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投稿日:2025.9.10

歯列矯正の期間は人によって違う?治療が長引く理由と目安を解説

「矯正って何年もかかるって聞いたけど本当?」

矯正治療を検討する患者様が気になるのが、「治療にかかる期間」ではないでしょうか。

矯正治療には、「時間がかかる」といったイメージを持つ方が多くいらっしゃいますが、実際のところは、矯正治療にかかる期間は、症状や治療方法によって異なります。

ここでは、平均的な治療期間の目安や、短期間で終わるケケースと長引くケースの違いについて、わかりやすくご紹介します。

 

矯正治療にかかる期間の平均とは

 

矯正治療にかかる期間は、お一人おひとりによって異なるものです。

 

一般的には1年〜3年が目安

矯正治療の治療期間は、一般的には、1~3年とされています。

軽度の歯並びであれば、1年未満で治療が終了する場合もあります。

歯並びの乱れが重度である場合や、抜歯を伴う場合は、治療を終えるまでに2〜3年以上かかるケースも少なくありません。

矯正治療の平均的な期間は、およそ1年から3年程度と言われています。軽度の歯並びの乱れであれば、1年未満で治療が終了する場合もあります。

 

期間は人によって異なる理由

治療期間に差があるのには、いくつかの理由があります。

 

歯根の状態

池袋 矯正 出っ歯

歯の根の状態によって、歯が動くスピードは変わります。

一般的に、歯の根の形状が複雑で本数も多い場合は、動きにくく、治療に時間がかかるとされています。

また、歯根が極端に短い場合は、強い力が加わると歯根が吸収されてしまうリスクがあるため注意が必要です。

年齢

矯正治療では、歯を支えている骨の新陳代謝(吸収と形成)を利用して歯を動かします。

年齢とともに、代謝は衰えていく傾向にあるため、代謝がよい若い世代の方の方が歯の動きもよくなり、治療期間を短縮できる可能性があります。

 

顎の状態や骨格の問題

池袋 歯列矯正 出っ歯

骨格的なずれがある場合は、骨の成長やバランスを整える必要があるため、骨格的なズレがないケースよりも、治療に時間がかかることもあります。

 

治療計画の違い

矯正歯科医院の方針によって、治療計画が異なり、治療期間も変わります。

わかりにくいことがあれば、納得できるまで質問し、丁寧に説明してくれる歯科医院を選ぶのがおすすめです。

また、セカンドオピニオンとして、ほかの歯科医院の治療計画と比較することも可能です。

 

治療法によって変わる矯正期間

矯正治療の方法はひとつではありません。

どの治療方法を選ぶかによって、治療期間も変わります。

ただし、歯並びの状態によっては治療方法の選択肢が限られている場合もありますので、まずは歯科医院にご相談ください。

ワイヤー矯正(表側・裏側)

池袋 歯列矯正 ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、矯正治療の中でも歴史が古く、一般的な方法です。

歯の表面または裏側(舌側)にブラケットと呼ばれる小さな四角の装置を取り付けて、ブラケットの溝にワイヤーを通します。

ワイヤーに力を加えることで、少しずつ歯並びを整えます。

治療期間の目安:少しずつ歯を動かすために、2〜3年かかるのが一般的です。

特徴:軽度の不正咬合から複雑な歯並びまで、幅広い症状に対応可可能です。

表側と裏側(舌側)の違い:歯の表側に矯正装置を取り付ける「表側矯正」は、お口を開けたときに装置が目立つことがあります。

もっとも一般的な方法で、治療費用はほかの矯正治療方法とくらべると、抑えられます。

一方、歯の裏側(舌側)に取り付ける「裏側矯正」は、装置が見えにくいものの、費用負担は大きく、治療期間も長くなる傾向にあるため、事前にしっかりと確認しましょう。

マウスピース矯正(インビザラインなど)

池袋 歯列矯正 マウスピース矯正

マウスピース型矯正装置をお口に取り付けて、歯全体に力を加えて歯列を整えます。

マウスピース型矯正装置は透明で、お口に装着していても、目立ちにくく、周りに気付かれずに治療を行うことができます。

治療期間の目安:歯並びにもよりますが、1〜2年で終わるケースがほとんどです。

特徴:軽度から中度の不正咬合に適していて、重度の不正咬合の場合、マウスピース型矯正治療だけではなく、ワイヤー矯正治療を併用することがあります。

マウスピース型矯正装置はご自身で取り外すことが可能です。

食事や歯磨きを行う際は取り外す必要があり、食事などの制限もなく、治療前と変わらない生活を維持しやすいのが特徴です。

ただし、マウスピース型矯正装置の装着時間が短いと、思うように治療が進まず、治療が長引く恐れがあります。

部分矯正

部分矯正

前歯だけなど、部分的な歯並びを整える場合は、「部分矯正」で対応できる場合があります。

治療期間の目安:対象となる歯が限られているため、全体的な矯正治療とくらべて治療期間が短く、一般的に6ヶ月〜1年程度です。

特徴:治療期間が短いため、できるだけ短期間で見た目を改善したい方に適しています。

治療期間だけでなく治療費用も、全体的な矯正治療とくらべて抑えられます。

ただし、全体的なかみ合わせを整えることはできません。

また、見た目の仕上がりも、全体的な矯正治療にはおよばないことがあります。

 

治療期間が長くなる要因とは?

矯正治療の治療期間は、お一人おひとりで異なりますが、治療期間が長くなるのにはさまざまな理由があります。

重度の歯列不正(出っ歯・ガタガタ・受け口など)

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歯並びの乱れが大きい場合、歯を動かす距離が長くなるため、矯正治療が長くなる傾向にあります。

抜歯が必要なケース

歯を動かすのに十分なスペースがない場合は、抜歯をしてスペースを作ります。

抜歯を行った場合、歯を大きく動かす必要があり、治療期間が長くなることがあります。

 

顎の成長や骨格的な問題

顎が成長する時期に矯正治療を行う場合は、骨の成長を見ながら治療を行う必要があります。

また骨格的な問題が大きい場合も、治療期間が長くなる傾向にあります。

 

治療中のトラブルや通院頻度の遅れ

矯正治療中に、ワイヤー装置やマウスピース型矯正装置が破損すると、治療が長引く可能性があります。

また、マウスピース型矯正の場合は、装置の装着時間が短かったり、正しく装着できていなかったりすると、治療が順調に進まない恐れがあります。

どちらの矯正治療でも、定期検診に行かない場合は、トラブルの発見が遅れてしまう可能性があるため注意が必要です。

 

できるだけ短期間で矯正を終えるために

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矯正治療の治療期間を短く抑えるためには、次のことを心がけましょう。

治療方針に沿って装置をきちんと使うこと

治療計画はお一人おひとりに合わせて立案されています。

「これくらい」と思わずに、違和感などがあった場合は、すぐに歯科医院に相談しましょう。

マウスピース型矯正治療の場合は、1日20〜22時間以上は、矯正装置を装着する必要があります。

1日20~22時間というと、食事や歯磨きの時間をのぞいたほとんどの時間です。

矯正装置を装着する時間が短い場合は、計画通りに治療が進まない可能性があるため、食事や歯磨きで矯正装置を取り外したときは、できるだけは早く装着するようにしましょう。

 

ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーに強い衝撃が加わると、ワイヤーがズレることがあります。

そのままにしていると、お口の中を傷つけるだけでなく、治療計画に影響をおよぼす恐れがあります。

ワイヤーがズレていないかは、定期検診の際にチェックしますので、忘れないように定期検診にお越しください。

 

日常生活で気をつけること

日常生活では、次のことに気を付けましょう。

硬い食べものを食べると、衝撃でワイヤー装置が歪んだりズレたりすることがあります。

粘着質のものや繊維質の多いものも、矯正装置に食べものがからまり、外すときに矯正装置に負荷をかけてしまう恐れがあるため注意しましょう。

さらに、矯正治療期間中は、むし歯や歯周病にも気を付ける必要があります。

ワイヤー矯正治療の場合は、装置が固定されているため、歯磨きがしにくくなり、磨き残しが多くなる傾向にあります。

矯正治療中にむし歯になると、矯正治療の進み具合によっては、矯正治療を中断してむし歯治療を行うことになり、治療計画が長引くことになりかねません。

毎日の丁寧なブラッシングと定期検診で、しっかりとむし歯や歯周病を予防することが大切です。

 

よくあるQ&A

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矯正治療でよくある質問にお答えします。

治療が長引く場合はどうなりますか?

治療計画に変更が必要となった場合は、わかった時点でお知らせします。

できるだけ治療計画通りに治療を終えられるようにサポートしますので、気になることがあれば、できるだけ早くご相談ください。

途中で治療をやめたらどうなる?

治療を途中でやめてしまうと、歯並びが元に戻ってしまうことがあります。

かみ合わせや口元のバランスが、治療前よりも悪くなってしまう可能性もあるため、しっかりと継続させましょう。

治療期間中の見た目が心配な方へ

矯正治療期間中の見た目が気になる方には、目立ちにくい矯正装置をご紹介します。

マウスピース型矯正装置を使った矯正治療や歯の裏側(舌側)に装置を取り付ける「裏側矯正(舌側矯正)」であれば、周囲に気づかれにくく、見た目を気にすることなく治療を進めていただけます。

矯正治療期間中もできるだけストレスが少ない状態で過ごせるように、見た目に関するご要望やライフスタイルについても、担当の歯科医師に相談した上で、治療を選択しましょう。

 

まとめ

矯正治療にかかる期間は、一般的には1〜3年とされています。

歯並びによっては、短期間で終わる場合もあれば、長引くケースもあります。

カウンセリングと精密検査で、お口の状態を的確に把握することで、お一人おひとりに合わせた治療計画を立案することが可能です。

治療を始める前に、具体的な治療期間についてお伝えしますので、わかりにくいことがあればどのようなことでもご質問ください。

 

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タイトル:大人の歯列矯正期間は どれくらいかかる?(コラム)

概要:症状や矯正方法(ワイヤー/マウスピース、部分矯正/全体矯正など)によって異なるが、一般的には1年~2年半程度が目安と説明されています。

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概要:「人それぞれです。早い方は1年、長い方は3年くらいかかります。」という回答がそのまま記載されています。

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