投稿日:2023.9.30
受け口の矯正で顔は変わる?矯正の効果と方法を解説
池袋駅前歯科・矯正歯科でございます。
「受け口は矯正で顔が変わるって聞いたけれど、本当?」
「顔が変わりやすい人の特徴はある?」
上記のように考えている方も多いのではないでしょうか。
実際に受け口を矯正して「小顔になった」という方もいれば、「老け顔になった…」という声も聞きます。
そこで今回は、受け口の矯正でどのように顔が変わるのかを解説します。
また、受け口の矯正方法と顔が変わる人の特徴も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
受け口を矯正することでどう顔が変わるのか
受け口は下の歯や顎が前に出ているため、歯科矯正で歯並びや噛み合わせを整えることで顔の印象が変化する傾向にあります。
まずは矯正でどこがどのように変わるのか、以下の項目に分けて詳しく解説します。
- ・エステティックライン(Eライン)が変わる
- ・スマイルラインが変わる
- ・唇を閉じられるようになる
エステティックライン(Eライン)が変わる
受け口を矯正することによって、エステティックライン(Eライン)の変化が期待できます。
エステティックラインとは、横顔の美しさを判断するためのラインで、鼻先から顎の先端(オトガイ)を結んだ線のことです。
理想的なエステティックラインは、「横顔で鼻先と顎先を結んだラインに上下の唇が軽く触れる位置」とされています。
もし唇がそのラインに圧迫されるように触れる場合、口元が突出していることを示します。
歯科矯正で歯並びや噛み合わせを整えることで、エステティックラインが変化して美しい横顔を目指せるでしょう。
特に受け口は下顎が前に突出しているので、歯科矯正でエステティックラインの変化を実感しやすい傾向にあります。
Eラインについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
スマイルラインが変わる
受け口の矯正で、スマイルラインの変化も目指せます。
スマイルラインとは、笑ったときに見える上の前歯の先端をつなぐラインのことです。
このラインが下唇のカーブに沿っていると、理想的な歯並びとなります。
スマイルラインが整っていると口角が上がって見え、第一印象も良くなるでしょう。
例えば、受け口で歯並びが乱れていると、前歯の先端が揃わずバラバラになり、スマイルラインが崩れてしまいます。
この状態を矯正で整えることで、美しいスマイルラインを目指せるのです。
唇を閉じられるようになる
受け口を矯正すると、唇を閉じられるようになるケースもあります。
特に受け口は唇を閉じにくく、口が少し開いたままになりやすいです。
そのため、無意識に口で呼吸してしまう方も少なくありません。
歯科矯正を行うと、出っ張った歯が整い唇がしっかり閉じやすくなるので、自然と口呼吸が改善されることもあります。
矯正治療で歯並びが整い鼻呼吸が自然にできるようになれば、健康維持に役立ちます。
また口元がすっきりすることで、顔の印象も良くなるでしょう。
受け口はどうやって治す?
受け口を治すのには、以下の治療法が挙げられます。
- ・歯科矯正
- ・外科矯正
それぞれ詳しく解説します。
歯科矯正
受け口を治す方法の一つ目が、歯科矯正です。
ワイヤー矯正・マウスピース型矯正・裏側矯正(舌側矯正)といった歯科矯正は、歯並びや口元を改善するのに適しています。
特にマウスピース矯正は見た目も自然で、受け口の矯正に人気があります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正はブラケットという装置を歯に貼りつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。
矯正の種類の中で最も歴史が深く、幅広い歯並びに適応できる治療法として用いられています。
ただし、ワイヤー矯正は基本的に自分で着脱できません。
そのため、以下のデメリットがあることも覚えておきましょう。
- ・装置の見た目が気になる
- ・歯磨き・食事がしにくいと感じることがある
装置の見た目が気になる場合は、目立ちにくいブラケットやワイヤーへの変更、もしくは後述の裏側矯正(舌側矯正)を選ぶことをおすすめします。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明のマウスピース装置を使用して、歯並びを整える矯正方法です。
マウスピースは患者さまごとにカスタマイズされ、治療の進行に合わせて新しいマウスピースに交換していきます。
歯に軽い力をかけながら徐々に動かすことで、理想的な歯並びに近づけます。
透明な装置で目立ちにくく、食事や歯磨きの際には簡単に取り外せるのがマウスピース型矯正のメリットです。
また、装置が歯に密着しやすいため、ワイヤー矯正と比べて口内の違和感が少ないと感じる方も多いです。
ただし、マウスピース型矯正は軽度から中程度の歯並びの乱れに効果的で、複雑なケースにはワイヤー矯正が推奨されることもあります。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置(ブラケット・ワイヤー)を取り付ける治療法です。
一般的なワイヤー矯正(表側矯正)は歯の表面に装置を付けるのに対し、裏側矯正は歯の裏に装置を装着するため、外からはほとんど見えません。
そのため、装置の見た目が気になる方に向いています。
一方で、裏側矯正には以下のデメリットがあります。
- ・舌の当たりが気になる
- ・食事や歯磨きが少し不便になる
ただし、装置の感じ方には個人差があるため、上記のようなデメリットが無い方もいらっしゃいます。
外科矯正
受け口を矯正する方法の二つ目が、外科矯正です。
外科矯正は骨格がアンバランスなケースで行われることが多いです。
外科手術後に矯正治療を行い、歯並びや噛み合わせを整えていきます。
顎の骨を切って位置を調整する外科処置のため、大学病院など治療できる場所が限られていることも覚えておきましょう。
受け口を矯正するときの注意点
歯科矯正は油断するとリスクを伴う可能性があるため、事前に注意点を理解しておく必要があります。
受け口を矯正するときの注意点は以下の3つです。
- ・実績が豊富な矯正医を選ぶ
- ・自分に合った矯正方法を選ぶ
- ・抜歯・非抜歯かで顔の印象が変わる
実績が豊富な矯正医を選ぶ
受け口を矯正する際は、実績豊富な矯正医を選ぶことを意識しましょう。
実績・経験の浅い矯正医に治療してもらうと、満足いく仕上がりにならない恐れがあります。
ときどき耳にする、「老け顔になった」という言葉は、そのような矯正医の実績不足によるものかもしれません。
矯正医の実績などのプロフィールは、歯科医院のホームページから確認できるため、チェックしておくと良いでしょう。
自分に合った矯正方法を選ぶ
受け口の矯正では、自分に合った矯正方法を選ぶこともとても大切です。
自分の歯並びや悩みにマッチした矯正法を選択することで、理想的かつ健康的な歯並び・嚙み合わせを得られます。
特に受け口は歯並びだけではなく、骨格や噛み合わせなどさまざまな要因が絡んでいることが多いです。そしてそれぞれの症状には個人差があります。
例えば、軽い受け口の場合はワイヤーやマウスピース矯正で改善が可能ですが、骨格の問題が関係している場合は、外科矯正が必要です。
適切な矯正方法を選ばないと、期待したような改善が得られなかったり、治療期間や費用が長くなったりする恐れがあります。
矯正医と治療のゴールを共有し自分に合う矯正方法を選ぶことで、満足度も高くなるでしょう。
受け口の矯正で自信あふれる笑顔を
受け口の矯正で、エステティックライン・スマイルラインなど、顔の印象が変わる可能性があります。
また唇も閉じやすくなり、口呼吸の改善が目指せるなどの健康維持も可能です。
受け口の治療方法には、ワイヤー矯正・マウスピース型矯正・裏側矯正(舌側矯正)、さらに骨格が原因の場合には外科矯正があります。
自分に合った矯正方法を選ぶことで、より理想的な仕上がりが期待でき、治療への満足度も高まるでしょう。
受け口の矯正にご興味のある方は、実績のある矯正医が在籍している当医院へお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。