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投稿日:2023.2.4

受け口としゃくれって何が違うの?

こんにちは。池袋駅前歯科・矯正歯科です。

人それぞれ歯並びや噛み合わせは様々ですが、その中に「受け口」や「しゃくれ」というものがあります。

似た症状のため、ひとまとめにされることも多いと思います。しかし、実は別のものだということをご存じですか?

今回は、受け口としゃくれの違いや治療方法などについてお話していきます。

ご自分の歯並びや噛み合わせが気になる方は、ぜひご覧くださいね。

 

受け口としゃくれって何が違うの?

どちらも下の顎が前に出ているイメージが強いため一括りにされがちですが、これらは違うものです。まずはそれぞれの違いについてご説明していきます。

 

受け口とは

上下の歯を噛み合わせた時に「前歯の噛み合わせが反対になっている状態」です。

歯科用語ではこれを「反対咬合(はんたいこうごう)」や「下顎前突(かがくぜんとつ)」といいます。

 

下の前歯が上の前歯よりも前に出ているため、しゃくれているように見える傾向があります。

 

しゃくれとは

見た目が「下の顎が前に突き出ている状態」です。歯並びではなく、お顔の輪郭の形のことを指しています。

顎の形による場合や、顎が長いことでなりやすいようです。

 

しゃくれは下の顎が目立って前に出ていることが特徴で、上下の噛み合わせが反対になる「反対咬合(はんたいこうごう)」つまり受け口も同時に見られることも少なくありません。

 

なぜ受け口やしゃくれになってしまうの?

これらは違う状態を指していう言葉ですが、その原因も異なります。この項では、受け口としゃくれの原因について順番にお話していきます。

 

受け口の原因

受け口になってしまう原因は意外にもたくさんあります。大きく分けて「先天性」と「後天性」の2つです。

「先天性」は生まれつきの場合をさし「後天性」は生まれた後に何らかの要因によりなった場合だと考えていただくと分かりやすいでしょう。

具体的な原因としては、次のようなものがあげられます。

 

先天性の原因

・遺伝によるもの

骨格や歯の大きさなどは遺伝しやすいため、親御様が受け口だとお子様も同じようになる可能性が高くなります。

 

後天性の原因

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・歯の生え方によるもの

歯が傾いて生えてきてしまったり、永久歯に生え替わる時になかなか生えてこなかったりすることが原因となることもあります。

 

・下の顎が成長し過ぎたため

上顎に対して下顎が大きくなり過ぎてしまうと、上下の顎のバランスが崩れて受け口になってしまうことがあります。

 

・悪習癖によるもの

上唇を内側に巻き込む癖や舌で前歯を押す癖、下顎を前に出す癖などがある方は要注意です。このような癖を続けていると、歯が内側に倒れたり反対に前に出たりしてしまいます。その結果、噛み合わせが反対になりやすい状況を作ってしまうのです。

 

・口呼吸によるもの

口呼吸をしていると「低位舌(ていいぜつ)」といって舌が下がった状態になるため、気道が狭くなります。それを補うために下の顎を前に出して呼吸しがちになり、下顎が出てしまうことがあります。

 

しゃくれの原因

主に骨格的な問題で生じるとされています。顎の形や長さなどは、遺伝的な要因が大きく関係しているため、親御様のどちらかに見られるとお子様もなってしまう可能性が高いでしょう。

 

受け口の人はどのくらいいるの?

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歯並びや噛み合わせなどにお悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。

日本人の半数以上の方は、歯並びについて何かしらの悩みを持っているといわれています。

 

一番多いのは「叢生(そうせい)44.3%」という歯並びがガタガタしている状態です。次に多いのは「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」つまり出っ歯で、全体の12.9%になります。

それに対して「反対咬合(はんたいこうごう)」といわれる受け口にお悩みの方は、約2.4%と最も少なくなっています。

 

この数字からすると、受け口の割合は少ないと思われるかもしれません。しかし世界的に比較すると日本人の受け口の割合は高く、約3〜4%の方にみられるそうです。

 

受け口やしゃくれは治せる?

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ここまでお読みいただいて皆様が最も気になるのは「受け口やしゃくれは治せるのか?」ということではないでしょうか。

患者様一人ひとりお口の状態は異なるため、一概には言えませんが、これらを治すことは可能です。ここからは受け口やしゃくれの治療方法について、1つずつ解説していきます。

 

受け口の治療方法

受け口の治療はその程度によっても異なりますが、原因が骨格的なものではない場合は、矯正治療で治すことが可能です。

大人は歯並びを整えることしかできませんが、お子様のうちであれば顎の成長をコントロールすることによって改善を図ることもできます。

しかし重度であったり骨格的な問題がある場合には、外科的な手術と矯正治療のどちらも必要になる可能性が高いでしょう。

 

しゃくれの治療方法

しゃくれは骨格的な問題のため、改善するためには外科的な手術を行うのが一般的です。

顎の形や長さを手術によって整えることで、改善していくことになります。

骨を削る必要があるため「骨切り術」とも呼ばれています。

成長するほど治療が難しい!?受け口は早期対応が重要

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特にご自分の口元が気になっている方や、以前に矯正治療をした経験のある方は、お子様のお口もよく観察するようにしてください。遺伝的な要因により、歯並びや骨格のトラブルがお子様に受け継がれる可能性が高いからです。

 

受け口は、基本的に成長すればするほど治療が難しくなるとされています。そのため、気がついたらなるべく早く対応することが大切です。

また、そのままでいることで以下のような多くのデメリットも生じます。

 

《受け口のままでいるデメリット》

・見た目に影響する

・コンプレックスから心理的な面でも影響を及ぼす可能性がある

・噛み合わせが良くないため食事がしにくい

・しっかり噛めず消化不良を起こすことがある

・上手く発音できないことや言葉がある

・身体の歪みに繋がる可能性がある

・顎関節症を発症することがある

・歯が欠けたり歯ぐきが下がってしまうことがある

 

このように受け口のデメリットは少なくありません。

皆様にぜひ覚えておいていただきたいのは「骨格的な原因による受け口よりも、後天性の原因の方がずっと多い」という点です。

叢生も出っ歯も受け口も、子供の頃に継続して行っていた悪い癖が原因となり生じることが多いからです。

親御様はぜひ、お子様にこのような癖がないかどうか気にしてみてください。

 

もし今回あげたような癖が見られる場合には、できるだけ早くやめられるようにしてあげる必要があります。癖を見つけたり、もしかしたらしているかも?と疑わしいような時には、歯科医院で相談してみましょう。

受け口やしゃくれが気になる方はすぐにご相談ください!

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今回は、受け口としゃくれの違いや治療方法についてお話しました。

このブログをお読みいただいても、ご自分やお子様の歯並びが骨格的なものなのかわからない、という方は多くいらっしゃると思います。また、矯正治療で治せるものなのかどうか気になっている方もいるでしょう。

 

池袋駅前歯科・矯正歯科では、受け口やしゃくれについてのご相談も承っております。

レントゲン写真を撮り、それらの原因を調べることも可能です。

 

特にお子様の場合は、大人とは違い成長途中にありますから、子供のうちだからこそできる治療方法というものもあります。

これらは可能な時期が限られているため、早期に対応することがとても大切です。

※当院では、成人矯正治療を承っております。
永久歯がまだ生えそろっていない小児矯正治療は行っておりません。ご了承ください。

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