投稿日:2025.2.26
すきっ歯が悪化する原因や施術って何があるの?
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すきっ歯が悪化する原因や施術って何があるの?
こんにちは池袋駅前歯科・矯正歯科です!
今日はすきっ歯が悪化する原因や、その改善方法はどんなものがあるのかについてお話していきます!
「すきっぱ」は正中離開、歯冠空隙ともいわれています。
すきっぱに悩んでる方の不安や疑問に寄り添いながら、より良い解決策を一緒に見つけていきましょう(^^)/
☆すきっ歯とは☆
「すきっ歯」とは
歯科用語で「空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)」とと言われ、歯と歯の間が空いてスペースができている状態のことを言います。
とくに前歯真ん中の2本の間にすき間がある状態を「正中離開(せいちゅうりかい)」と呼ばれています。
不正咬合の一つで、矯正で治される方も多くいます!
実は、、、フランスではナチュラルな美しさを大切にしていて、上の前歯にすき間が空いているすきっ歯は「幸運の歯」とも言われています。
すきっ歯は見た目が気になるだけでなく、話すときに前歯から空気が漏れるため、た行・さ行が発音しづらく滑舌が悪くなるのも、もすきっ歯が原因の場合があります。
??すきっ歯の原因は??
・歯のサイズが小さい(矮小歯)
子供の歯から大人の歯に生え変わった際に歯の大きさが平均の大きさより異常に小さい歯を矮小歯(わいしょうし)と言います。
矮小歯の形は、通常の形ですがサイズが小さかったり、長細くなっていたり、小さくて丸かったりなどさまざまです。
・歯の本数が少ない(先天欠損)
生まれつき永久歯の本数が少ないことがあります。他には骨にとどまって歯が生えてきていない埋伏歯があったりなどが原因で、すきっ歯になることがあります。
生まれつきだけでなく、虫歯により歯を抜歯した際や歯周病により歯が抜けてしまった場合に補綴物をいれずに放置してしまうと、歯が空いている部分に動いてすき間ができ、結果的にすきっ歯になってしまう方もいます。
・上唇小帯
上唇小帯(じょうしんしょうたい)は、上唇の内側の中央部分にある、唇と歯ぐきの間をつなぐ細いひだ状の組織です。この部分は、上唇を上げる動作をサポートする役割を持っており、唇の動きや表情に影響を与えます。
この上唇小帯が上の前歯と前歯の間に入り込むことが原因で、すきっ歯(正中離開)になる場合があります。
乳幼児期には顎が成長していくにつれて上唇小帯が太くなり、上のほうに移動します。
上唇小帯が移動することで前歯のすきっ歯も自然と治っていくことが多いので、乳幼児期にはあまり心配する必要はありません。成長とともに観察していきましょう!!
成長してからも上唇小帯が前歯の間に挟まっている場合は、すきっ歯の原因かもしれません。
この場合には上唇小帯切除術の治療をおこなってから矯正治療をした方が後戻り防止になります!
・骨が大きい
顎の骨格が歯の大きさに対して大きいと、歯がきれいに並べずどこかにすき間ができてしまい、すきっ歯になってしまうことがあります。顎の大きさが原因のすきっ歯を治すためには、ワイヤー矯正をすることがおおいです。
・舌癖(ぜつへき)
舌癖(ぜつへき)はベロを歯に押し付けてしまったり、上下の歯の間に位置してしまってることを言います。
ベロは筋肉でできているため、思っている以上に力が強いです!ベロをはに押し付けてしまう癖があると、歯が少しずつ動いてしまい、すきっ歯になる原因になります。
舌癖はすきっ歯だけでなく、開口(かいこう)と言われる上下の前歯が噛み合わない場内になる原因にもなるので気を付けましょう!また、矯正治療した後の後戻りにもなるので、舌の位置はスポットと言われる位置に置くようにしましょう!!
☆すきっ歯を改善するための施術☆
すきっ歯を改善するための様々な治療方法をお伝えしていきます!
その1.矯正治療
矯正治療でもっともよくつかわれる施術です!矯正の中でも種類があります!
- ワイヤー矯正(表側矯正)
ワイヤー矯正の表側矯正は歯の表面に矯正装置とワイヤーを付けて歯を動かしていきます。
セラミック製の物やホワイトワイヤーなど表側でもできるだけ目立ちにくくするものもあります! - ワイヤー矯正(裏側矯正)
裏側矯正は歯の裏側に装置とワイヤーを付けて動かしていきます。
なんといっても裏側につくので目立ちません!!!私自身も裏側矯正をしていますが友人にも気づかれません(^^)/デメリットとしては話ずらさがあります。舌にあたる為最初は話にくいです。ただ1~2週間するとお口の中になれてくるので慣れてしまえばなんてことないです!!
表か裏かで矯正期間がかわると言われているところも多くありますが当院では裏側矯正を得意としているため表側矯正でも裏側矯正でも期間は大きく変わりません! - マウスピース矯正
マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を徐々に動かす方法です。歯の表面にアタッチメントと言われるものを付けて歯を動かしていきます。この方法は、取り外しが可能なため食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります!デメリットは取り外しができることでマウスピースをつけ忘れてしまったり、さぼってしまうとすぐに後戻りしてしまう事です。ただ、マウスピースが適応できる症例には限りがあるため、歯科医師としっかり相談する必要があります! - 歯科用インプラント(アンカースクリュー)
矯正の種類ではありませんが、ワイヤー矯正と併用する可能性のある処置です!
アンカースクリューと言われる歯科用インプラントは、歯を効率的に動かすために顎の骨に小さなスクリューを埋め込み、それを固定源として使用する方法です。この方法により、期間の短縮や、難しい歯の移動も可能になり、すきっ歯をより効果的に改善することができます!
その2.ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングとは、歯科治療の一種で、虫歯治療などでも使われるコンポジットレジン(歯科用樹脂)を歯に直接盛り付けて修復する方法です。この方法は、すきっ歯やかけた歯などを修復するために用いられます。
メリットとしては、歯を削る量をできる限り少なく治療することが出来ます。また、他の施術と比べると比較的低コストで行うことが出来ます。ただ材料の耐久性は他の修復方法(例えば金属やセラミック)と比べて劣るため、長期的にみると注意が必要です。また、噛み合わせに大きな負荷がかかる場合などには、適さないと言われています!
その3.ラミネートべニア
ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシートを貼り付けることで、歯の見た目を改善する歯科治療法です。メリットとしては最小限の削除で行うことが出来る事です。ラミネートベニアは、歯の表面をわずるため、削る量は非常に少なく、歯の強度を保ちながら治療を行えます。またセラミックのシートの為ダイレクトボンディングに比べると強度はありますが、デメリットとしては費用が高めというところです。
その4.インプラント治療
歯が欠損もともと欠損の場合や、むし歯などで抜けてしまった場合、インプラント治療を行うことで隙間を埋めることができます。インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。この方法により、すきっ歯を改善することができます。このインプラント治療は、他の歯に影響を与えない事がメリットです!デメリットとしては、費用が高くなってしまう事や年齢を重ね、歯肉が下がってきてしまった際に人口の歯根のネジが見えてしまうことがある点です。