投稿日:2023.2.4
受け口としゃくれって何が違うの?
皆さんこんにちは。
池袋駅前歯科・矯正歯科です。
受け口としゃくれ
みなさんは「受け口」と「しゃくれ」の違いをご存じでしょうか。
実は、根本的な原因が全く違うんです!!
気になっていた方は自分がどちらにあてはまるのか、確認してみてください。
しゃくれ
「しゃくれ」は輪郭の形そのものを指す場合が多く、下顎が突き出ている状態をいいます。
元々骨格に原因があるためしゃくれを改善させるためには、骨切りなどの外科的手術が必要となります。
受け口
「受け口」は、前歯のかみ合わせが通常と逆になっている状態をいいます。(反対咬合)(下顎前突)
下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまっているため、結果的にしゃくれているように見えることがあります。
受け口は骨格が原因ではなく、歯の矯正によって治療することが可能です。
日本人の受け口の割合
日本人で受け口の方の割合は約3~4%。
受け口を含んだ歯列に関する悩みを抱えている人数は日本人の半数以上だとも言われています。
日本人を悩ませる歯列トラブルのうち、一番多いのは44.3%で歯がガタガタに生えてしまう叢生というトラブルです。
次いに多いのが前顎前突、いわゆる出っ歯と呼ばれる状態で、歯列トラブルのうちの12.9%を占めます。
そして、反対咬合、いわゆる受け口は、歯列トラブルのうちの約2.4%と歯列トラブルの中では一番少ないものだとされています。
成長とともに治療が難しくなる
受け口は、成長とともに治療が難しくなる場合が多いです。
また、悪い咬み合わせでものを噛みつづけることで、自分の歯を傷つけてしまい、歯肉が下がってしまったり(歯肉退縮)、歯がぐらぐらになったり、歯が欠けてしまうこともあります。このようにならないようにするには、早期の対応が重要です。
顎や歯などの骨格は遺伝によってお子さんに受け継がれ、歯並びにも影響が出やすいです。
しかし大半は子供のころの口腔悪習癖によって、歯列がゆがむといった後天的な理由がほとんどです。
子供のころの癖(指しゃぶり、口呼吸、唇を吸う・噛むなど)、少しの力でも繰り返しかかると動きやすい歯が押されて受け口や出っ歯になってしまいます。
叢生、出っ歯、受け口、全て子供のころの口腔悪習癖が原因となることが多いので
お父さん、お母さんはお子さんの癖を少し気にしてみてください!
このブログを読んでも自分が骨格的なものなのか、矯正治療で治るものなのかわからない方がほとんどかと思います。
レントゲンをお撮りし、調べることも可能ですので気になる方は一度ご相談下さい。