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ブログ

投稿日:2024.5.8

矯正治療中の口臭について

歯並びをキレイにしたくて矯正をしたけど、矯正治療期間中は口臭がひどくなった・・。と感じる方もいらっしゃいます。

なぜ矯正治療中に口臭がするようになってしまうのでしょう?

今回は、矯正治療中に口臭につながってしまう原因と対策、口臭チェックについてもお話していきます。

今、矯正治療中で悩んでいる方もすぐに試してもらえる改善方法をお伝えしますので、チャレンジしてみて下さいね。

これから矯正治療を考えている方は事前に準備を整えることもできるので、ぜひ参考にして下さい。

 

<矯正治療中の口臭の原因6つ>

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矯正治療期間中の口臭の原因は歯並びや矯正装置だけではありません。

他のことが原因になっていることも考えられますので、詳しく解説していきます。

 

【1.歯を抜いたあとの傷が治っていない】

矯正治療をするうえで歯を抜いてスタートした方も多いでしょう。

抜歯したあとに矯正装置をつけたと思いますが、この段階では抜歯後の傷が完全には治っていません。

まだ治りかけの頃は、歯ぐきに穴が空いていたり凹んでいたりします。

この凹みに食べカスが入って腐敗してしまっていたり、一生懸命に食べカスを取ろうと歯ブラシで歯ぐきを傷つけてしまい口臭が発生していることもあります。

 

【2.お口の中に傷ができている】

ブラケットの装着後やマウスピースの使い始めの頃は、歯ぐきや頬に擦れたりして傷や口内炎ができてしまうことが多々あります。

炎症が悪化してしまい、傷口から膿が出たりすると独特の臭い匂いがするようになります。

 

【3.お口の中が乾燥している】

矯正装置の盛り上がりのせいで口が閉じにくくなることがあります。

受け口の治療では更に口の閉じにくさを実感するかもしれません。

口が閉じられなかったり口呼吸になってしまったりすると、口の中が乾燥して口臭が出やすくなります。

 

【4.歯肉炎になっている】

口が閉じにくく、口の中が乾燥状態になると歯ぐきが炎症を起こしやすくなり「歯肉炎」になります。

炎症が強くなると口臭につながります。

 

【5.唾液の力が働きにくくなっている】

唾液には食べかすや汚れを洗い流してくれる働きがありますが、ブラケットやマウスピースが入ることで唾液の流れを妨げてしまうことが考えられます。

唾液の働きがうまく働かないと口臭を抑えにくくなってしまいます。

 

【6.磨き残しが多量にある】

ブラケットやワイヤー周りは磨き残しができやすいところになります。

また、矯正治療始めの頃はまだ歯並びがガタついているので、歯磨きもしやすい状態ではありません。

磨き残しが溜まっていたり、歯石もできていると大きな口臭の原因になります。

マウスピース矯正の方も、マウスピース自体が汚れて匂いの発生源になっていることも多々あります。

 

【7.舌が汚れいる】

矯正治療期間中はお口の中に磨き残しができやすいことと、口の中が乾きやすいリスクもあることから舌にも汚れが付いてしまいます。

舌の汚れを「舌苔(ぜったい)」と言いますが、舌をベーと前に突き出してみて、白っぽく色が付いていれば汚れている証拠です。

舌苔も強い口臭を発生させる原因になっています。

<自分で口臭チェックをするにはどうしたらいいの?>

自分で自分の口臭に気づく方もいるのですが、日頃の匂いに慣れてしまうと自分で気づくことは難しくなります。

口臭があるとは思わずに、相手に言われて気づいた・・。なんて方も多いものです。

ですが、できれば相手に指摘される前に自分で気づいて改善したいですよね。

ここでは自分でできる口臭チェックの方法についてご説明します。

 

【口臭検査キッド】

セルフでもチェック検査ができる口臭検査キッドが市販でも販売しています。

簡易的にできる検査なので、唾液と薬剤を混ぜるだけで口臭がどれだけあるのか、または無臭なのかが分かります。

すぐに判定してくれるのでとても簡単に調べることができます。

特に口臭に悩んでいる方は、数セット用意して日頃の口臭チェックに使うのもよいでしょう!

 

【呼気検査】

ビニール袋に息を吐いて匂いをチェックする方法で、金銭的にも安価でとても簡単に行うことができます。

マスクでも自分の吐息で口臭の有無を確認することができます。

 

【口臭測定器】

大学病院などには「口臭外来」という口臭専門の科があり、専門医が口臭測定器を使いより詳しく正確に検査をしてくれます。

中には病的な口臭など放置しておけない病気が口臭チェックから分かることもあるので、口臭の悩みを長く抱えている方は一度専門医に診てもらうことをおすすめします。

 

 

<矯正治療中の口臭ケア対策10個>

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矯正治療期間中の口臭の原因と検査方法は先にご説明しましたが、口臭の改善と対策はどのようにしたらよいのでしょう?

矯正治療中だけでなく、普段の口臭ケアにも使える方法なので矯正治療をしていない方も矯正治療が終了した方も継続してできる対策です。

日頃のセルフケアにぜひ取り入れてみて下さい。

 

【1.歯を抜いたは傷の治りを1ヶ月待つ】

抜歯をして矯正治療を始めた方は、歯を抜いた周りの歯は優しくブラシで磨く程度にして傷が治るのを待ちましょう。

汚れを気にしたり、抜歯した歯ぐきの穴に食べかすが入るのが気になって歯ブラシでゴシゴシ磨くのはNGです!

傷がついてしまって治りが遅くなったり細菌感染の原因になります。

抜歯して1週間はゆすいで食べかすを吐き出す程度がいいでしょう。

 

【2.ブラケットカバーで傷を防ぐ】

ブラケット装置が粘膜にあたって痛い時には、ブラケットカバーを使うのがおすすめです。

粘土のような質感でブラケットの上に貼り付けることで、ザラつきや凸凹感から粘膜を守ってくれます。

担当医か歯科衛生士に言えばもらえるので、伝えてみましょう。

 

【3.水分を摂る】

口の中の乾燥は口臭の天敵です。

食事の時には食材をよく噛んで唾液がたくさん出るようにしましょう。

水分を摂ることで口の乾燥を防げるので、こまめな水分補給もおすすめです。

 

【4.唾液が出るマッサージをする】

口の中が乾きやすい方は、食事の時以外にも唾液がたくさん出てくるようにマッサージが効果的です。

指の腹を使って耳前をくるくると円を描くようにマッサージをして、次に下顎の骨の内側を耳下から顎先にかけて押していきます。

5回ほどマッサージを繰り返すと口の中に唾液が広がり、潤ってくるのが実感できるはずです。

 

【5.毎食後に歯磨きをする】

1日3食摂っている方なら毎食後磨くのが理想です。

ですが、学校や会社勤務の方で時間をかけて毎食後に時間をかけてキレイに磨き上げるのは現実的ではないかもしれません。

そのような時は、1日に1回10分ゆっくりと時間をかけて、歯並びがよくないところとブラケットやワイヤー周りを念入りに磨いて汚れをリセットさせましょう!

 

【6.歯間ブラシやフロスを使う】

磨き残しがないようにキレイに汚れを取り切るためにも歯ブラシのみでは不可能です。

矯正装置を付けている方は、細かい部分に汚れが残るので適切なケアアイテムが必要です!

ブラケット周囲やワイヤー下には、歯間ブラシやタフトブラシが有効に使えます。

どちらか一つ持っておくといいでしょう!

歯と歯の間の汚れにはフロスが効果できてす。

ワイヤーが付いていてフロスを通すことが難しいかもしれませんが、慣れることでアイテムは使いこなせますので頑張りましょう。

 

【7.マウスウォッシュを使う】

朝急いでいる時や歯磨きの時間がどうしても確保できない時のピンチアイテムとして、消臭効果のあるマウスウォッシュがあります。

お口の中の悪臭を消してスッキリ爽やかな香りにしてくれるので、人と会う前などに使うのがおすすめです。

しかし、マウスウォッシュは汚れを取ってくれるわけではないので、一時的な効果でしかありません。

1日のどこかのタイミングで歯磨きが必須になることは覚えておきましょう!

 

【8.舌を磨く】

舌に汚れがつくと強い匂いを出すので、歯磨きと同じタイミングで舌磨きをすると効果抜群です!

舌磨き専用のブラシがありますので、歯ブラシは使わずに専用のもので磨きましょう。

歯ブラシは硬い組織を磨くためのものですので、舌のように軟らかい組織を磨くと傷をつけてしまう恐れがあります。

 

【9.マウスピースを磨く】

マウスピースにも装着しているだけで汚れが付いてくるのでキレイにしておくことが口臭対策には大切です。

マウスピースはスポンジなどの軟らかい素材のもので磨くと傷がつきにくくなるのでおすすめです。

他にもマウスピース専用の洗浄剤があるのでこちらを使うのもよいでしょう!

 

【10.歯科衛生士に磨き方を聞く】

どの歯にどのような装置が付いているか、どのような歯並びでどこの歯に汚れが残りやすいかは歯科衛生士がよく理解しています。

個々にあったオーダーメイドの磨き方とケアアイテムを紹介してくれますので、自己判断で進めるよりもプロにお願いするのが確実です。

口臭の他にも磨き方やどんなアイテムを使うのが自分には合っているのか、聞いてみるのが改善の一番の近道になるでしょう!

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ケアアイテムや磨き方等お悩みがございましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください!