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投稿日:2025.8.27

頬を噛むのも歯並びが原因?

ふとした瞬間に頬っぺたを噛んでしまうことってありませんか。

 

また、同じ所ばかり噛んでしまう人もいるのではないでしょうか。

 

頬っぺたを噛む原因には歯並びや噛み合わせ、またはストレスや日々の生活習慣などが関係していることが多いといわれています。

 

しかし同じ場所ばかり噛むことを見過ごしてはいけません。稀に口内炎や潰瘍などになってしまうこともあるのです。

 

今回は頬っぺたを噛む原因について、治療法も含めてお伝えしていきたいと思います。

頬っぺたを噛むのも歯並びが原因?

歯を抑える男

頬っぺたを噛む原因の1つに歯並びの悪さが関係しています。

 

正常といわれる歯並び・噛み合わせは歯が歯列弓に沿って綺麗に並んでおり、上顎が下顎より2~3mm前に出て噛み合っています。

 

歯並びが悪く歯の先端同士で噛んでいたり、歯列弓からはみ出している歯があったりすると、頬っぺたや唇を巻き込んで噛みやすくなってしまうのです。

 

常習的に噛んでしまうようであれば、歯並びを改善することを視野に入れた方がいいでしょう。

歯並び以外の頬っぺたを噛む原因

頬っぺたを噛む原因に歯並びが関係しているとお伝えしましたが、歯並び以外にも頬っぺたを噛む以下の原因が考えられます。

 

・口周りの筋力の低下

・歯の形態変化

・顎関節症

・体重の増加

・ストレス・疲労

・早食い

 

それぞれの原因について詳しくみていきましょう。

口周りの筋力の低下

加齢や咀嚼不足による口周りの筋力の低下で頬っぺたを噛むことがあります。

 

筋力が低下することで内頬がたるんでしまいハリが無くなるため噛みやすくなってしまうのです。

歯の形態変化

被せ物や、歯がすり減ることで起こる歯の形態変化も原因の1つです。

 

新しい被せ物が大きかったり形態が異なったりすることで頬っぺたを巻き込んで噛みやすくなります。

また歯ぎしりやくいしばりで歯がすり減ることによって頬っぺたを噛む原因の1つとなるでしょう。

顎関節症

顎関節症になると、顎が開けづらかったり食事をしていると顎が外れたりなどの症状が見られます。

 

また口を開けた時に痛みを感じるなどの開口障害がみられ、正しい位置で噛むことができず頬っぺたや舌を噛みやすくなってしまうのです。

体重の増加

体重の増加により頬の肉も付きやすくなります。

 

内頬の肉付きがよくなることで食事の際に誤って頬っぺたを噛みやすくなってしまうでしょう。

ストレス・疲労

ストレスや疲労によって噛む力が低下し、頬っぺたを噛みやすくなります。

 

疲労が溜まると、あごの動きがスムーズにいかず頬を噛んでしまいます。

またストレスは歯ぎしりやくいしばりの原因にもなるため、ストレスはため込まず発散するよう心がけましょう。

早食い

早食いによって頬っぺたが巻き込まれ噛みやすくなることがあります。

 

急いで食物を噛んでしまうことで勢い余って頬っぺたを一緒に噛んでしまうのです。

 

ゆっくり落ち着いて食べるように心がけましょう。

頬っぺたを噛むのを放置しておいてもいいの?

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頬っぺたをよく噛む場合は放置しておくことはおすすめしません。

 

特にいつも同じところを噛む人は要注意です。

常時噛んでしまっていると口内炎ができたり、悪化すると潰瘍になってしまったりすることもあります。

さらに内側の粘膜が厚くなってしまい噛みグセがついてしまうこともあるでしょう。

ひどいケースだと癌化してしまうこともあるため「たかが噛んでしまうだけ」と思わず、噛まないようにする対策が必要といえます。

 

口内炎ができた人は軟膏などで刺激を抑えることもできますので、放置せず歯科医師に相談するようにしてください。

頬っぺたを噛む歯並びを改善する方法

歯並びが原因で頬っぺたを噛むケースは歯列矯正で改善することができます。

 

当院で取り扱っている矯正治療について詳しくお伝えします。

マウスピース型矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明のマウスピースを1日20時間以上装着し、歯を徐々に動かしていく治療です。

 

マウスピースは透明なプラスチックのため目立つことはありませんし、取り外しが可能なためブラッシングも通常通り行なうことができます。

 

ただし、装着し忘れると計画通りに歯が動かないため、装着時間は必ず守る必要があります。

さらにマウスピースを装着する際にもブラッシングやうがいなど清潔にしてから装着するなど、自己管理が求められる治療ともいえるでしょう。

 

目立たず歯並びを改善できますが、複雑な歯並びなどは期間がかかってしまうこともあるため、シミュレーションでの確認が必要となります。

ワイヤー矯正

歯にブラケットとよばれる器具を装着し、ワイヤーの力で歯を動かしていく治療です。

 

歯に装着するため取り外しなどの自己管理の必要がありません。ブラッシングや食事などに慣れるのに少し時間がかかります。

 

歯の表や裏に装着する以下の治療があります。

 

・裏側矯正(舌側矯正):歯の裏側に装着するため目立つことはありません。出っ歯などを引っ込めるのに優れた装着です。

・表側矯正:歯の表側に装着する歴史ある治療です。少し目立ちますが、費用を若干抑えられるでしょう。

・ハーフリンガル矯正:上顎は裏側に、下顎は表側に器具を装着します。表側矯正に比べると上の歯は器具が裏側にあるため目立ちにくいです。

・コンビネーション矯正:最初はワイヤー矯正で歯を整えていき、最終の仕上げをマウスピース型矯正でおこないます。

 

それぞれの詳しいメリット・デメリットはスタッフに確認ください。

外科矯正

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骨格から改善の必要があると判断された歯並びには外科矯正が選択されます。

 

骨格が原因だと歯並びを改善するだけでは噛み合わせまで整えることが難しいためです。

 

当院では提携医院と連携し、外科手術で骨格を整えてから矯正をおこなう「サージェリーファースト制度」を取り入れています。

 

手術となると入院やダウンタイムなど心配な点も多くあるとおもいます。不安なことがあれば当院スタッフにご相談ください。

歯並び以外の原因を改善する方法

頬っぺたを噛む原因が歯並びであれば、歯並びを整えるのが第一選択ですが、その他の要因で頬っぺたを噛んでしまうケースは以下のことにも気を付けるようにしましょう。

歯ぎしりやくいしばり対策

マウスピース矯正

歯ぎしりやくいしばりで噛み合わせが変わることで頬を噛んでしまう人は、日中のくいしばりを意識的に排除したり就寝時にナイトガードを装着するようにしたりするといいでしょう。

 

寝ている間の歯ぎしりやくいしばりは無意識下であるがゆえ、かなりの力が加わっています。

歯がすり減ったり、ひどい人であれば詰め物や歯が欠けたりすることもあるため、放置することは控えるようにしてください。

 

ナイトガードを使用することで顎や歯への負担を減らすことが可能です。

顎関節症で困っている方も検討するといいかもしれません。

生活習慣の改善

少しの体重増加であれば問題ありませんが、肥満となるとさまざまな全身疾患へと影響を及ぼします。

 

運動や食事の改善などに努めるようにしましょう。

またストレスが溜まりやすい人も運動することでストレス発散にもつながります。

ストレスで歯ぎしりやくいしばりをしている方もいるので、ストレスをため込まないよう睡眠を確保するなど生活習慣の改善を試みるようにしてください。

表情筋トレーニング

お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングもおすすめです。

 

例えば「あいうべ体操」や「口輪筋トレーニング」など口角をあげることを意識するだけでも変化があるかもしれません。

 

頬をふくらませたり、割り箸を横に噛んだりするのもいいでしょう。

 

表情筋トレーニングを取り入れてみたい人はスタッフがお伝えしますので遠慮なくお声がけくださいね。

まとめ

今回は頬っぺたを噛む原因に歯並びは関係しているのかについてお伝えしました。

 

頬っぺたを繰り返し噛むのは必ず原因があります。

放置しておくと口内炎や潰瘍へと繋がるため改善するようにしましょう。

 

歯並びであれば矯正治療で歯並びを整えることも可能です。

 

生活習慣やストレスなども関わっているため、意識して治すようにしましょう。

 

頬っぺたを巻き込みやすいのは歯並びのせいかな?と気になったら当院にお気軽にご相談ください。

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