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投稿日:2023.6.3

歯科矯正のゴムかけは痛い!?痛みの原因と緩和方法を詳しく解説

皆さん、こんにちは、池袋駅前歯科・矯正歯科です。
矯正治療の補助道具としてゴムを用いた方法もあるのをご存知でしょうか?
このゴムは上の歯と下の歯にわたって使用され、気になる点の一つが「痛み」です。
このゴムをかける方法は歯列矯正にとって重要な役割を果たしており、歯を正しい位置に並べることができるだけでなく顎の位置の調整にも役立つ装置ですが、痛みや違和感を感じる場合があります。
今回は、ゴムかけの役割や効果、痛みの原因について詳しく解説し、治療効果を最大限に引き出すためのポイントもあわせてご紹介します。

歯科矯正のゴムかけって何?

ゴムかけされた口元

ゴムかけの基本的な役割

矯正治療で使われる「ゴムかけ」あるいは「顎間ゴム」とは、エラスティックゴムと呼ばれる小さなゴムバンドを上下の歯にかけ、適切な位置に歯を整える役割を担っています。
特に上下の顎のバランスを整えたり、特定の歯を引っ張って噛み合わせを調整する際に活用されます。

ゴムかけを使用するケース

骨格や噛み合わせにズレがある場合、ゴムかけを用いることで上下の顎の位置を調整することができます。
ゴムかけは、歯並びを整えるだけでなく、噛み合わせの調整にも役立つのです。
上下の歯の位置関係を微調整し、しっかり噛み合うように導きます。
上下の顎の歯が正しい位置に並んでいることで、しっかりと物が噛めるようになります。
噛み合わせが不適切な場合、顎の関節に負担がかかってしまったり、きちんと咀嚼できないことで消化器官に負担をかけてしまう原因となってしまいます。
歯列の中で特定の歯を前方に動かしたり、後方に引っ張ったりして、全体の歯並びを整えるために使われることもあります。
ブラケットやワイヤー、マウスピースだけでは難しい歯の移動に対して使われ、ゴムかけの力によって、歯を計画通りに効率よく動かすことが可能となります。

ゴムかけの使用方法

このゴムの使い方は、担当医が各患者さんの症例に応じて適切な方法を指示します。
ゴムの使用方法は個々の治療計画に依存するため、装着の仕方やかける箇所、時間なども患者さんによって異なります。
ゴムかけは、ワイヤー矯正の表側矯正や裏側矯正、またマウスピース型矯正でも利用できます。
ワイヤー矯正では、フックなどの装置にゴムをかけて、マウスピース型矯正では、マウスピース自体に引っ掛けるポイントを作ったりボタンを接着し使用します。
ゴムを引っかける場所をきちんと理解し、決められた手順に従うことが重要です。
当院の表側矯正について詳しくはこちら>>>
当院の裏側矯正について詳しくはこちら>>>
当院のマウスピース型矯正について詳しくはこちら>>>

ゴムかけによって生じる痛みの原因

歯が痛い女性

歯にかかる圧力が原因

ゴムかけの主な役割は、歯に力をかけて移動させ、噛み合わせを調整することです。
この力が歯や周辺の組織に伝わるため、痛みを感じることがあります。
歯が動く際には、歯根膜と呼ばれる組織が圧縮されたり引っ張られたりして新しい位置に適応していくため、痛みを伴うことがあります。
特に装着直後から1〜2週間は痛みを感じやすいとされています。
痛みの程度としては個人差がありますが、引っ張られているような鈍い痛みが生じることが多いです。

 噛み合わせや歯の位置の変化による痛み

ゴムかけによって歯の位置や噛み合わせが少しずつ変化すると、顎や筋肉にも負担がかかります。
これは、体が新しい歯並びや顎の位置に順応していないために起こるもので、慣れれば次第に痛みは緩和されます。
歯が移動する際に感じる痛みは、あくまで治療の一環としての一時的なもので、治療が進むにつれて落ち着いていきます。

ゴムかけの注意点

水色の壁と歯科医師

ゴムかけの装着時間を守ることが重要

ゴムかけの効果を最大限に生かすために、1日20時間程度の装着が推奨されることが多いです。
特に、食事や歯磨きの時以外は常に装着するよう心がける必要があります。
ゴムかけの装着を怠ると、計画通りの歯の移動が進まなくなることがあり、治療期間が延びる可能性もあります。担当医の指示を守り、毎日しっかりと装着しましょう。

ゴムかけの交換頻度にも注意

ゴムかけは、時間とともに伸びたり劣化するため、定期的に交換することが重要です。
交換を忘れると、ゴムの弾力が落ちてしまい、歯にかかる力が弱くなってしまいます。
通常、1日に数回新しいゴムに交換するよう指示されることが多いですが、交換のタイミングがわからない場合は、食事ごとに新しいゴムに取り替えると良いでしょう。
朝昼晩の食事後にゴムを新しいものに替えることで、常に適切な強度を保てます。
このように装着方法やタイミングを守り、常に効果的な力をかけ続けることが大切です。

ゴムかけによる痛みを和らげる方法

暖かいうどん

市販の鎮痛剤を使用

どうしても痛みが気になる場合、市販の鎮痛剤を使うことも一つの方法です。
ただし、鎮痛剤は一時的な効果であり、使用頻度については注意が必要です。
使用前には歯科医に相談し、推奨される薬剤や服用の仕方を確認するようにしましょう。

柔らかい食べ物で負担を軽減

ゴムかけの装着後は、硬いものや粘り気のある食べ物を避け、柔らかいものを中心に食べることで、歯や顎にかかる負担を軽減できます。
スープや煮込み料理、うどんやお粥など、負担の少ない食事を取り入れると良いでしょう。

ゴムかけを行うメリット

白いノースリーブの女性

噛み合わせの改善

ゴムかけを使用することで、上下の歯が正しい位置で噛み合い、効率的に食事ができるようになります。
噛み合わせが良くなると、食べ物をしっかりと咀嚼でき、消化や栄養吸収が促進され、全身の健康にも良い影響を与えます。
また、消化器官への負担を軽減させ、消化をスムーズに行えるようになります。

歯並びの安定とセルフケアの向上

歯並びが整うことで、歯ブラシやフロスが届きやすくなり、セルフケアがしやすくなります。
歯磨きの精度が上がり、結果として虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、歯がきれいに並ぶことで歯並びに自信を持つことができるでしょう。
口腔内の健康だけでなく精神的な健康にも期待ができます。

顎の負担軽減で快適な生活へ

女性の顎のライン

噛み合わせや顎の位置が正しくなることで、顎の関節や筋肉にかかる負担が軽くなることがあります。
歯や顎を正しい位置に調整し固定することで、顎関節症を予防できる可能性が高まります。
顎関節症は、顎が開きにくくなったり関節に痛みを生じてしまうため。こういた症状を発症しないためにも矯正治療で歯や顎を正しい位置に導くことは非常に大切であると言えます。

まとめ

歯列が整った女性の笑顔

矯正治療においてゴムかけは補助的な役割ですが、歯や顎の位置を正しい位置へ移動させるのに非常に重要な役割を果たすことが、お分かりいただけたのではないでしょうか?
ワイヤー矯正やマウスピース型矯正だけでは困難な、歯の移動や細かい調整、顎の位置の調整をするのにとても役立ちます。

取り外しできる装置のため、自身できちんと管理をする必要があります。
最低でも1日20時間以上の使用が推奨されており、食事と歯磨きの時以外は使用することが望ましいです。
このゴムの装着方法を誤ると、歯がスムーズに動かず矯正治療期間が長引いてしまいます。
計画通りに治療を進めるためにも、きちんと装着方法、装着時間を守る必要があります。

ゴムかけをきちんと行うことで、計画通りの歯並びや顎の位置を手に入れることができ、これは様々なメリットをもたらしてくれます。
歯が整うことで歯磨きのテクニックが向上し、虫歯や歯周病の予防になったり、顎の関節の負担を軽減させることも可能です。
また、きちんと咀嚼できることで、消化をスムーズに行えることもメリットとして挙げられます。

全ての人がゴムかけをするわけではなく、それぞれの口腔内の状態や治療計画によってゴムの使用の有無がことなります。
きちんと計画を立ててきれいで健康な歯並びを手に入れるために、矯正専門の歯科医院で口腔内の状態を検査しカウンセリングを受けてみましょう。
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