあることが要因の1つです。
改善方法
精密検査を行った結果、今回は【上下左右4番目の歯の抜歯】をして裏側ワイヤー矯正をすることになりました。
矯正の経過
治療開始
上下左右4番の抜歯をし、ワイヤーを通しました。
まずは前歯部分の凸凹を改善していきます。
治療開始から半年の時点で上下前歯部の凸凹が改善され、正面の歯の間の線(正中線)も上下で揃いました。
また、上下左右の犬歯部分に透明のボタンをつけ、つけ外しのできる透明のゴムをかけて過ごして頂くことで前歯部のかみ合わせを左右均等にしました。
※強く噛みこんで矯正装置が外れないよう、わざと嚙み合わせが浮くように奥歯に土台をつけています。
下の奥歯に小さなメタルのボタン、上には口腔内にアンカースクリュー(矯正用インプラント)を打ち込んでゴムをかけることで抜歯部分のスペースに向かって歯を動かしています。
ここから3か月程でスペースが閉じました。
治療終了
スペースを閉じた後、噛み合わせや正中線の微調整を行いました。
骨格に合わせて歯列や噛み合わせが改善されたことにより、Eラインも改善が見られました。
□トータル期間:2年
□矯正装置:裏側矯正上下全体
□費用:¥1,375,000
100万以上かけて歯を綺麗にするメリットはあるのか?
矯正歯科には、部分矯正も用意がありますが、部分矯正で患者様が満足いく仕上がりとなる例は少ないです。
大体の方は全体的に矯正をする必要が出てきます。
全体矯正は平均額が100万~150万とかなり高額の医療です。
「100万も出せない」という方は少なくありません。
しかし、そう感じるのは、「歯に100万かける意味」を見出せていないからではないでしょうか?
皆さんは日常的に使用する「スマホ」にいくらかけていますか?
技術が進化するにつれて、日常生活を有意義にする為に「スマホ」もどんどん更新していきますよね?
歯は一度失うと生えてくることはありません。
あまりにも当たり前に存在しているので、失うまで大切さに気付かない方も多いのですが、食事を楽しめている今、難なく話せている日常、これは全て歯があってのことです。
歯列矯正をすることでその生活を長く続けられるように、歯の寿命を延ばすというのが矯正治療の根本にあります。
近年は、「見た目を変えたい」というところに注目を浴びがちですが、根本がかなり重要という事を理解頂くと歯にお金をかける価値が見えてくるのではないでしょうか。
ご自身に合った治療方法で満足のいく治療を✨
治療方法は骨格や歯根の状態などによって個人差があります。
無料カウンセリングでは、症例と照らし合わせてどんな治療方法が可能性としてあるか、等を詳しくご説明致します。
そのうえで、精密検査を受けて頂くことでご自身に合った治療方法をご提案致します。
当院では、ご契約前に映像化した治療計画で仕上がりをご確認頂ける為、安心して矯正をスタートすることができます!
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