投稿日:2025.5.19
インビザラインとは?メリット・デメリットや他の治療法との違いを比較!
こんにちは。池袋キュア矯正歯科です。
皆様の中で「インビザライン」という言葉を知っている方は少なくないのではないでしょうか。矯正治療をお考えの方は特に、ご興味をお持ちかもしれません。
今回は、インビザラインのメリット・デメリットや、他の治療法との違いについてお話していきます。
目次
インビザラインとは
インビザラインとは、透明のマウスピース型の装置を使って歯並びを整える治療のことです。米国のアライン・テクノロジー社によって開発され、2023年3月時点で世界中の1500万人を超える人が受けています。
独自に開発した3D画像化技術により、口腔内スキャナーで撮影した歯型を3Dデジタル化してシミュレーションできるため、より綿密な治療計画を立てることが可能になりました。
インビザラインは1997年から現在に至るまで研究と改良が続けられており、多くの実績を持っています。
歯列矯正の種類
現在、一般的に行われている矯正治療は以下の3つです。
①ワイヤー矯正(表側矯正)
ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面につけ、そこにワイヤーを通して歯に力を加えます。
装置は固定式で、食事や歯磨きがしにくいなどのデメリットがありますが、色々な歯並びに対応できるでしょう。
②裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側に装置をつけて行う方法です。表側矯正と同じような装置とワイヤーを用います。装置が見えにくいため、治療中の見た目を気にする方にも向いています。
③マウスピース型矯正
取り外し可能なマウスピース型の装置を使って、歯を移動させていきます。プラスチック製で透明のため、目立ちにくいのが特徴です。
ただし、歯並びの乱れが著しいケースなどには対応できないこともあります。
上記のうち、インビザラインはマウスピース型矯正に分類されます。
インビザラインの特徴を紹介!
この項では、インビザラインのメリット・デメリットについてご説明していきます。
インビザラインのメリット
・審美性に優れている
インビザラインは透明な装置で、つけていても目立ちにくいです。周りの方に矯正中であることも気づかれにくいでしょう。
・取り外し可能
インビザラインは取り外しができるため、食事や歯磨きに支障がありません。矯正前と変わらずに食べたり歯を磨いたりすることが可能です。
・痛みが生じにくい
インビザラインの場合、マウスピースで歯を移動させる量は約0.25mmと少量です。歯に余計な力がかからないため、歯が動く際の痛みも生じにくい傾向があります。
・通院回数が少ない
他の方法では、月に1回の通院が必要ですが、インビザラインは2〜3か月に1回の頻度で済みます。来院時には、新しい装置をお渡ししたり、歯科医師が歯並びの状態を確認したりします。
・最終的な歯並びをイメージできる
インビザラインでは、デジタル技術により、歯の動きや最終的な歯並びをシミュレーションして事前に確認することが可能です。
インビザラインのデメリット
・健康保険は適用外
歯列矯正は、健康保険が適用されない「自由診療」です。そのため、インビザラインを行う場合も同様になります。
費用は治療を受ける歯科医院によって異なりますので、しっかり確認しておきましょう。
・他の方法よりも費用が高い傾向がある
インビザラインは他の矯正方法に比べて、費用が高くなる傾向があります。
・装着時間が長い
マウスピースは1日22時間以上の装着が必要です。簡単に取り外せてしまうため、うっかり忘れがちな方にはインビザラインは向いていないかもしれません。
・自己管理が必要
インビザラインの取り外しができる点は、メリットであると同時にデメリットにもなり得ます。なぜなら、歯科医師の指示通りにご自分で装置をつけなければならないからです。時間を守れないと、歯が動かないばかりか、矯正治療のやり直しになってしまうこともあるのです。
マウスピース型矯正とインビザラインの仕組みの違い
池袋キュア矯正歯科にいらっしゃる患者様から「マウスピース型矯正とインビザラインは同じものですよね?」とご質問いただくことがあります。インビザラインもマウスピース型の装置を用いるため、一般的なマウスピース型矯正と同様だと思われがちです。しかし実際のところ、型取りや治療の進め方などが違います。
ここでは、両者の主な違いについてご説明していきます。
①歯型を取る方法
一般的なマウスピース型矯正では、歯並びの変化に伴って型取りの材料による複数回の型取りが必要です。しかし、インビザラインでは最初に1回「口腔内スキャナー」を用いて行います。型取り時の患者様のご負担も少なく済むでしょう。
②より精密な治療計画が可能
インビザラインでは、専用ソフトウェアによる3Dシミュレーションができます。そのため、より精密な治療計画を立てることが可能です。
③通院回数
他のマウスピース型矯正と比較して、インビザラインの通院回数は少ない傾向にあります。型取りは最初の1回のみで、初期を除いて2~3ヶ月毎の通院で治療を進めることができます。
④治療期間
治療計画を立てても、途中で実際の歯の動きにズレが生じ、治療期間が延びてしまうことがあります。しかし、インビザラインでは精密な計画が立てられるため、反対に治療期間が短縮されるケースもあるのです。
⑤様々な症例に対応可能
他のマウスピース型矯正では、対応できる歯並びに大きな制限がありました。しかしインビザラインでは、より多くの歯並びに適応することができます。
インビザラインを始める際の流れ
インビザラインで治療を始める際には、一般的に以下のような流れで進めていきます。
①カウンセリング
まずは治療を受けたい歯科医院でカウンセリングの予約をしましょう。 歯並びの悩みを話したり、インビザラインや矯正治療についての説明などを詳しく聞くことができます。
②精密検査
インビザラインによる治療を希望される場合には、精密検査を行います。精密検査では、下記のような検査を行います。
・口腔内検査
・レントゲンやCT撮影、セファログラム撮影など
・お顔やお口の中の写真撮影
・口腔内スキャナーによる歯型取り
③治療計画の立案と説明
精密検査で得た情報を元に、インビザラインでの治療計画を立てます。治療の進め方や費用などについて、患者様にわかりやすいようにご説明いたします。
④矯正治療の開始
ご説明した治療計画に納得した上で矯正を希望される場合には、インビザラインによる治療を開始します。
歯科医師がマウスピースの適合状態を確認し、着脱方法やお手入れ方法、注意事項などをご説明いたします。1日の装着時間を守りながら、お伝えするペースで新しいマウスピースにつけ替えていきましょう。
⑤定期診察
定期診察では、問題なく治療が進んでいるかを確認するとともに、新しいマウスピースをお渡しします。
同時に歯のクリーニングを行う医院もあるでしょう。
⑥保定期間
歯並びが整ったら、動かした歯を安定させるために『保定装置(ほていそうち)』を装着します。この期間は、後戻りするのを防ぐために非常に重要です。
装着時間は、歯が安定するにつれて徐々に短くなっていきますが、矯正装置をつけていた期間と同じくらいつけることになります。
⑦メンテナンス
インビザラインで美しい歯並びを手に入れたら、その状態を保つために定期的なメンテナンスを受けましょう。
インビザラインなら池袋キュア矯正歯科にご相談ください
今回は、インビザラインのメリット・デメリットや、他の治療法との違いなどについてお話しました。矯正治療には色々な方法がありますが、どの方法が適しているかは患者様一人ひとり異なります。
「歯並びが気になる」「キレイな歯並びにしたい」とお考えの方は、ぜひ一度歯科医院で相談してみてください。
池袋キュア矯正歯科では、歯列矯正にご興味がある方を対象に、カウンセリングを実施しています。随時承っておりますので、ご希望がございましたらこちらからご予約ください。
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