menu
close

ブログ

投稿日:2024.4.24

受け口のプレート除去手術は必ず行う必要があるの?

受け口のプレート除去手術は必ず行う必要があるの?

こんにちは🌞池袋駅前歯科・矯正歯科です。

受け口や顔のゆがみなど輪郭が気になったことはありませんか?
また、噛み合わせや発音など日常生活に支障を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

受け口は、一般的な矯正治療で改善できるケースもございます。
しかし顎の骨に変形がみられる場合は、顎の骨を切り、適切な位置や形に調整した後で、ボルトで固定する手術が必要になることもあります。
こういった骨を切る手術を行った場合、骨が定着するまで動かないようにプレートで固定する必要があります。

受け口とは

上の歯より下の歯が前に出ている状態を「受け口」と一般的に呼ばれています。
上の歯の方が下の歯よりも前の方で噛むのが本来の形ですが、噛み合わせが反対になっていることから専門用語では「反対咬合(はんたいこうごう)」とも呼ばれています。

socket ikebukuro Orthodontics

受け口をそのままにするとどうなる?

受け口は成長とともに変化しますが、特に下顎の骨は思春期ごろに急激に成長します。
見た目が気になる年頃に受け口が目立つようになることで、コンプレックスの原因となることもあるようです。
また、顎にかかる負担も大きく、発音のしにくさを感じることもあります。
しっかりと奥歯で噛めない状態となっているケースが多く、全身の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

受け口の治療とは

受け口をどのように改善するかは、年齢や歯並びの状態によって異なります。
大人の場合、軽度・中度であれば、歯列矯正で症状の改善を目指します。
しかし重度の場合は、「外科矯正」を併用することがあります。

受け口の外科矯正について

外科矯正とは、力を加えて歯並びを整える矯正治療に加えて、外科手術によって顎の骨を適切な状態に整える治療です。
上下どちらかの顎が大きく出ているなど、顎の骨格に原因がある場合は、矯正装置を使った歯列矯正だけでは改善が難しい場合があります。
その場合、顎全体にアプローチする「外科矯正」をご提案します。

外科矯正を行うメリット

外科矯正を行うことで、さまざまなメリットがあります。

・顔立ちを根本的に改善できる

外科矯正では、骨格を整えることができますので、口元だけでなく外科矯正でイメージが変わることもあります。

・矯正治療のみでは改善できない症状にも対応できる

一般的な矯正治療では改善が難しいケースでも、外科手術と組み合わせることで噛み合わせや歯並びを整えることが可能です。

・咀嚼(そしゃく)や滑舌など、機能面の向上が期待できる

重度の受け口の方は、かみ合わせが合っていないことが多く、咀嚼や発音に問題を生じている可能性があります。
外科矯正では、しっかりと噛める状態に整えますので、全身の健康にもよい影響を及ぼします。

・傷がつかない

手術の傷あとを心配をされる方もいらっしゃいますが全てお口の中から手術を行います。
そのため顔などの皮膚の表面には傷がつきません。
また、お口を開けただけでは見えにくい場所にするなどの配慮して行います。

外科矯正の注意点

外科矯正を行う前に、以下の点に注意が必要です。

・入院する必要がある

受け口の外科矯正では、手術後の様子を見るために入院が必要です。
また、手術後1〜2週間程度は内出血や腫れることがあるので、この期間は食事や日常生活に制限が出ますので、事前に計画をたてて治療を行う必要があります。

・しびれが出る可能性がある

治療後に、唇や顎にしびれや感覚が鈍くなる可能性があります。
時間とともにおさまるケースがほとんどですが、場合によっては1年程度残ることもあります。

当院の外科矯正の流れ

当院では、重度の受け口の治療を行う際は、まず精密検査を行い、外科手術から矯正治療の順番が基本です。
外科矯正が必要と判断した場合は、外科手術を提携医療機関で行っていただき、その後の歯科矯正治療は当院で行います。

socket ikebukuro Orthodontics

プレート除去手術について

外科矯正では、骨を適切な位置で固定するために、プレートとボルトを使用します。
プレートには、チタン製の金属プレートか吸収性のプレートが使用されることが主流です。
チタン製のプレートは生体親和性がよく、そのまま人体に留めていても、金属アレルギーを発症する心配はありません。
様々な医療製品の素材として使用されているので身体に悪い影響はないとされていますが、人体には不要なものになります。
そのため、骨が安定した後プレートを抜去する「プレート除去手術」をすることができます。
外すとなるとまたお口の中を切開してプレートを外すことになります。
そのため新たに傷ができてしまい、治癒するまでに日常生活に支障をきたす可能性があります。
金属プレートはレントゲン写真には写ってしまいますが、MRIが撮れないなどの生活の上での支障はことはございませんのでご安心ください。

一方、金属製ではない「吸収性」のプレートは、最終的に体内で分解されて吸収されますので、除去手術を行う必要はありません。
ただし、チタンにくらべると少し厚みがあるため、形成した骨の形に合わせてプレートを成形しにくいのが現状です。
またコストが高くなるなど患者様のデメリットもございます。

外科を担当する先生と相談をして決めていきましょう。

当院では無料カウンセリングを行っております。
ご予約はこちらからお願いいたします(^^)/
ただし患者様に合った治療方法を知るためには精密検査が必要になります。

最後に最近見たチューリップの写真を皆様にシェアします♪

socket tulip ikebukuro Orthodontics