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投稿日:2023.8.1

歯列矯正で骨切りが必要な場合とは?

本日は【歯列矯正で骨切りが必要な場合】についてお話させていただきます。

骨切りとは、骨格に原因がある歯列不正を治すために顎の骨を切る外科手術のこと。歯列不正の原因が顎の骨の大きさやバランスなど骨格にある場合、矯正治療単独では解決が困難です。そのため、外科手術を併用して噛み合わせと審美性の改善を図る必要があります。

 

この記事では骨切りが必要な歯並びについて詳しく解説します。骨切りについて知りたいという方はぜひ参考にして頂ければと思います。

骨切りが必要な歯並び

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骨切りは外科手術によって顎の骨を切り、正しい位置に移動させることで、歯をきれいに並べるための土台を作る方法です。

 

歯列不正の中には顎変形症などによって、骨格が原因で歯列不正が起こるケースがあります。顎変形症は顎の骨の大きさや位置、上下のバランスが悪いことで噛み合わせや発音への悪影響、顔のゆがみを引き起こします。
特に、次のような歯並びで顎変形症が起こっている場合があります。歯並びや顎の状態によっては、矯正治療と併用して骨切りが必要になるでしょう。

出っ歯

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上の前歯がかなり前方に出ており、下の前歯と噛み合わない状態のことです。
歯の生える位置や傾きなど歯が原因の出っ歯もあります。しかし、重度の出っ歯では顎の骨が原因になっている可能性が高いです。

 

〈考えられる顎変形症〉

・上顎前突症

上顎の位置が下顎より前方に出すぎている状態のこと。

 

・下顎後退症

上顎と比較して、下顎が成長せずに小さい状態のこと。

受け口

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上の前歯より下の前歯の方が前方に出ている歯並びです。顎が突き出て、しゃくれた印象になりやすいのが特徴。噛み合わせが悪いだけでなく、顎を動かす筋肉や関節に負担がかかりやすいです。

 

受け口の多くは顎の骨に原因があります。そのため、矯正治療で歯並びだけを治しても顔の印象が変わらないケースが多く、外科手術の併用が必要です。

 

〈考えられる顎変形症〉

・下顎前突症

下顎の位置が正常な位置より前方にある状態のこと。

 

・上顎後退症

上顎の成長不足によって、上顎が小さい状態のこと。

 

開咬

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上下の歯を噛み合わせたときに前歯が噛み合わず、隙間がある歯並びのことです。

 

指しゃぶりや口呼吸などの日常的な習慣によって後天的に起こる場合と、骨格の問題などによって先天的に起こる場合があります。

 

〈考えられる顎変形症〉

・開咬症

上下の顎の位置が垂直的にずれている状態のこと。

矯正治療の骨切りって何?

骨切りとは、骨格に問題がある歯並びを治すために矯正治療と併用して行われる外科手術のことです。

 

矯正治療をする人の中で顎の骨格に問題があり、一般的な矯正治療だけでは噛み合わせの改善が難しいと判断される場合に手術が必要とされます。

 

顎の骨の大きさや位置、上下のバランスが悪いと、いくら矯正治療で歯を動かしても、健康的で整った歯並びと噛み合わせになりません。むしろ、ズレた顎の状態で歯を並べると、噛み合わせに無理が生じ、顎関節症や頭痛など体への様々な影響が心配されます。外科手術によって顎の骨を切り、骨格を正しい位置に移動することで、歯並びと噛み合わせを整える土台を作ります。

 まとめ

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次の歯並びを歯列矯正する場合、骨切りが必要になる可能性があります。

 

〈骨切りが必要な歯並び〉

・重度の出っ歯

・重度の受け口

・重度の開咬

 

「骨切り」と聞くと不安に思う方も多いかもしれません。しかし、骨格が原因の歯列不正の多くは、外科治療を併用しないと歯並びや噛み合わせの改善が難しいです。さらに、骨格に問題がある場合、矯正治療のみではお顔の印象も変化が少ないです。

 

自分の歯列不正の原因に合わせて治療方法を選ぶようにしましょう。

 

実際に顎変形症が起こっているのか、矯正するのに骨切りが必要なのかは歯科医院で詳しく検査する必要があります。まずは一度お気軽に当院に相談してみてくださいね。