投稿日:2025.5.24
インビザライン治療がなかなか終わらない!長引く原因と対処方法について
こんにちは!池袋キュア矯正⻭科です。
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯並びを整える矯正治療です。見た目が自然で取り外しができるというメリットから、多くの方に選ばれています。しかし、「思ったより治療が長引いている」「なかなか終わらない」といった悩みの声も少なくありません。この記事では、インビザライン治療が予定よりも長くなる理由と、スムーズに進めるための対処法について解説します。
目次
インビザラインの治療が長引くよくある原因とは?
①装着時間の不足
インビザラインは取り外しができる分、外している時間が長くなると、治療の進行に悪影響を与えることがあります。インビザラインは1日20〜22時間の装着が基本です。しかし、装着時間が短くなると歯が予定通りに動かず、治療計画が遅れる原因になります。「少しくらい外しても大丈夫」と思っていても、それが積み重なることで大きなズレになってしまうことがあります。
②マウスピースの交換遅れ
指定されたスケジュール通りにマウスピースを交換することも重要です。交換が遅れると、治療の進行にも影響します。仕事や旅行などで交換を忘れてしまうと、歯の動きが停滞し、予定よりも治療期間が長くなることがあります。
③マウスピースの変形や破損
マウスピースは高温や強い力に弱いため、熱湯での洗浄や強い力での扱いは避けることが大切です。マウスピースが変形・破損すると、正確な歯の移動ができなくなり、再作製が必要になる可能性があります。
④定期通院を怠ってしまう
通院の間隔が空くことで、歯の動きやマウスピースの適合に問題があっても気づけない可能性があります。また、アタッチメントの脱落や虫歯、歯周病の進行に気づかず、治療計画に遅れが生じることもあります。治療を順調に進めるためには、定期的な通院によるチェックが重要です。
⑤治療中に虫歯や歯周病が見つかる
虫歯や歯周病の治療を優先しなければならなくなった場合、一時的に矯正を中断する場合があります。
治療が長引くことで起きるデメリット
①最終的な仕上がりに影響することも
インビザライン治療が長引くと、計画通りに歯が動かず、理想の歯並びに仕上がらない可能性があります。マウスピースの装着時間が不十分だったり、スケジュール通りに交換が行われなかった場合、予定通りの位置に到達しないことがあります。仕上がりを満足のいくものにするためには、最初の段階からしっかりとした自己管理と歯科医院との連携が重要です。
②歯の後戻り
装着時間の不足や、交換が遅れると計画通りに歯が動かないだけでなく、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。一度後戻りが起こると、再調整や再治療が必要になるケースもあります。
③追加費用の可能性
治療が長引くと、マウスピースの追加製作や、通院回数が増えるなどの影響で、追加で費用が発生することがあります。治療がスムーズに進めば無駄なコストは抑えられますが、装着時間を守らない・自己管理が不十分といった理由でやり直しが発生すると、経済的な負担が増す原因にもなります。計画通りに進めることが、時間だけでなくコスト面でも大きなメリットにつながります。
インビザラインの取り扱いについて
インビザラインは、取り外しが可能なマウスピース型矯正だからこそ、日々の取り扱い方が治療の成果に大きく関わってきます。快適に治療を進めるために、以下の点に注意しながら、インビザラインを正しく取り扱っていきましょう。
①食事や歯みがきの際には必ず取り外す
インビザラインのマウスピースは、食事や歯みがきの際に取り外す必要があります。虫歯や歯周病のリスクが高まることや、マウスピースの傷や破損にもつながります。また、飲み物を飲む際も、水以外の色素の強いものや糖分を含むものを飲む場合は外すのが基本です。取り外した後は歯をしっかり磨き、マウスピースも清潔にしてから再装着しましょう。
②マウスピースを清潔に保つためのケアが必須
マウスピースは長時間口の中に装着するため、常に清潔な状態を保つことが重要です。摩擦しすぎると傷や破損の原因となるため、柔らかい歯ブラシや指で優しく流水で洗うようにしましょう。また、専用の洗浄剤を使ったクリーニングもおすすめです。マウスピースに汚れが付着したままだと、細菌が繁殖して虫歯や歯周病、口臭のリスクがあるため、丁寧な洗浄を日課にしましょう。
③高温のお湯や飲み物には注意が必要
インビザラインのマウスピースは、プラスチック素材でできているため熱に弱い性質があります。熱い飲み物を飲む際に装着したままだと、変形してしまい正しく歯にフィットしなくなる恐れがあります。コーヒーやお茶など高温の飲み物を口にする時は、必ずマウスピースを外してから飲むようにしましょう。さらに、洗浄の際もお湯を使わず、水やぬるま湯で洗うようにしましょう。
インビザラインをスムーズに進めるためのポイント
インビザラインで理想的な歯並びを実現するためには、毎日の取り組みや自己管理の意識が治療結果に大きく影響を与えます。自分の治療に責任を持って取り組み、歯科医師と連携しながら着実にステップを踏んでいきましょう。以下に、治療をスムーズに進めるためのポイントを解説します。
①1日20時間以上の装着を心がける
まずは、装着時間の管理を徹底することが何よりも大切です。マウスピースを外すのは食事や歯磨きのときだけにし、それ以外の時間はできるだけ装着しておくことが成功の鍵となります。
②マウスピース交換のスケジュールを守る
マウスピースは通常、7〜10日ごとに次の段階のものへと交換します。これは歯の移動に合わせて最適な力を加えるためのスケジュールであり、ずらすと治療がスムーズに進みません。自己判断で交換を早めたり遅らせたりするのは避け、必ず歯科医師の指示に従うことが大切です。交換忘れを防ぐために、カレンダーやスマートフォンのリマインダーを活用するのもおすすめです。
③定期的な通院を継続する
インビザライン治療では、定期的な通院によるチェックがとても大切です。歯科医師はマウスピースの適合状態や歯の動きを確認し、必要に応じて治療計画を調整していきます。通院を怠ると、小さなズレが見過ごされてしまい、治療に支障が出る可能性があります。スケジュール通りに通院し、気になることがあればすぐに歯科医師に相談するようにしましょう。
インビザライン治療がなかなか終わらない場合
治療がなかなか終わらないと感じたときは、まずは歯科医師に相談しましょう。「装着が難しい」「歯が動いていない気がする」といった違和感や疑問も、治療の進行に影響する重要なサインかもしれません。場合によっては治療計画の見直しが必要となり、歯の動きや口の状態に合わせた再評価を行うことで、新たな方針が立てられることもあります。また、インビザラインでは対応が難しい症例では、ワイヤー矯正など他の矯正方法を検討する選択肢もあります。無理に続けず、状況に合った方法を選ぶことが大切です。
まとめ
インビザラインの治療が長引く理由はさまざまですが、日常のちょっとした習慣や自己管理が大きく関係しています。しっかりと装着時間を守り、定期的に通院し、疑問や不安があればすぐに歯科医師に相談するようにしましょう。このような基本的なポイントを押さえることで、治療を無理なく、かつ予定通りに進めることが可能になります。「なかなか終わらない…」と不安に思っている方も、まずは自分の治療状況を見直し、必要に応じて対策をとることが大切です。治療は一人で行うものではありません。歯科医師と一緒に、ゴールに向かってしっかりと歩んでいきましょう。「矯正を始めたい」とお考えの方は、当院へお気軽にご相談ください。
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